レビュワー2人が別々の道を進み、最終的には雌雄を決することになる企画を進行中の新作MMORPG『ロードオブロイヤルブラッド(ロイブラ)』。
10年近くネトゲに関わりのある者として「無課金でも本当にやり込めるか」「70vs70の大規模バトルは面白いのか」という2つの実態に迫りつつレベル上げの日々を過ごしている。
前回は第5回ということではじめての大戦場バトル体験について語らせてもらったが、結果は散々だった。
まさか1キルもできず一方的に蹂躙されるとは……。それまでは順調だっただけに尚ダメージはデカイけど、挑むべき壁が強大なだけゲーマー心も燃え上がるというもの。
そして先日、我がアプリゲットの編集長である阪森氏からメッセージが届いた。
「自分が勝つための対戦ルールを互いに提示し、最終的に絞った2回勝負にて雌雄を決すべし」
なるほど、1つは己にとって有利な対戦内容を考案できるということらしい。ライバルのむらさきさんとの最終決戦も近いようだ。
「大戦場」で抑えるべきポイントは既に紹介したので、今回は具体的なルールを模索しつつ修行パートとしてお送りするぞ。
挑むにあたって実践的な情報を混じえたレベル50前後の人へ多くフォローできる内容にしていきたい。
ロードオブロイヤルブラッド(LORD OF ROYAL BLOOD:LORB)
目次
闘いには力が必要だが、努力次第で伸びまくる!
やはりウィザードをやっている以上、キルに絡むようなルールを主軸としやすいだろうから抑えておきたい所。
前回で学んだのは前に出すぎると、敵陣営の範囲攻撃でアッという間に溶けてしまう容赦ない現実だった。
特に後衛職の場合、モンスター狩りで有利だからと武器や火力を優先させて防御を捨てつつ育ってきたことだろう。筆者もその1人です。
最低限の生存力の確保と「大戦場」を熟知した立ち回りをしないとキルする前にデス数が増える一方なので克服したい。
最初にやったのは防具アイテムの見直し。今まではガチャから出た適当なBランクで運用していたが、それじゃあ生き残れないらしい。
しかし貴重なゴールドや強化石は、武器などの火力系に注ぎ込んでいてカツカツだった。両者を温存しつつ強くなる手段は無いだろうか……。
そこで目を付けたのが「取引所」。検索項目から職業・ランクAと絞らせると宝の山がお目見え。
「毎日の課題」で得られるプリズムは1キャラにつき1000個、最大4キャラから全員回収すれば一日で最大4000個も稼げる。
相場は高くても3000個くらい、安いのを狙えば1800以下でも売られていた。ゴールドを稼ぐより余程ラクに揃うんじゃあなかろうか。
レイド産の「ティア」付きだから通常ガチャ品よりステータスが高くなるし、ランクBからの強化・昇格に必要な素材を省けるのはデカイ。
何より一度手に入れればランクSSまで確実に育てられるシステムもあるから、最終的にティアが重要になる。他は補いやすい部類。
防具のレベルアップでも攻撃力やボスダメージといった火力系が僅かに上がるので、総合的に無駄がないのも嬉しい。
有用なアイテムを手に入れたことで安心して強化できるし、1つの部位を変えるだけで戦闘力が9000近くもググッと上がった。
中途半端な装備召喚ガチャでダイヤを消費するより、リセマラするより、堅実に遊び続ける人は強い。
有能なスキルを鍛えて数値上よりも実力をアップ
ウィザード限定の話題になってしまうのだが、特殊スキルの「精神統一」は約5秒間だけ火力を倍増させられる。
スキルポイントを威力に割り振っていれば25→50→75→100%アップと驚きの数字になるので、瞬間的とはいえ段違いの殺傷力を発揮可能だ。
発動中にPvP150%効果の「地獄火」を合わせると、遠くまで同時に巻き込めるのもあって一気にキルチャンスが増す。逃げ撃ちできるのもポイントだ。
PvPバトルにおいては如何に攻撃を受けずに必殺の一撃を喰らわせるかがターニングポイントとなりそうなので、シッカリと使いこなしたい。
試しに「闘技場」へ挑んだら格上の相手にも約17万ダメージと、他の味方と比べて5倍近くの数値を叩き出し貢献できた。火力職として十分な仕事っぷりだろう。
上記の装備強化やスキル設定に加えて地道なサブステータス上げも続けた結果、戦闘力は350,000に達した。前回から+150,000の大躍進!
