毎年夏と冬に開かれるコミックマーケット…通称コミケは、アニメやマンガが日本の娯楽の中心となった今、もはや国民的イベントといってもいい一大行事!
次回、コミックマーケット91の開催は2016年12月29日(木)~31日(土)。
開催まであと1週間を切っている! 開戦の日は近い!!
コミック出身クリエイターによるスマホゲーム
Fate/Grand Order
コミックマーケットとは?
コミックマーケットは、同好の士が集まって自主制作する本=同人誌を頒布するというイベント=同人誌即売会。
同人誌即売会の中でコミックマーケットの規模は世界最大。
規模が大きくなってきたために、本を作って売る側と、本を買う側=お客さん側という捉え方をする人も増えてきてはいるものの、販売者が売ってお客さんが買う…という営利目的のイベントではない。
同人誌即売会とは、そもそも同好の士が集まってそれぞれの本を交換し合うイベントで、今のコミックマーケットもその延長線上に存在する。
このため、本を「販売」するではなく「頒布(はんぷ)」するという表現を使うし、コミックマーケットも「全員が“参加者”であり、お客様は存在しない」という理念に元に開催されている。
コミックマーケットがきっかけで人気となったゲームも!?
「コミック」マーケットだし、同人「誌」なのでどうしても本というイメージがつきまとうが、コミックマーケットで頒布されるものは本だけではない。
楽曲CDやゲームといった本以外の媒体での表現物も頒布されているのだ。
その中にはコミックマーケットでゲームを頒布したことがきっかけで人気がブレイクしたクリエイターも存在している。
そこで今回は、コミックマーケットでの同人ゲーム→コンシューマー化→アプリ化といったヒット街道を駆けのぼったクリエイターの作品を3つご紹介しよう!
ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編(R-15)
コミック化、アニメ化もされた本作はそもそも、作者の竜騎士07氏によって同人ゲームとして作られ、コミックマーケットで頒布されたものだ。
とはいえ1作目からいきなりブレイクしたというワケではなく、1作目をネットで無料ダウンロード公開するなど様々な施策を行いシリーズを重ねていった結果、ブレイクした。
RoseGunsDays Season1
竜騎士07氏のブレイクした後の作品を楽しみたい!という方にはコチラ!
作者は、再TVアニメ化もされる「ひぐらしのなく頃に」の07thExpansionさん。
アクの強いセリフ回しや世界観に定評のある作者さんだけど、本作はわりとおとなしめ。
通常のノベルパートとアクション性のあるバトルパートもあり、万人が楽しめるようになっている。
Fate/Grand Order
超人気スマホゲームタイトル「Fate/Grand Order」のデベロッパー・TYPE-MOONは、元々同人ゲームサークル。
同人ゲームとしてリリースされた「月姫」がヒット。
その後会社法人化し、PCゲームとして「Fate」シリーズの起点となる「Fate/stay night」を販売したのだ。
物語の舞台は西暦2015年。シバによって観測されていた未来領域が消失し、人類は2016年で絶滅する事が判明する。
未来を変えるべく、術者を霊子化させて2004年に現れた「観測できない領域」に送りこみ、事象に介入する事で時空の特異点を探し出し、これを解明――あるいは破壊する『グランドオーダー』が開始された。
プレイヤーは新人の「魔術師(マスター)」となり、神話や伝説上の英雄である「英霊(サーヴァント)」を率いて特異点の調査をはじめる。
バトルは2つのフェイズに分かれていて、タクティカルフェイズではサーヴァントスキルやマスタースキル、原作にも登場する「令呪」を使用してキャラの能力を向上させる。
次に発生するコマンドフェイズでは、キャラや色の違うコマンドを3つ選択してサーヴァントに攻撃行動をとらせて敵を倒す他、それらの行動によって「NP(ノーブルファンタズム)ゲージ」を溜めるとサーヴァント固有の必殺技「宝具」を使えるようになっている。