群馬県から来た少女

「群馬人、襲来！」

という無機質でどこか可愛らしいボイスから「群馬県から来た少女」は唐突に始まる。

そして起承転結のある素晴らしいファミコン風の8bit＝チップチューンが流れながら目に映るのは昔懐かしファミコンのカセットのパッケージ風タイトル画面！

やばいです、これ。

ファミコンを完璧に表現しているサウンド、グラフィック、16色の色使い、説明書の感じ、群馬への尖った愛。

本当に昔こんなゲームがあって、スマホに移植されたのかと思うくらいの出来の良さ！

群馬から来た少女が「魔境・群馬」で敵を倒していく横スクロールシューティングなんだけど、シューティングゲームとしても爽快感があって◎なゲームだよ！

群馬県をディスっているのかと思うほどネタ化している「群馬県から来た少女」。

全てにおいて群馬への愛を感じます！

このゲーム、実際は、2014年1月17日に発売されるライトノベル「世界最後の魔境 群馬県から来た少女」の外伝にあたるゲームらしいですが、なんとライトノベルの作者の方自身がゲーム化し、群馬県の「協力」も得たというもの。

ゲームの中に出てくる群馬の名所や群馬神たちも、ファミコン風のレトロな演出と、シュールさとぴったりマッチしていて、とても良い味をだしています。

ゲーム説明にまでも、しっかり群馬への愛と、ハイセンスなネタが行き届いているよ！

群馬県と、1980年代のファミコンゲームにちょっとでも哀愁を感じる人は絶対遊んでほしい！

「群馬大魔境」「神秘草津温泉」など、ステージは3つある。

ステージ内で闘うのは、県外の毒文化に侵され、暴走化した群馬神たち！

主人公コヨトルをを指でタッチすると、群馬名産・焼きまんじゅうを投げつけられます。（群馬県の最新技術による自動攻撃式）

コヨトルは上下だけでなく、左右にも移動可能なので破壊不可能な敵・だるまなどは、うまく避けていこう！

また、ステージ内に時々登場する「郡マーク」を取ると、名産品を手に入れてパワーアップできるので、16色の色彩溢れるステージの中で見逃さないようにしよう。