今まで貯めていた「レイド」「大迷宮」の挑戦素材(チケット)を開放したことで一気に影響力が向上したのも大きい。準備は整った。
いよいよ実戦!成長した姿をご覧あれ!
以降は「大戦場」に場を移しての実戦レポートだ。基本的にレベル帯=敷居の低い「イシリスの聖域」の占領戦にて実戦のコツを掴もうと思う。
しかし、RvRルーキーが多い場所ということは圧倒的強者1人に蹂躙される危険性も高いということ。対強者についても後で触れていきたい。
勝負は開始前から始まっている。フィールド開放から30分後に占領戦は開始するが、参加者の多い「イシリス」では即座に70人の枠が埋まることがほとんどだ。
終戦後の報酬目当てなら他の空いている場所でいいけど、今回は修行をメインにしたいので「イシリス」へ余裕を持って入場しておく。
もし入れなくとも「予約キャンセル待ち」状態になるので、しばらく待てば入れる可能性は高い。
待っている間はチャンネル変更や「レイド」などのパーティ募集系ダンジョンへ参加すると外れる場合があるので注意。ゲリラ任務ならOKなので放置しておくと良い。
ちなみに画質設定から「RvR衣装」をOnにしておくと、周囲キャラに各陣営の色が付くので見分けやすくなるぞ。
合わせて「再生速度(描写数)」も上げて動きを滑らかにしておくと抜かり無い。大戦場においては軽く、速く、安定したゲーム動作が理想的だ。
開幕時の勢いに乗り遅れず駆け上がろう
占領戦が開始すると、各陣営の70人が前線に向かって激突を始める。この瞬間は何回やってもワクワクしてしまう。
まずやるべきことは「ルート選択」で移動地を決定すること。下部侵攻は裏取り用の上級者向けなので、人数が多くて最短の「上部」にすべし。
いち早く前線へ駆け付ければ活躍のチャンスが増えるため「快速の呪文書」といったバフアイテムも使用したい。
高レベルのバードキャラがいると移動スピードアップを掛けてくれることもある。交戦中もパワーアップや回復など有用な効果をくれるから近付こう。
熾烈な戦場ではマップを掌握した者が生き残る!
立ち回りについてだが、3D画面の情報だけに頼らないこと。見えている範囲外からの不意打ちを喰らって即死するケースも多い。
注目すべきは画面真ん中下の「敵アイコン」と、右上の「ミニマップ」で、戦闘中は常時この2つを確認しておくのだ。
「敵アイコン」は周りにいる敵がそのままピックアップ表示されるので、一番距離の近い相手をターゲットするのに便利。
ただし対象がキルされると敵駐屯地でリスポーンするから、即座に他へ変える必要がある。定期的に押し直すぐらいが丁度良いかも。
「ミニマップ」は敵の位置だけでなく、大まかな戦力差を把握できるのもポイントだ。
例えば味方マークが大多数なのに敵1人によって救命マークだらけ=壊滅させられた時はレベル100近い“圧倒的強者”が攻めてきているサイン。
流れ弾が致命傷になって無駄死にしかねないので、早々に前線から退きつつ味方の上級者に任せるべきだ。しかしヤられっ放しになるには早い。
引き際を見定めて必死に喰らいつけ!
