Fateシリーズでの「ネロ・クラウディウス」と言えば、赤く豪奢な舞台衣装を着た小柄な少女。
マスターを奏者と呼び自信過剰なかまってワンコ。
だが、史実では『暴君』として君臨したとされるローマ皇帝の一人。
そんなネロの死後に発生した「四皇帝の年」と呼ばれるローマ内戦を終結させたウェスパシアヌスが皇帝となった日。
今回は、死後も混乱を招いた『ネロ』と『ローマ内戦』をまとめてみよう!
サーヴァントDAYS!いってみよう!
Fate/Grand Order
『ローマ内戦』とは?
ローマ内戦とは、68年~70年の間に起きたローマ帝国の皇帝を巡る内戦。
次々と皇帝が擁立され、その数は最後の「ウェスパシアヌス」を含めて4人に及ぶことから「四皇帝の年」と呼ばれる。
その始まりは、皇帝であるネロの死から始まる・・・。
内戦の少し前―――
皇帝「ネロ」は、母である小アグリッピナ、妻であるオクタウィア、師であるセネカを含め多くの元老院議員を死に追いやった。
第四次パルティア戦争でも多大な功績を残していた司令官などに反乱の疑いをかけて自害させてしまった事もあり、軍内部での不満を高めていった。
その不満は、67年にガリア・ルグドゥネシス総督であるウィンデクスの反乱という形で爆発する。
ウィンデクスの反乱は鎮圧され、ウィンデクス自身は自死したが、それに呼応してヒスパニア・タッラコネンシス総督のガルパもネロに対して反旗を翻した。
また、ルシタニア総督のオトも参戦した。
当初、元老院はガルパを「国家の敵」としたが、ガルパがローマへ進軍するとともに態度を一変、ガルパを皇帝へ推挙するとしてネロを「国家の敵」と定めた。
形勢不利となったネロ陣営では買収や裏切りが発生し、ガルパがローマへ入場する前に、ネロは自害するに至った。
暴君として君臨していたネロではあったが、そのタガが外れたように、後の皇帝を巡る内戦は混迷を極めることとなる。
『1人目の皇帝・ガルバ』、『2人目の皇帝・オト』、『3人目の皇帝・ウィテッリウス』と次々に皇帝は移り変わった。
そして、「四皇帝の年」最後の『4人目の皇帝・ウェスパシアヌス』が即位したのが12月21日のことだった。
『ネロ』の光と闇
『Fate/GrandOrder』でのネロは、自信過剰で何かにつけて得意げのドヤ顔を見せる、かまってもらいたいワンコ状態が常であるが、史実ではどうだったのだろうか?
『暴君』として語り継がれるが、その行動には光と闇が見受けられる。
後に血で血を洗う内戦を招いたネロの死。
その墓には民衆からの花や供物が絶えなかったという。
強行とも言われた行動の裏には、ネロの行った政治は民衆から支持されていたという面も見受けられる。
側近であろうとも内部の人間は容赦なく粛清する人物ではあったものの、ローマ市の再建などは市民から受けが良く災害に対処できる都市づくりにも貢献した。
歴史は勝利した為政者によって作られる。
もしかしたら、ネロの光と闇の面は、後の皇帝たちによって歪められた部分も少なからずあるのかもしれない。
芸術を愛し―――
ローマを愛し―――
民を愛した彼は―――本当のネロは、どのような『暴君』だったのだろうか。
https://youtu.be/OBonSTD1hOE
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