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どこか懐かしい風景に少しずつ闇が迫る。
名作現代伝奇SF風サウンドノベルがリメイク!
2001年にリリースされ、緻密なシナリオと魅力的なキャラクター描写で、根強いファンに支持されているアドベンチャーのリメイクだ。
いわゆる新伝奇と言われる、田舎の知られざる習わしや、人ならざるものと対峙するジャンルの先駆けである。
夏の空、制服の少女たち、田舎の町と海、知られざる伝承…叙情的なBGMと相まって、これでもかとセンチメンタルをかきむしられる。
スマホ版リメイクの本作は操作性もよくストレスがない。
なお、前編は無料、中編と後編はアプリ内課金が必要になるが、「スタンプ」を集めることで無料でプレイ可能との事。
筆者は中盤以降の謎が解けていく怒濤の展開が一番のオススメポイントだ。
「ひとかた」の一番の特徴はシナリオ
よいこの諸君!ネタバレは絶対しちゃいけないぞ!
だが正直、ややレトロで食傷気味な主人公のキャラクターや、地味といえば地味な少女たちのいでたちに違和感を感じるユ-ザーもいるかもしれない。
2001年。
もう10年以上昔だなんて、信じられないよ。
しかし、この字余りで冗長な主人公が、熱き鼓動の果てに困難を乗り越えていく成長譚として、涙を誘うのだ。
序盤で「よくある設定のゲームか」などとくじけずプレイしてほしい。「ひぐらしのなく頃に」をプレイしたことはあるだろうか?
あの作品に通ずるものがある、日常から少しずつ物語が展開し、伏線が見事に回収され、謎のパズルのピースが埋まっていく様を見届けて欲しい。
流石の一言に尽きる。
「ひとかた」序盤攻略のコツ
元18禁ゲームならではのラブコメ要素もあり。
攻略のコツといったが、選択肢は一応あれど、ほぼ一本道といってよい。
だから女の子の機嫌を損ねることを恐れず聞きたいことはどんどん聞いちゃえばいい。
ゲームだし。
だいたい10時間ちょっとくらいあればクリアできるのではないかと思う。
個人的に、一番許されないのは、してはいけないことは、ネタバレを読んでしまうことだろう。知識としての物語など、なんの価値があろうか。心震わす体験こそが黄金なのだ、と声を大にしていいたい。
クリア後の「おまけ」も楽しんでほしい。
ゲームの流れ
- タイトル画面。海にそびえる岩は鬼の角だと言う。
- 操作方法はスマホ版に特化して親切&ストレスなし。
- 選択肢はあるが基本的には一本道。これは高校の先生。
- センチメンタルをかきむしる夏の日の午後。蝉時雨と午後の光。
- 暗雲を呼ぶ牛鬼とは何なのか。
- 小ネタも存分に織り交ぜている文章。
- 個人的イチオシキャラはこの「おかん」。カーチャンとしての母性抜群。