ディスガイア レギオンバトル

5枚＋αのカードを使い、メインで戦う前衛とそのサイドに配置される後衛の「応援」スキルを駆使する本格カードバトル。

レース（バトル）には3つの勝利条件があり、どれかを満たすと勝利できるためテーマの違うデッキを作成する戦略性がある。

また、カードはバトルや探索で成長させることができ、カード合成にお金が必要なく、ガチャはお金で引けるようになっている。

どれも既存のカード合成RPGとは一線を画したルールやシステムであり、とても新鮮味があっておもしろかった！

日本一ソフトウェアさんのゲームに思い入れがある人はもちろん、トレーディングカード好きにも薦めたい良作だ。

そうしてプレイヤーレベルも上げながら毎日2回開催（現在は不定期）されるギルド対戦「レギオンバトル」で頂点を目指すのが目的だ。

登場するカードは、やりこみ系シミュレーションRPGとして親しまれている「ディスガイアシリーズ」。

「マール王国の人形姫」や「クリミナルガールズ」、「流行り神」など日本一ソフトウェアさんがリリースしたゲームソフトのキャラが総出演している。

個人的には、ディスガイアの原型である「ラ・ピュセル 光の聖女伝説」のキャラが含まれているのが嬉しかった。

サラド神父が愚地独歩だったり、クロワがニコラス・D・ウルフウッドだったりと明らかにモチーフにしたキャラがいると思われるキャラデザインが好きだったなぁ。

1.SPD値のあるカードで攻撃を行い、先にゴール地点にたどり着く
2.敵のライフ値をすべて削る
3.敵のデッキのカードをすべて倒す

このどれかを達成する、または相手に達成されるとレース終了となる。

デッキは1ターンごとにスロットのように回転し、選ばれたカードが前衛となり、そのサイドに配置されているカードが後衛となる。

前衛は攻撃力やHPを相手カードと競い、後衛が「応援」スキルを持っていればHP回復や攻撃回数＋1などの効果を発動させて前衛を補助できるようになっている。

カードごとに召喚できるコスト値、属性、スキルが付与されており、SPDに特化したキャラや前衛と後衛をまとめて攻撃できるキャラなど様々なカードが存在する。

また、プレイヤーのレベルを上げるとカードの保持上限やデッキの最大枚数が増えていく（最低5枚でそこから＋αされる）。

ゲームを進めるほど、それぞれの勝利条件に特化した戦略的なデッキを組めるはずだ。

他プレイヤーとチームを組み、最大15VS15のバトルを楽しめるようになっている。

また、ひと通りプレイしてみて感じたのが、コスト値のやすいノーマルカードの存在感だ。

レアガチャで入手できる強カードはコスト値が高く、マナのたまりにくい序盤のターンは召喚しづらい。

逆に速攻でゴールにたどり着くデッキなどはノーマルカードでも作成でき、バトルをこなすほどレベルも上がって強化されるため、使い勝手が良かった。

カードの説明文が不足している、ルールが奇抜なので最初は馴染みにくい等、気になる点はあるが非常に戦略性のあるカードバトルRPGになっていた。