―――『西遊記』において、三蔵法師が旅を始める５００年ほど前。
孫悟空は当時天界で暮らしていたが、天界の桃やら金丹やらを根こそぎ盗み食いして地上に逃げてしまう。
激怒した天帝は１０万の天兵をはじめ、哪吒太子や二郎神君などの神々を派遣し、悟空を捕縛。
体が硬すぎて刃物が通用しない悟空を処刑するため、太上老君の持つ八卦炉で溶かしてしまおうと考えたが、悟空は八卦炉内部で「風」を司る巽の方角に身を隠していたため火を逃れて生存。
そのまま逃亡した悟空だが、その際に蹴倒した八卦炉の火が地上に落っこちてとある山に引火、火焔山となり５００年後の三蔵法師の旅を妨げることになったとか…。
てなわけで今回の『Fate/Grand Order』期間限定ベント「星の三蔵ちゃん、天竺に行く」は火焔山のお話です。今回は長いので前後編分けます。
Googlemapより出典
地図上ではこのあたり。まだまだ天竺には遠いようで。
第四巻「火焔山 あの山は絶対面白い！」・前篇
苦行バリエの中には火系も充実しています
開幕一番で三蔵ちゃんがタイトル回収。火焔山が面白い…？
いや話としては面白いし、『西遊記』関係の作品で大抵登場する重要な位置を占めてるけど…？
子供の頃読んだ絵本版の『西遊記』（『そんごくう』ってタイトルだった）の超省略されまくった物語でも火焔山と牛魔王はしっかり難関として登場してました。
てなわけで火焔山到着。上記のGooglemapの位置にある現実の火焔山は自然現象によってつくられた炎のような模様がそこかしこに有る、くっそ暑い荒れた丘陵地帯なんだとか。
暑さ、もとい熱さに弱いダビデさん。…まあこの人なんか常に全裸がデフォってイメージあるから暑さにも弱そうだね。
そんななか一人だけ楽しそうな三蔵ちゃん。火渡りが出来るそうで。何その苦行？
…ああ、そういえば昔テレビで焼けた炭の上を歩く中国人がびっくり人間として紹介されてたけどそんな感じ？
これが御仏の与えた試練なら火を渡れば試練達成ということで火焔山も鎮火するハズ、とのこと。猪八戒が無責任に煽る応援する中、いざ火渡りを実行。
そして速攻で冷静になる豚さんである。
ハシゴ外しに定評のあるダビデ。
やっぱ無理でした。
曰く、「如来様の袈裟がなければ死んでいた」とのこと。…三蔵法師の着ている袈裟は旅立つときに如来様から頂いた袈裟で、盗人が出るほど見事な袈裟らしいが耐火性能まであるとは知らなんだ。
いやここまで肌さらしてちゃあんま意味ないように見えるけどね。御仏パワーとやらのおかげだと思おう。
羯諦（ぎゃてい）。
こんなのあたしの知っている火焔山じゃないという三蔵ちゃん。一般的に『西遊記』の火焔山としては正しい姿に思えるけど…三蔵ちゃんの認識する火焔山とは一体？
問いただそうとしたとき、突如ぴぴー…という懐かしいSEが。
カルデアからの通信…マシュにとって４日ぶり、ぐだ子にとっては約１か月ぶりの通信だ。
…今回の事故についての話を行おうとするが、空気を読まずに火焔山の魔物がこちらに向かってくる。今回の戦闘パート突入となるのだが、
こちらの二人は空気が読めるご様子。こういう時はダビデも書文もカッコいい。カルデアとの通信はぐだ子に任せて戦闘開始。
VS 飛竜・恐飛竜・虎人
今回の戦闘は飛竜・恐飛竜・虎人という名のワイバーン系＆獣人系のモンスターたち。ワイバーンが多いのでアサシン入れると楽になる？
ネームドもいない戦闘なのでかなり余裕。まったく意味のない縛りである「マスタースキル使用禁止」をやっていても普通に勝てます。
Arts３枚持ちが二人いるとNPが溜まりやすいなぁ…普段バーサーカーばっか使ってたからポンポン宝具が撃てるのはちょっと魅力的。
というわけで特に山場もないままモンスター、いや妖怪？ …を倒して戦闘終了。
後編（7/3 9:45公開！）へ続く！
