金剛型戦艦の1番艦。
イギリスに発注された最後の主力艦。
それが―――
戦艦「金剛」
2度改装を行い、高速戦艦として第二次世界大戦でも活躍した外国製日本戦艦の結末を語ろう。
提督…どうか武運長久を…私…ヴァルハラから見ているネ… by金剛
戦艦「金剛」
「金剛」は、旧日本海軍が初の超弩級巡洋戦艦としてイギリスのヴィッカース社に発注した金剛型戦艦の1番艦。
イギリスに発注された最後の主力艦でもある。
2度改装を行い、高速戦艦として第二次世界大戦でも活躍した外国製日本戦艦。
金剛型のみならず、本艦の設計は後の戦艦のデザインに大きな影響を及ぼすこととなった。
その最後―――
1944年10月25日のサマール沖海戦後、第三戦隊の金剛、榛名は、フィリピン・ブルネイを転々としたのちに本土への帰還が決定した。
大和、長門、金剛の戦艦3隻、軽巡矢作、駆逐艦浦風、磯波、雪風、浜風、梅、桐の編成となった。
11月16日、榛名、羽黒、足柄、大淀以下をブルネイに残し、外洋へ出ることとなる。
同月20日、梅、桐が本隊から分離、台湾へ向かう。
後に当時桐駆逐艦長であった川畑は、「もう少し護衛を続けていたら金剛も無事だったかもしれない」と回想した。
20日20時、ここで隊列の変更があり、先頭が大和から金剛に変更になったという。
そして、運命の11月21日―――
0時、金剛・長門・大和の隊列で航行する中、正体不明の電波を探知したため、速度をあげてその海域を通り抜けようとした。
その後、艦隊は台風に突入したために損傷していた矢矧が落伍していく。
3時頃、米潜水艦シーライオンに金剛は捕捉されてしまう。
3時6分、シーライオンから6本の魚雷が発射、12ノットで航行中だった金剛の左舷艦首と2番煙突下の缶室に計2発命中した。
長門を狙った雷撃は浦風に命中し轟沈。
浦風の乗員は全員戦死とされる。
金剛は『六・八罐室浸水、十六節、傾斜十四度』等を報告、磯風、浜風とともに退避を開始する。
金剛は、レイテで受けた至近弾の影響でリベットの継ぎ目などから浸水し、徐々に艦体全体に影響を及ぼしつつあった。
破孔付近からの浸蝕は深刻な状況に・・・。
傾斜12度のまま航行を続けることとなる。
5時、依然11ノットで航行を続ける金剛の艦内では乗員の誰もが魚雷2本程度では沈まないと楽観視していた。
応急決死隊が潜水具をつけて作業に当たるが、既に手遅れの状態だったという。
傾斜18度となり、総員退去命令が下る。
5時20分、機関停止。
5時30分、転覆。
沈没の直前、弾薬庫が大爆発。
最終的に退去命令が遅すぎたため、1300名が艦とともに沈むこととなってしまった。
準士官以上13名、下士官兵224名、計237名が磯風、浜風に救助された。
大海に還った魂に敬礼―――
スマホで遊べる軍艦ゲーム
【戦艦】Warship Saga ウォーシップサーガ
「【戦艦】Warship Saga ウォーシップサーガ」は、リアルなグラフィックの艦隊で戦う架空戦記ストラテジー。
第二次世界大戦を舞台としているので、登場する艦船はもちろん「艦これ」同様に人気のものばかり。
システム的には、入手した設計図から造り出した軍艦で艦隊を結成し、敵国と戦っていくというもの。
艦のカスタムに重点を置いたやり込み要素が豊富で、好きな艦をとことん強くしていくコトができる。
また、艦のグラフィックがとびぬけていて、ウェザリング(汚し)まで再現しているこだわりようがスゴイ。
戦艦少女R
『戦艦少女R(Warship Girls R)』は、アドミラル(提督)となって美少女に擬人化した実在の艦隊を率いて戦うシミュレーションRPG。
設定の通り「艦これ」の亜種的存在で、海外で人気を博していたのが日本にも上陸した。
システムも基本そのままで、資材から新キャラを建造。通常クエのドロップからレアが出たり、やり込みで極めるタイプ。
バトルは全自動で進行だが、艦船のミニキャラが砲台や魚雷を撃ち合うアニメーション付き。これが可愛い。
他にもケッコン!着せ替え!服が大破!見える!といった要素があり、初心者も熟練提督も満足できそうな出来になってるぞ。
「鋼鐵少女」
「鋼鐵少女」は、美少女化された軍艦を育成するシミュレーションRPG!
システムは、ほぼ「艦これ」で台湾版の艦これと噂されている程。
だが、本家よりかなりユーザビリティな作りで―――
・海域の進行条件が見える
・資源回収後に鎮守府に戻る選択肢が出る
・陣形効果が見える
などなど、艦これでの不満点が解消されているような感じ。
イラストやUIは、完全にオリジナルで作られていて完成度が高いぞ。
ローカライズされていないものの、ボイスや書き文字だけ日本語だったり、かなりおススメできる逸品だ。
アプリゲットが贈る艦これ特集「魂の還る海」をご覧ください!
記者むらさきが、艦これファンのために書き下ろした「【魂の還る海】シリーズ」をご覧ください……。