流線系エンカウンターβ版

プレイヤーがクエストを受けるとそのままバトルシーンに突入。

敵との戦闘を繰り返すことでクエストは進行。

クエスト毎に定められた回数の戦闘をこなせばクエストクリアだ。

キャラとの会話もバトルシーン内で行われるため、非常に手軽にサクサクゲームがプレイできるぜ。

世界観は、ファンタジーとSFがミックスされたライトノベルっぽいテイスト。

海の果てにある新大陸で発見された超生命体「星霊」を巡って、星霊研究機関の研究者が新大陸を冒険する……というのがおおまかなストーリーだ。

世界観に合わせたライトノベル系のイラストとグラフィックが美しく、作品の完成度を高めているぜ。

アニメーションがシンプルだから高速というわけではない。

アニメーション自体はとても派手で、一見の価値がある力の入ったもの。

だが、アニメーション再生スピードが非常に早いのだ。

さらにバトル中のBGMが非常に疾走感のある楽曲なので、アニメーションとあいまって物凄くスピーディに感じる。

スマートフォン向けのRPGはカジュアルに作られているものが多いので、そもそもスピーディに感じられるものが多いが、そうしたものとは次元の違うスピード。

このスピード感はアクションゲームに近い。

スピーディなアクションゲームをプレイしているとスピードに爽快感を感じることがある。

流線系エンカウンターのバトルシーンも、アクション性が皆無にも関わらず、アクションゲームに似た爽快感を感じさせてくれるぜ。

パーティを組む際には単純にメンバーを指定するだけでなく、陣形のどこに配置するかを指定する必要がある。

陣形は前衛だとダメージを受けやすく、後衛だとダメージを受けにくいというおなじみのもの…に見えて、それだけには留まっていない。

まずキャラクターは、前衛に配置するか後衛に配置するかによって使用可能なスキルが変わる。

さらに、キャラクターごとに支援効果というものが設定されている。

支援効果とは陣形内のキャラクターのパラメータを強化できるというもの。

陣形内のどのキャラクターを強化できるかは、左隣のキャラを強化、右隣のキャラを強化のような形でキャラクターごとに決まっている。

このため同じパーティメンバーだとしても、陣形によって攻略が大きく左右されるのだ。

ゲーム全体を通じて高速さが特徴になっているが、考えるべき所はじっくり考える必要があるニクい作りになっている。