「大戦場」においては生存するだけで役に立つ。たとえば味方の救命。
強制復活をする場合は駐屯地にワープしての再スタートで復帰に時間が掛かるけど、この方法なら即復活だからロスが大幅に減る。
戦闘力が低いプレイヤーでも強者を起こせば味方陣営にとって大きく有利に働くし、必要不可欠なサポートだ。
逆に自分が死んでしまった場合も、君主P稼ぎでやってくれる親切な上級者がいるからドンドン頼ろう。一瞬立ち止まるとボタンを押してもらいやすい。
サポートだけでなく、生き残ればそれだけキルチャンスも増える。
常に前線に立たずとも、スキルの先っちょを当てて退いて、また溜まったら撃つぐらいの感覚で十分だ。
ウィザードなら前述した「地獄炎+精神統一」のように、瞬発火力を最大限に活用できるだろう。
ただし後衛職は真正面から突っ込むと巻き添えを喰らって死にやすいので、最前線から少し逸した横道から攻めるのも刺さりやすい。
とにかく死なずに、適度に前に出て、劣勢になったらガン逃げ。前線に必死で残るという心構えこそが最も重要かもしれない。
戦略を積み重ねて、ついに実を結ぶときが……
これらを実践し続けた結果、3戦目にしてやっと初キルをゲットできた!!
攻撃中に反撃されて死んだりと、散々苦汁をなめつづけた上での成果には達成感でイッパイだった。マジ嬉しい。
しかもマーク表示は大戦場から出た後もしばらく表示されるので、数を増やせば「こいつ……デキる!」と一目置かれる存在になるかもしれない。
占領戦の時間内はワンキルに留まったが、終戦後のフリータイム中にも練習気分で攻め込んでみたら計5キルを達成!
人数が少なくなっているので有利な状況を選びやすく、タイマンに持ち込めば先に火力で封殺しやすいということが分かった。
弱った敵を仕留めるのも立派なお仕事だ。後衛職はホント死にやすいから後ろからキルを取ってしまっても、前衛職の方はどうか許してください。前線維持ありがとう。
最終決戦のルール案ついて
ステータス的な実力&大戦場での自信を付けた所で、改めてレビュワー対決についての考案に移ろう。
RvRはあくまで団体戦であり陣営毎の戦力差やロールによって立ち回りから貢献方法まで大きく異なり、個人の活躍だけじゃ勝てないシステムとなっている。
その上で平等だと感じられるルールと、記事的なエンタメ度を含んだ楽しい勝負にしたい。
1.占領戦中のキル数で勝負
●ルール 大戦場開放で30分間行われる「占領戦」でキルカウント数を競い合う。
シンプル・イズ・ベスト。火力だけでなく仲間との連携でどれだけ敵を追い込めるかも重要だ。
・メリット 役職的にウィザードの方がキルしやすい(前線での稼働時間に差はあるが)。
・デメリット 相手にとっては不利なので何かしらの措置が必要かも。
2,占領戦中に何人復活させられるかで勝負
●ルール 大戦場の「占領戦」で味方を復活させた回数を競い合う。
RvRにおいて必須なサポートの1つだ。戦況に左右されやすい部分はあるけど前線での立ち回りが重要となる。
・メリット プレイングに依存するから白熱しそう。
・デメリット 対決としては地味かも。前線維持力の違いでナイト側が有利。
3,占領戦中にどれだけ敵領地へ潜入できるか
●ルール 大戦場の「占領戦」開催中に、より深く敵駐屯地に踏み入った方の勝ち。死んだ場所をスクリーンショットで判定。
奇抜だが意外に面白くなりそうだと思っている案。リスポーン地なので近付くに連れて敵の数が増える中、危機を回避して限界まで潜り込む。
個人でのプレイングが大きく問われるのもユニークだし、ウィザードは「テレポート」もあるのでナイト相手にも良い勝負をできるハズだ。
・メリット 非常にスリリングな対決になると予想。
・デメリット 関係のない周りの参加者に少しだけ迷惑が掛かる。
次回、決戦始まるッ!こうご期待!
様々な案を考えてみたが、結局はルールよりも我々プレイヤーの努力が重要なカギとなるだろう。
総戦闘力も十分活躍できるぐらいに高まってきたし、自前バフを利用した瞬発火力は500,000超えだ。対決に向けて成熟しつつある。
次回はいよいよ「2つのルール決定&ついに編集部対決、開幕」の実戦レポートをお送りするぞ。アスラン陣営のみなさん、心の中で応援してくれよなッ!
ロードオブロイヤルブラッド