『ガールズ&パンツァー』には、数多くの戦車が登場する。
一口に戦車といっても、用途によって様々な種類がある。
第2回の今回は、その種別の中でも「軽戦車」をピックアップ。
劇場版で、知波単学園の福田たちが乗車していた九五式軽戦車、あのちっちゃいのが軽戦車だ!
なので別名、福田特集!
履修!戦車道!パンツァー・フォー!
「軽戦車」って?
軽戦車は、主に第一次世界大戦後に開発が進み、最盛期は第二次世界大戦の初期くらいまで。
現在でも使用している地域もあるが、かなり少数派。
ほとんどがその用途から装甲車などの取って代わられている。
安価で生産できる為、軍縮期には植民地警備などで活躍していた。
ドイツなどでは戦車開発能力を身につけるための習作用、運用技術を学ぶための訓練用として戦間に生産を続けていた。
一般的な戦車と呼べる『中戦車』に比べると一回り小さく、火力、装甲ともに脆弱であった軽戦車は実際の戦闘になると大型の戦車の装甲を貫くことができなかった。
その為、活躍できる場面が少なく運用される場を狭められていった。
だが、第二次世界大戦の末期になる頃に、中戦車並みの火力を持つM24(米)のようなものも開発されている。
大火力の軽戦車として多くのもの、空輸可能なものなど様々な軽戦車が開発された。
それでもやはり能力不足は否めず、歩兵戦闘車・装甲車に立ち位置を取って代わられていく運命だった。
現代の「軽戦車」
前述した通り、現在も一部地域では、低コストであること、装輪装甲車(タイヤ車両)より悪路での運用性が高いこともあり運用されている。
とはいえ新規開発というわけではなく、装軌装甲車(キャタピラー車両)に砲塔を換装したものが多い。
装輪装甲車に砲塔を換装したものも存在するが、こちらは軽戦車ではなく装輪戦車に分類される。
つまり現在での軽戦車は、ほとんど用途的に戦場での有用性を失ってしまっている。
分類『軽戦車』の戦車たち
第二次世界大戦期
カッコ内は、ガルパンでの使用チーム。
アメリカ合衆国
M3軽戦車
M5軽戦車
M24軽戦車(大学選抜)
ソビエト連邦
T-26
T-50
T-60
T-70(プラウダ高校『リボンの武者』で使用)
T-80
ドイツ国
I号戦車
II号戦車(黒森峰女学園『リボンの武者』で使用、シュバルツバルト戦闘団)
チェコスロバキア
LT-35
LT-38
大日本帝国
九五式軽戦車(知波単学園)
九八式軽戦車
二式軽戦車
三式軽戦車
四式軽戦車
五式軽戦車
分類『軽戦車』の戦車たち
第二次世界大戦後
アメリカ合衆国
M41
M551シェリダン
スティングレイ
M8 AGS
イギリス
FV101スコーピオン
オーストリア
SK105キュラシェーア軽戦車
スウェーデン
Ikv 91水陸両用戦車駆逐車
Strf 90105戦車駆逐車
Strf 90120戦車
ソビエト連邦/ロシア
PT-76水陸両用軽戦車
中国
60式水陸両用軽戦車
62式軽戦車
63式水陸両用軽戦車
デンマーク
M41DK-1軽戦車
西ドイツ
ヴィーゼル
フランス
AMX-13