「艦隊これくしょん -艦これ-」に登場する兵器「12cm単装砲」。
ゲーム中では、睦月型駆逐艦の初期装備だ。
モチーフとなったのは「45口径三年式12cm砲」。
アームストロング式から改良を加えて開発された、艦載単装砲―――
その設計図は何を産み出したのか・・・。
目次
スマホで遊べる軍艦ゲーム
クロニクル オブ ウォーシップ
「クロニクル オブ ウォーシップ」は、3Dモデルの軍艦がリアルに海戦するシミュレーションRPG。
3Dモデルで描かれた艦は、戦闘時にも様々なカメラアングルで映し出され、臨場感はハンパないものがある。
また、戦闘はセミオートで艦長のスキルを使うコトが可能。
その艦長は、実在した軍人が100名以上登場する!
「山本五十六」提督をはじめ日本の軍人から、各国の有名な艦長が仲間になるぞ。
更に艦長だけでなく、船員も設定・育成していくことができ、艦全体をカスタムしていくやり込みは、他にないこだわりだろう。
艦これでの「12cm単装砲」
「12cm単装砲」は、睦月型駆逐艦の初期装備。
火力・対空が「+1」される基本中の基本装備で、特筆すべき点もない艤装。
他の駆逐艦の初期装備である「12.7cm連装砲」の半分の能力になる。
最底辺とも言える装備と言えるので、すぐに交換され、家具コインの糧となる運命。
イラストの元とされるのが「G型砲」と呼ばれる後期型で、まさに「睦月型」に搭載されていた形状のもの。
「45口径三年式12cm砲」開発のはじまり
1914年、当初「四十五口径三年式四吋七砲」の名称で開発された。
1917年、メートル法準拠の名称「十二糎砲(12cm砲)」に変更される。
原型となったのは、英海軍でも良好な性能で正式採用されていた「QF 4.7インチ砲 Mk.Ⅳ」。
「四十口径安式四吋七砲」という名称で日本海軍で採用され、国産化していった。
日清戦争から日露戦争での主力であった「安式(アームストロング式)」を改良して「四十一式」→「三年式」へと発展していった。
江風型、樅型、峯風型、若竹型、神風型(2代目)、睦月型と多くの駆逐艦の主砲として搭載された。
史実では開発されていた「対潜弾」
1921年には、高角砲化された「四五口径十年式十二糎高角砲」が開発。
1922年には、改良型として「四五口径十一年式十二糎砲」が開発され発展していった。
砲弾を人力装填する方式で、太平洋戦争開戦時には旧式化していたが改良型などが開発されるまで、その軽量性・生産性の高さで使用され続けた。
1943年には、なんと「対戦弾」が開発されている。
海上艦にとって、潜水艦は驚異となる存在で、様々な対策が考えられていった時代。
その一環だったのだろうが、その効果の程はそれほど高いものではなかったようだ。
この歴史は、「艦これ」では反映されていないが、もし対潜能力を持っていたらゲーム内での扱いも変わっていた?
・・・いや、この能力のままでは、特に意味もないか。
やはり、家具コインの糧となる運命なのかもしれない。
スマホで遊べる軍艦ゲーム
【戦艦】Warship Saga ウォーシップサーガ
「【戦艦】Warship Saga ウォーシップサーガ」は、リアルなグラフィックの艦隊で戦う架空戦記ストラテジー。
第二次世界大戦を舞台としているので、登場する艦船はもちろん「艦これ」同様に人気のものばかり。
システム的には、入手した設計図から造り出した軍艦で艦隊を結成し、敵国と戦っていくというもの。
艦のカスタムに重点を置いたやり込み要素が豊富で、好きな艦をとことん強くしていくコトができる。
また、艦のグラフィックがとびぬけていて、ウェザリング(汚し)まで再現しているこだわりようがスゴイ。
戦艦少女R
『戦艦少女R(Warship Girls R)』は、アドミラル(提督)となって美少女に擬人化した実在の艦隊を率いて戦うシミュレーションRPG。
設定の通り「艦これ」の亜種的存在で、海外で人気を博していたのが日本にも上陸した。
システムも基本そのままで、資材から新キャラを建造。通常クエのドロップからレアが出たり、やり込みで極めるタイプ。
バトルは全自動で進行だが、艦船のミニキャラが砲台や魚雷を撃ち合うアニメーション付き。これが可愛い。
他にもケッコン!着せ替え!服が大破!見える!といった要素があり、初心者も熟練提督も満足できそうな出来になってるぞ。
「鋼鐵少女」
「鋼鐵少女」は、美少女化された軍艦を育成するシミュレーションRPG!
システムは、ほぼ「艦これ」で台湾版の艦これと噂されている程。
だが、本家よりかなりユーザビリティな作りで―――
・海域の進行条件が見える
・資源回収後に鎮守府に戻る選択肢が出る
・陣形効果が見える
などなど、艦これでの不満点が解消されているような感じ。
イラストやUIは、完全にオリジナルで作られていて完成度が高いぞ。
ローカライズされていないものの、ボイスや書き文字だけ日本語だったり、かなりおススメできる逸品だ。
アプリゲットが贈る艦これ特集「魂の還る海」をご覧ください!
記者むらさきが、艦これファンのために書き下ろした「【常勝への設計図】シリーズ」、「【魂の還る海】シリーズ」をご覧ください……。