「ファイナルファンタジーⅢ」望まれたリメイクが何度も頓挫し、純粋な2Dリメイク作品がいまだに発売されないFFシリーズ3作目!「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」収録記念!【ゲーム年代史】

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執筆者:編集部

ニンテンドークラシックミニファミリーコンピュータ ファイナルファンタジーⅢ レトロゲーム

画像出典:http://www.finalfantasy.jp/products/ff3/

今回は、今話題の「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」に収録される30本のうちの1本。

「ファイナルファンタジーⅢ」を特集していこう!

後のシリーズの基礎となるジョブが登場した作品。

望まれたリメイクが何度も頓挫し、純粋な2Dリメイク作品がいまだに発売されないFFシリーズ3作目!

「ファイナルファンタジーⅢ」って?

ニンテンドークラシックミニファミリーコンピュータ ファイナルファンタジーⅢ レトロゲーム

画像出典:http://meganenagamereview.blog.jp/archives/2015-02.html

「ファイナルファンタジーⅢ」は、1990年4月27日スクウェア(現スクウェア・エニックス)よりリリースされたファミリーコンピュータ用RPG。

ファイナルファンタジーシリーズの第3作目となる。

ニンテンドークラシックミニファミリーコンピュータ ファイナルファンタジーⅢ レトロゲーム

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前作ではレベルの概念を排除したシステムだったが、本作では経験値式のスタンダードなレベルアップによる成長システムに戻っている。

システム的には、Ⅰのジョブシステムを発展させたもので、状況に応じてジョブを変えて様々なパーティ編成にすることが可能。

ニンテンドークラシックミニファミリーコンピュータ ファイナルファンタジーⅢ レトロゲーム

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後のシリーズの基礎となるジョブが今作で登場している。

特に召喚士などのシステム的に大きな意味を持つものも本作で初めて導入された。

ニンテンドークラシックミニファミリーコンピュータ ファイナルファンタジーⅢ レトロゲーム

画像出典:http://retrogame-db.com/ファミコン/ファイナルファンタジーIII/

FFの序盤シリーズの定義に基づくと、光の戦士編となる。

ちなみにⅠやⅢ、Ⅴが光の戦士編、ⅡやⅣなどは帝国編となる。

飛躍的に進化した戦闘システム

本作までは、戦闘はターン制となっている。

リメイク作品でシステム変更があったもの以外の正統ナンバリングタイトルで、純粋なターン制バトルは本作が最後となる。

ニンテンドークラシックミニファミリーコンピュータ ファイナルファンタジーⅢ レトロゲーム

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また、前列後列の意味合いが前作とは違い、後列からでも直接攻撃が可能になっている。

しかし、飛び道具以外で後列から攻撃する際には命中率ヒット数が減少してしまう。

ニンテンドークラシックミニファミリーコンピュータ ファイナルファンタジーⅢ レトロゲーム

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大きな変更点としては、ダメージや回復などの数値が対象キャラクターにポップアップする形式になっている。

これにより、戦闘全体のスピードが格段に上がっていて、後の作品にも引き継がれていく。

ニンテンドークラシックミニファミリーコンピュータ ファイナルファンタジーⅢ レトロゲーム

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更に攻撃対象が、ターン中に倒されてしまった場合、前作までは攻撃がキャンセルされていたが、今作では残存している敵にターゲットが変更されるようになった。

