第2回キャラバン公式ソフト。
スコアアタックに特化したスターフォースからの正統進化。
それが―――
「スターソルジャー」
高橋名人と毛利名人が戦う映画でも有名なハドソンの連射特化型シューティングゲームを大特集!
この夏、君は戦士になる! byキャッチコピー
「スターソルジャー」って?
「スターソルジャー (STAR SOLDIER)」は、1986年6月13日にハドソンがリリースしたファミリーコンピュータ用の縦スクロールシューティングゲーム。
前年にアーケード用からファミコン用ソフトとして移植したスターフォースを基に発展させたハドソンのオリジナルタイトル。
同年に開催されたハドソン主催イベント『第2回TDK全国ファミコンキャラバン』のスコアアタック公式ソフト。
ゲームシステムの基本は、スターフォースと同様に縦スクロールで、地上のオブジェクトと空中の敵に対するショットの撃ち分けの必要がなく、同じショットで攻撃可能なタイプになっている。
ショットの手動での連射で敵を圧倒する爽快さが売りとなっていて、これ以外にも数々のシステムが追加された。
スターフォースがオート連射になるパワーアップ装備「パーサー」のみだったのに対し、ショットの方向が増えていくパワーアップ方式となっている。
三方向から五方向のショットになり、最大パワーアップになると敵弾を防御してくれるバリアも装備される。
そして、特定地形で地形下へ潜り込むことで敵の攻撃を回避できるシステムがあったのだが、これは賛否両論あり、実際には使いにくいという意見が多数派だった。
潜り込む位置は決まってはいたのだが、スクロールがそれなりに高速であったこともあり、任意のタイミングで回避として利用するのは困難。
逆に不用意に潜り込んでしまうと攻撃ができなくなる上、潜り込みが解除された際に敵の攻撃に当たってしまう危険性も高かった。
また、スコアシステムとしてスターフォースに引き続き、中ボスが合体する前に倒すとボーナスを得る事が可能となっている。
これは、自機がつぶされてしまう危険性もあり、連射能力が試される熱いものだった。
スコアといえば、同時に破壊することで高得点が獲得できる地上オブジェクトも存在し、かなりスコアアタック向けに特化されたものになっている。
ゲーム以外での展開
このスターソルジャーは、ただのゲームだけの展開ではなかった。
まず、このゲームでの高橋名人と毛利名人との対決を描いた映画『GAME KING 高橋名人VS毛利名人 激突!大決戦』が渡辺浩弐の企画のもと、山本又一朗プロデュースにてフィルムリンク・インターナショナルが制作、東宝が配給した。
映画の中で二人がファミコンの為の特訓と称し、様々なトレーニング風景を見せているが、その中でも有名な―――というか、迷シーンとも言われるあの場面はファンの間でも語り草となっている。
高橋名人のスイカ割り。
得意の16連射でスイカを連打し、最後にはスイカが炸裂するというもの―――
そんな事できるかい!w
特撮ではあるが、かなり面白い映像の為、当時の子供は真似をしてスイカを連打しまくった。
当時、高橋名人と毛利名人はかなり有名な上に人気もあり、TV番組に登場したりもしていたので、影響力はかなり大きかったからだ。
高橋名人は、映画の主題歌でレコードデビューしていた程だ。
実際、高橋名人は歌が上手く、これの他にも「ボンバーキングの歌」なども歌っていた。
ハドソンは、このスターソルジャー以降、「ソルジャー」シリーズのシューティングを数々リリースしていくこととなるが、それはまた別の話。
特にスターソルジャーでは、連射ブームを不動のモノとしており、連射装置付きやシューティング向けのコントローラーなどが数多くリリースされていった。
腕がつる程連射した経験を持つ人も多いだろうw
スマホで遊べるSTG
ゴシックは魔法乙女
「ゴシックは魔法乙女」は、シューティングゲームの老舗メーカー・ケイブが満を持して送るシューティングRPGだ。
プレイヤーは「真少年」となって、様々な力を持つ「乙女」たちと契約し、彼女らを「使い魔」として憑依させ、襲い来る魔物たちを撃退する!
真少年の攻撃は、選択した使い魔によって変化。ステージや敵ごとに有利な属性やショットスタイルを選び、敵を撃墜していこう。
クエストの難易度は4段階あり、EASYダンジョンでストーリーはサクサク進められるので、シューティングが苦手でもバッチリ楽しめる!
己の指先と使い魔の乙女たちを鍛えて、魔物に覆われてしまったジルバラードを救い出そう!
メタル戦記
「メタル戦記」は、美しく格好良い乙女達が百花繚乱する、弾幕シューティングRPG。
科学技術の飛躍的な進歩により人類が宇宙空間に進出した遠い未来に、宇宙移民と「地球連邦」の対立を背景に、美少女、そして巨大メカが大活躍するSF巨編だ。
全世界で累計ダウンロード数2億を突破したという触れ込みも伊達じゃなく、シューティングゲームとしても、キャラクターやグラフィックだけに頼らない堅実な完成度となっているぞ。
スペースシューター: Galaxy attack
「スペースシューター: Galaxy attack」は、スタンダードな縦スクロールシューティングゲーム。
ビジュアルこそアニメのセル画調でユニーク。ただ、ゲームシステムは、敵や敵の弾を避けながらショットで敵を倒していく…という縦スクロールシューティングの王道だ。
だが本作がスゴいのは、縦スクロールシューティングのクオリティとは何か?に徹底してこだわっている点!
たとえば、指の動きで画面が見えなくなることのないよう、指を置くべき場所には武器選択メニューが表示されている。
また、シューティングゲームでは自機がダメージを受ける場所は、実は自機の中央だけ。本作ではこのことがよくわかる色分けになっていてダメージを受けにくいし、たとえダメージを受けても自分が悪かったと納得できる。
同じ王道縦スクロールシューティングでも、完成度スーパーな縦スクロールシューティングなのだ!
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