Dungeon Explorer II

3DダンジョンRPGというと、「ウィザードリィ」や「真・女神転生」「世界樹の迷宮」などが有名だ。

だが本作はそこにリアルタイムがつく。

3DダンジョンRPGというとたいてい、戦闘シーンは場面が切り替わり、コマンドバトルが行われるが、本作は戦闘シーンも場面切り替えなしにそのままダンジョン内で行う。

ダンジョン内をリアルタイムに敵がうろついており、こちらを見つけると攻撃してくるのだ。

もちろんプレイヤー側も、リアルタイムに敵を攻撃できる。

ダンジョン探索中も気を抜くことが出来ないので、非常に緊張感のある探索が楽しめるぜ。

ちなみに、たいていリアルタイム3DダンジョンRPGには、敵モンスターの肉を食べて空腹を防ぐという要素があるのだが、本作にはない。

ただアレもコレもとシステムがあり過ぎると、気軽にプレイすることができなくなってしまうので、スマートフォンで気軽にプレイできるという点からすれば、非常にいいシステムに仕上がっていると言えるぜ。

ハッ！と気づくと、何時間も経過していたり…。

Dungeon Explorer IIは、そういった、作品への没入感が凄まじいゲームだ。

まず、リアルに描かれた地下迷宮のグラフィック。

そんな地下迷宮を、自分自身が見ているかのような視点で動き回る。

この時点でかなり激しく感情移入してしまうものだが、そこに本作ならではのリアルタイムという要素。

探索中、前後左右どこからでもモンスターに襲撃される恐れがあり、気を抜けない。

だからこそ、プレイしているとこの上ないほど夢中になり、自分自身が実際に地下迷宮を探検しているかのように感じてしまうぜ。

画面をタップすると、自分の手に持っている武器を使用する。

このため、敵モンスターに遭遇すると、とにかく画面をタップすることになる。

だが、それではこちらも敵モンスターの攻撃をモロに喰らってしまい、凄まじいダメージを負うことになる。

なので、基本的にはモンスターとの接近戦は避け、遠距離から攻撃した方がいい。

もしモンスターと接近してしまったら、逃げる。

逃げて、L字路を曲がったところなどで構えておき、遠距離から弓などの武器で一方的に攻撃するのだ。

だがこれを行うためには、マップを暗記しておく必要がある。

そうじゃないと、逃げようにも袋小路に追い込まれ、接近戦せざるを得なくなってしまう。

地図を見てマップを暗記しておくことと、移動ボタンを押し間違わないことに集中しよう。