社会現象となっている「ポケモンGO」だが、危険な使い方が取りざたされる中、それ以外の使い方を考えていこうと思う。
問題の多くがポケストップでのマナー問題。
だが、正しく利用すれば、それも楽しい観光にもなる。
今回は、「艦隊これくしょん -艦これ-」の聖地の一つ、「横須賀」をポケストップで巡ってみよう!
駅周辺から「記念艦 三笠」へ
横須賀と言えば、艦これなら『軍港』を思い浮かべる人も多いだろう。
だが、まず向かうべきは、『記念艦 三笠』だ。
戦争というモノの本質を今に残す、正に記念艦。
駅から道すがら、その史跡を探してみよう。
流石、港のある街。船の飾りや、船のレリーフなども多く町中にあしらわれている。
そして軍港といえば、海軍カレー。カレーの専門店が多い。
そして、海軍カレーといえば、このマスコット『スカレーさん』。色々な場所で見る事ができるぞ。
駅前通りのマックももちろん『三笠通り』店。
アンカー、つまり船の錨。本当に使われていた錨が街のいたるところに配置されている。
教会も『三笠』。この街では『三笠』は特別であり誇りでもある。
そして、やはり三笠自身もポケストップになっている。
補足しておくと、三笠とは、日清戦争や日ロ戦争で活躍した戦艦。ロシアのバルチック艦隊を打ち破った際に東郷平八郎提督が乗艦していた事でも知られる太平洋戦争前の名艦だ。
三笠公園には、蒸気機関車型の貯水槽も。
船に由来するだけあって、公園前には灯台型の電話ボックス。かなりオシャレw
園内は三笠だけでなく、広い公園のスペースの中、記念の時計や東郷平八郎提督の銅像もポケストップになっている。
そして、公園内のジムは、カビゴンがドーンw
カイリューなんかもいるので、この周辺のトレーナーもレベルは高いようだ。
やはり軍港も
いまはアメリカ軍が駐留している一大都市とも言える巨大な軍港。
過去には、多くの旧日本軍艦船が出入りした。
出港し、二度と還らなかった艦もあった。
そんな記憶を宿す海を見つつ、史跡を探してみる。
米軍関連を彷彿させる施設も多い。
軍港までいくと、登場するポケモンも水系が多くなる。
筆者、初ゲットとなるメノクラゲも、海の上にいた。
この他にも、イーブイが海の中に何匹もいたり、ちょっと笑ってしまう展開もあったw
そして、コレ。軍港めぐりは、この軍港を楽しむのなら外せないモノだ。
この軍港めぐりの内容に関しては、別のお話としておこう。
軍港内の銅像。港の中央付近にあり、周囲のベンチで休憩している人が多い。
だが、取材に向かった日は、日差しが強く、周囲には誰も休んでいるような人はいなかった。
現存する赤レンガの建物。二つあり、中は現在何もないが、以前は詰所なりに机やいろいろと配置されていたそうだ。
史跡をポケストップで巡るだけでなく、こういった地形も楽しめる。
上は、対岸にキレイに縦長の窪みが見えると思う。
あれは最も古い三つのドライドック。造られたのは150年以上前だ。
ドライドックとは、造船したり船の修復を行うドックで、船を入れた後、海水を抜いて艦艇全体を整備できるというモノだ。
これは後に造られた4・5号ドック。
その先には、大和型三番艦『信濃』を建造した日本最大のドックもある。ちょっと見えないかw
こういった史跡は、数多く横須賀の街に点在するようだ。
ドブ板通りにある有名なハンバーガーショップ。二階部分に設置された鉄人28号が目を惹く。
一応、海軍関連の名前という事でw
三笠の装甲―――だったモノとされる鉄塊。真相は不明。
こちらもアンカー、錨。お店や学校の前には、こういった船に縁のあるモノが設置されている場合が多い。
流石に全部は回り切れていないが、なかなかに堪能できるポケストップ巡りだった。
また、別の聖地巡礼、史跡巡りもしてみたいと思う。