アリ潰し

登場する虫は、タイトルにもなっているアリをはじめ、ハエ、ダンゴムシ、スズメバチなど。

虫たちは画面上から登場し、画面下に向かって進んでいく。

虫たちが画面下に到達するとダメージを受けるので、それまでにタッチして潰す必要があるぜ。

ただし、スズメバチだけは例外だ。

スズメバチに触れると逆に針で刺されてしまい、一撃でゲームオーバーとなる。

スズメバチに触れないよう気をつけながら、虫を潰し続けよう。

子どもの頃意味もなくアリを潰して遊んだことがある人は少なくないと思う。

今思えばなんであんな残酷なことやってたかなーと思ってしまうよな。

このゲームはまさに、子どものころを忘れてしまったオレのような人間に、子どものころのあの無邪気さと紙一重の残酷さを再体験させてくれるゲームといえるぜ。

だがまあそれ以上にグロさも体験する羽目になるんだがな！

繰り返すがマジでリアルだ。

虫たちの造形、動き、潰した時の音、潰した時に飛び出す体液……これらのいやぁな感じがリアルに伝わってくる。

だから、とってもグロい。

虫が好きという人には申し訳ないが、恐らく大半の人にとってリアルな虫の描写はグロいハズ。

隊列を組んで進んでくるアリ、ハエの気持ちの悪い模様、多数の足をもぞもぞと動かして迫り来るダンゴムシ。

ゲームの中のグラフィックと分かっていても、見ただけで寒気が走り、タッチすることに躊躇してしまう……。

このゲーム、ゲームシステム的には反射神経によって虫を潰すゲームなのだが、グロい虫を潰せるか？という度胸試し的な側面の方が強い気がするぜ。

ホラーゲームなんか全然怖くないぜ！という度胸の据わった人にこそ、是非楽しんでいただきたい。

潰さなければならないアリの周囲にスズメバチがたかっていたり、稀に現実的にありえない動きや隊列の組み方で迫ってきたり……と、虫たちは結構いやらしい攻め方をしてくるのだ。

だがそれ以上にネックとなるのが、このゲームの特徴である虫たちのグロさ！

このダンゴムシ潰すのかよ…というグロさへの怯えが、タッチするタイミングを遅らせてしまうのだ。

まさかゲームに精神攻撃される日が来るとは思わなかった！

ぶっちゃけ、これを攻略するコツは、無心となって条件反射的に目に映った虫を潰していくことによって、虫嫌いを克服すること以外にない。

このゲームで虫嫌いを克服しておくことで、彼女の前で虫を退治してカッコつけたり、一人暮らしでもゴキブリに怯えなくなったりなどのメリットも得られるに違いない……（？）