アメリカンインディアンのアパッチ族のシャーマン。
対白人抵抗戦「アパッチ戦争」に参加した戦士。
それが―――
「ジェロニモ」
優しい性格から、メキシコ人への終生の復讐を誓う獰猛な戦士へ変貌したアパッチの男を大特集!
やれやれ、血を浴びるのは苦手だ…… byジェロニモ
FGOでの「ジェロニモ」
真名:ジェロニモ
身長:174cm
体重:76kg
出典:史実
地域:北米
属性:中立・善
性別:男性
CV:江川央生
イラスト:坂本みねぢ
『Fate/Grand Order』に登場する「キャスター」クラスのサーヴァント。
本編の第五章で、アメリカ合衆国側のエジソン軍と、人理崩壊を推進するケルト軍が対立する中、第三勢力であるレジスタンスのリーダーとして登場した。
エジソンに捕獲された主人公たちを救出後、行動を共にする。
今後、兵力的に無尽蔵なケルト軍がエジソン軍を圧倒すると考えたジェロニモは、戦力が拮抗している間に状況の打破を目的としてケルト軍側のメイヴ暗殺を計画する。
ネロ、ビリー、ロビンと共に計画を敢行した。
しかし、強大な力を持つアルジュナの登場によって暗殺は失敗に終わってしまう。
最期の力でロビンを脱出させた後、消滅している。
シャーマニズムに則った魔術を行使するが、弓・槍・ナイフなどの武術も使える。
この為、キャスターではあるものの接近戦闘能力も有する。
エジソンもキャスターで近接戦闘をするが、アレとは別物w
史実での「ジェロニモ」
ジェロニモは、アメリカンインディアンのアパッチ族のシャーマン。
対白人抵抗戦「アパッチ戦争」に参加した戦士。
有名ではあるものの、彼は「指導者」や「酋長」というわけではなく一戦士だ。
多くの戦士は、彼個人を慕って抵抗線を共に戦った為、カリスマ性が高い人物であったコトは確かだ。
メキシコ軍に家族が虐殺さたことを機に対白人ゲリラ戦に身を投じた。
ちなみに本名は、ゴヤスレイ(アパッチ語で「あくびする人」の意)と言い、「ジェロニモ」はメキシコ人がつけたあだ名。
インディアン民族の間では、「神聖な名前」として本来の名前は家族以外に伝えない風習がある。
その為、通称・個人としての名称としてジェロニモで通していたようだ。
しかし、本名の意味は眠たそうな優しい名前の人だw
本来は温厚な人物であったようだが、数々のメキシコ人からの仕打ちで、次第に暗く怒りっぽい性格に変わっていったという。
彼の戦いは抵抗というより復讐戦へと変貌していき―――メキシコ人への終生の復讐を誓う獰猛な戦士となった。
各部族から戦士を募る役目を引き受けていた際、チリカワ族に対して以下のような演説を行った言う(ジェロニモ本人談)。
「我が勇猛なるアパッチの同胞達よ、今やメキシコ人の不当な行為で多くの同胞が大地に消えた。
我々もメキシコ人も同じ人間のはずである。
決定的に我々の逆鱗に触れたメキシコ人に如何ほどの戦力があろうとも、それは既に害悪である。
敢えて言おう、カスであると!
それらただの災厄の集団が、この神聖なるアパッチ抜くことは出来ないと私は断言する。
我々がメキシコ人に同じ行為をやり返してもいいはずなのだ。
さあ行こう、メキシコ人の無能なる奴らの住処を襲い思い知らせてやらねばならん。
今こそアパッチは未来に向かって立たねばならぬ時であると!
来てもらえるだろうか?
よろしい、さあ、どうかみんな参加してもらいたい!
ジーク・アパッチ!」
えー、多分に加筆しましたが概ねこんな感じw
こんな彼も晩年は、1886年に投降してからは虜囚として暮らすこととなる。
1904年のセントルイス万国博覧会などで人間動物園として展示されるなど、不当な扱いを受ける。
そして、最後はオクラホマのシル砦で生涯の幕を下ろしたという。
最期まで故郷であるメキシコ国境へ帰りたいと願っていたとされる―――。
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