このように、作品としてシリーズの根幹になるような変更点の多い作品で、前作までとは格段にプレイアブルになった。

待ち望まれたリメイク

スクウェア作品としてはゲームボーイ版『魔界塔士Sa・Ga』に続くミリオンヒットとなった本作だが、実は他の作品とちがい長年リメイクされなかった。

同じファミコン版であるⅠやⅡは、ワンダースワンカラーでリメイクされていた。

その時にⅢも来るのでは!?と、ファンの間では沸き立っていた。

ニンテンドークラシックミニファミリーコンピュータ ファイナルファンタジーⅢ レトロゲーム

画像出典:http://meganenagamereview.blog.jp/archives/2015-02.html

たしかに、同時期にリメイクの話は上がっていたのだが、その後にリメイクされたのはⅣだったのだ。

その後に「スクウェア マスターピース」シリーズの1つとしてリメイクされるとゲーム誌でも紹介された。

グラフィックも掲載されていて、発売を心待ちにするファンたちだったが、その想いは裏切られる。

ワンダースワン自体の売り上げが芳しくなく、最終的に無期延期となり、そのまま企画は消滅する。

ワンダースワンカラー版は、幻となってしまった。

その後、ゲームボーイアドバンスへの移植の話が上がる。

ニンテンドークラシックミニファミリーコンピュータ ファイナルファンタジーⅢ レトロゲーム

画像出典:https://www.youtube.com/watch?v=B1FyFqx966g

任天堂よりファミコン版をそのまま移植するという案がスクウェアに持ち込まれたのだが、その申し出を断ったのだ。

同様にPS2でのリメイクする考えがあったコトも後に語られている。

それも頓挫し、幾度となくファンの期待は裏切られ続けた。

2004年になり、ニンテンドーDSへのリメイクが発表され、ファンは再び沸き立つ。

だが、これは株式会社マトリックスが開発を担当し、2006年に発売となったが、内容は大きく改変されてしまっていた。

3Dモデルによって、主人公たちに新たなキャラが加えられたものとなって大幅なリメイク

賛否あったものの、待ち望んだリメイク作品はミリオンセラーとなった。

それでも、ファンの間では2Dの純粋なリメイク作品を望む声は少なからず上がっている。

やはり、幻となったワンダースワンカラー版のような作品が欲しいところだろう。

スマホで遊べるレトロ風ゲーム

ぎゅうぎゅうダンジョン2

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「ぎゅうぎゅうダンジョン2」は、魔物がぎゅうぎゅうに詰まった迷宮に挑むダンジョンRPG。

ダンジョンに入ると周囲は完全に魔物に囲まれた状態でスタートする。

体当たりで即決着がつくシステムで、レベル差によってダメージが変わるというシステムだ。

前作から同様のシステムだが、今回は基本以外にジョブチェンジやダンジョン以外での宝箱などシステムが追加されている。

よりやり込み要素が深まったレ本作は、前作から遊んでいる人はもちろん、レトロ風ゲーム好きなら是非プレイしておいてほしい逸品だ!

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Dot Heroes Ⅱ :Top Summoner

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「Dot Heroes Ⅱ :Top Summoner」は、英雄や兵士を送り込んで魔物を倒す塔攻めRPG。

100階構成の塔を1フロアずつ攻略していくシステム。

兵士はオートで進み、オートで戦闘をしてくれるので、プレイヤーは兵士たちの稼いだお金で兵士たちや英雄を育成するのがお仕事。

英雄は任意のフロアに出現させる事ができるが、兵士と違ってフロアをクリアしても次のフロアへは進まず、出現させたフロアを巡回する。

兵士と英雄を上手く使い分けて塔を制覇し、てっぺんに待ち受けるボスを撃破するのが目的になるぞ。

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スーパー ニャー!!

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「スーパー ニャー!!」はヒーローに憧れるネコキャラを操り、多彩な能力を駆使してステージを突破する王道2Dスクロールアクションだ。

ハイムーンや雨の日、太陽と風など様々なシチュエーションのエリアに挑んで物語を進めていこう。

基本操作は画面左にあるボタンで左右移動、右側にはジャンプボタンがあり、敵を踏みつけて倒すスタンプ攻撃や空中にあるブロックを真下からジャンプで叩くと壊せるなどオーソドックスな形式になっている。

この他に、エリアごとに「妖精」が出現し、それを取得すると魔法弾の発射や近距離ワープなど、多彩な特殊アクションが使えるようだ。

ステージの各所には針山や不意に飛んでくるトゲトゲ玉、近づかないと発見できない隠し部屋があり、それらの障害を多彩なアクションで乗り越えていこう。

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執筆者: 編集部