旗艦として任務をこなした名鑑。
本来の1番艦より早く完成した準ネームシップ。
それが―――
重巡洋艦「愛宕」
第二艦隊旗艦として活躍した高雄型重巡洋艦の2番艦の結末を語ろう。
あらあら…仕方ないわ…高雄はちゃんとやってるかしら… by愛宕
重巡洋艦「愛宕」
愛宕は、旧日本海軍の高雄型重巡洋艦の2番艦。
この高尾型は愛宕型と呼ばれるコトもあるが、それは急ピッチで着工した為、1番艦の高雄より愛宕の方が早く完成となった為だ。
太平洋戦争では、南方作戦、蘭印作戦、ミッドウェー海戦(攻略部隊)、南太平洋海戦(前進部隊)、第三次ソロモン海戦、ブーゲンビル島の戦い(ラバウル空襲)、マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦等に参加。
第二艦隊旗艦として活躍した経歴がある。
その最後―――
1944年6月中旬、愛宕は、マリアナ沖海戦に参戦。
その後、27日には日本へ帰還した。
7月8日、呉を出港した愛宕はシンガポールへ向かい、8月2日にはリンガ泊地に到着した。
そこで訓練に従事することとなる。
10月22日、栗田艦隊旗艦として愛宕はブルネイを出港し、レイテ島へ向かった。
そして運命の10月23日―――
1時16分、米潜水艦ダーターとデイスはレーダーで栗田艦隊を発見、そのまま追跡を開始。
2時30分、愛宕は潜水艦の電波と探知。
之字運動を開始した。
緊迫した時間が経過―――
午前6時、パラワン水道を通過しようとしていた栗田艦隊は、戦闘訓練を行いつつ航行していた。
愛宕はその間も対潜警戒を続けていた。
6時32分、距離およそ900mから6本の魚雷が放たれた。
魚雷を放ったのは、ダーターだった。
警戒していたものの回避は間に合わず、愛宕に4本が命中してしまう。
一番砲塔直下、艦橋前部、中部魚雷発射管室、碁盤砲塔付近への被弾。
6時53分、愛宕が最後に見た光景は、空ではなく海底―――船体は転覆し、そのまま海上から姿を消していった。
360名が戦死したという。
大海に還った魂に敬礼―――
スマホで遊べる軍艦ゲーム
【戦艦】Warship Saga ウォーシップサーガ
「【戦艦】Warship Saga ウォーシップサーガ」は、リアルなグラフィックの艦隊で戦う架空戦記ストラテジー。
第二次世界大戦を舞台としているので、登場する艦船はもちろん「艦これ」同様に人気のものばかり。
システム的には、入手した設計図から造り出した軍艦で艦隊を結成し、敵国と戦っていくというもの。
艦のカスタムに重点を置いたやり込み要素が豊富で、好きな艦をとことん強くしていくコトができる。
また、艦のグラフィックがとびぬけていて、ウェザリング(汚し)まで再現しているこだわりようがスゴイ。
戦艦帝国
戦艦帝国は、戦艦を集めて艦隊を作り、他の艦隊と戦っていくシミュレーションゲームだ。
戦艦のグラフィックは非常にリアルで精密に描かれており、これならミリタリーマニアも満足できるのではないかという出来だ。
基本的には、戦艦を集めて装備をパワーアップさせて艦隊を編成。
海域を選んで他の艦隊と戦っていく。
海域等の構成は、第二次世界大戦から採用されている模様。
…つまりこれは、リアル版「艦隊これくしょん」といっていいゲーム。
「白露型」駆逐艦を入手した場合、艦名を「白露」「時雨」「村雨」「夕立」「春雨」「五月雨」「海風」「山風」「江風」「涼風」などから選ぶ事もできる。
ただもちろん、あの「艦これ」とは全く別物。
美女は登場するが美少女ではなく、グラマラスで大人な雰囲気。しかも音声がカタコトでSiriみたい…なので「艦これ」を期待してしまうと、「コレジャナイ!」と叫びたくなるだろう。
だが、リアルな戦艦が好きな人なら、必ずやその出来に満足できるゲームだ!
「鋼鐵少女」
「鋼鐵少女」は、美少女化された軍艦を育成するシミュレーションRPG!
システムは、ほぼ「艦これ」で台湾版の艦これと噂されている程。
だが、本家よりかなりユーザビリティな作りで―――
・海域の進行条件が見える
・資源回収後に鎮守府に戻る選択肢が出る
・陣形効果が見える
などなど、艦これでの不満点が解消されているような感じ。
イラストやUIは、完全にオリジナルで作られていて完成度が高いぞ。
ローカライズされていないものの、ボイスや書き文字だけ日本語だったり、かなりおススメできる逸品だ。
アプリゲットが贈る艦これ特集「魂の還る海」をご覧ください!
記者むらさきが、艦これファンのために書き下ろした「【魂の還る海】シリーズ」をご覧ください……。