出典元:http://www.fujitv.co.jp/honkowa/index.html
夏といえば怪談! 毎年恒例のテレビ番組「ほんとにあった怖い話」も放映されたので、怖い話好きは体の内側から涼しさを堪能していることだろう。
でも、まだまだ秋は遠い…。
そこで、残りの夏も涼しく過ごせるように、怪談話を3話ほどご紹介!
しかもどの怪談話も、筆者がゲーム業界の関係者から聴いたものだ!!
異音
携帯機向けの怪談ゲーム開発中の時の話。
開発中、オフィス内で異音が聞こえだしたという。
とはいえ異音といっても、建物がミシっと鳴る屋鳴りのような音だったので、はじめは誰も気にしなかった。
しかし、しばらくすると異音の鳴る頻度が増えていったという。
やがて、開発スタッフの一人が異音の鳴るタイミングに法則性があることに気づいた。
その怪談ゲームは、複数の怪談からなるオムニバスタイプのげーむだったそうだが、ある怪談エピソードの開発作業をしているときだけ、決まって異音がするのだという。
開発スタッフの大半がぞくっとしたそうだが、かといって開発をやめるわけにもいかない。そのまま開発を継続した。
すると…ある日、その怪談エピソードのデータが、一切消えていたという。
スタッフの誰かがミスして消したのか、あるいはあえて消したのか、それとも何か心霊的な力が働いたのかはわからない。だが、過去のバージョン含めてそのエピソードのデータだけが消えていた。
結局、そのエピソード抜きで怪談ゲームは配信されたという。
窓の人影
あるホラーゲームを開発中の時の話。
開発状況が佳境へと近づいていたため、退社時間が深夜遅くということが増えていたそうだ。
その日もそうで、最後に退社したプログラマーのBさんの退社時刻は、24時を回っていたそうだ。
当然終電はなくなっているので、Bさんはタクシー会社に電話すると、電源や火の元の確認、オフィスの窓やドアの施錠を行った。
オフィスの外に出てしばらく、タクシーが来るのを待っていた時のこと。
ふと上を見上げると、ビルの5階…ちょうどBさんのオフィスの窓がひとつだけ開いている。
施錠したのを確認したはず…そうBさんは思ったが、疲れから見逃してしまったのかもしれない…。
そんなことを思っていると、窓のあたりを黒い影が横切った。
人影…? まだオフィスの中に誰か残っていたっけ?
Bさんは急いでオフィスに引き返し、カギを開けて窓へと急いだ。
しかし、そこには誰もいない。そして、窓も開いておらず、それどころかしっかり施錠されていた…。
ただ…、窓にはべったりと、今さっきついたとわかるほどはっきりと手形が残っていた。
手の大きさからして、絶対にBさんの手形ではなかったという…。
異音2
ある小さなゲーム会社での話。
開発していたゲームが8割がた完成し、オフィスに数名のテストプレイヤーを招いてテストプレイをすることになった。
しかし、何分小さな会社なので、テストプレイ用のPCが足りない。
そこで、スタッフのPCを家から持ち寄りテストプレイ用PCとして使うことに。
持ち寄ったPCをセッティングし動作確認をしていた時のこと。
どうもあるPCから異音がする。ガサガサ、カサカサという音で、ハードディスクやファンが壊れている音とは違う。
不気味に思ったスタッフの一人が、PCのカバーを外してみると…。
…中から数匹のゴキブリが出現したという…!
おわかりいただけたろうか…?
一部心霊系でない話も混じっていたが、この三つのエピソードで秋が来るまでの暑さをしのいでいただきたい…!
…いや、「さすがに秋まではガマンできないだろ!」という人には、この夏リリースされた最新の怪談系ホラーアプリがオススメだ!
十三怪談
出典元:https://play.google.com/store/apps/details?id=air.jp.globalgear.hora2
「LINE」的なインターフェースで楽しめる、怪談アドベンチャーノベル。
都市伝説から「洒落怖」系の怪談まで13シナリオ収録されているので、タップリ遊べるのがうれしい。
続・恐怖!廃病院からの脱出:無影灯・真相編
出典元:https://play.google.com/store/apps/details?id=app.zzyzx.mueitou2
かつて医師が殺人を犯したといういわくつきの病院を探索するホラー脱出ゲーム。
前作である「恐怖!廃病院からの脱出:無影灯」と直接的にストーリーが繋がっているので、未プレイの人は前作からプレイするのがオススメ!
ぶっ続けてプレイすると怖さ倍増!
夜の校舎で迷ったら・・・
出典元:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.goodia.ToiletGirl
迷路のような夜の校舎から脱出することを目指すカジュアルアクション。
夜の校舎の不気味さ、心霊に追われる怖さがよく表現されていて子どものころのキモチを思い出せる一作。
後日談
ところで筆者は以前、「小坪トンネル」でホラーゲームをプレイするという記事にチャレンジしたが、その後全然まったくこれっぽっちの不幸もなく過ごしていた…。
ところが! …つい先日、仕事道具であるiPhone Plusを落としてしまいクラッシュ!
これまでスマホを落としたことは何度となくあるものの、クラッシュさせてしまったのは初めてだ…。
もしかすると、触れてはならぬものに触れてしまったせいかもしれない…。
皆さんも、色んな意味で事故にはお気をつけて、残りの夏を過ごしていただきたい…。臨兵闘者皆陣列在前!