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容赦なく敵を串刺しにした「串刺し公」。
吸血鬼ドラキュラのモデルとなった残虐な君主。
それが―――
「ヴラド三世」
だが、領民から見た彼の印象は全く違っていた！？そんな英雄君主「串刺し公」を大特集！
さあ、串刺しの時間だよ byヴラド三世(狂)
Fateシリーズの「ヴラド三世」
Fate/Apocrypha
王としての気質を持つランサー
画像出典：https://gamy.jp/fate-go/vlad-lancer-status
真名：ヴラド三世
誕生日：11月10日
身長：191cm
体重：86kg
属性：秩序・中庸
性別：男性
イメージカラー：真紅
特技：串刺し
好きなもの：有能な家臣
苦手なもの：野望値が高い家臣
天敵：世間の風評
キャラクターデザイン：前田浩孝
設定制作：虚淵玄
CV：置鮎龍太郎
聖杯大戦において、ダーニック・プレストーン・ユグドミレニアに召喚された「ランサー」クラスのサーヴァント。
ワラキア公国の王。
強大な軍事力を誇るオスマン帝国からの侵攻を退け続けた英雄王。
ダーニックによって召喚され、黒の陣営の首領となる。
画像出典：http://grand_order.wicurio.com/index.php?ヴラド三世(狂)
熟練魔術師50人を30秒で全滅させる実力を見せた。
敵には容赦なく、味方の意見を尊重する王の気質を持つ。
史実ではなくドラキュラを原点とした姿
画像出典：http://grand_order.wicurio.com/index.php?ヴラド三世(狂)
真名：ヴラド三世
身長：191cm
体重：??kg
出典：『ドラキュラ』
地域：ルーマニア
属性：混沌・悪
CV：置鮎龍太郎
「Fate/Grand Order」で「バーサーカー」クラスで参戦した姿。
吸血鬼ドラキュラという不名誉な呼び名を拭う為、「ランサー」としての召喚に応じた。
―――が、極稀に「バーサーカー」として召喚される場合も。
画像出典：http://grand_order.wicurio.com/index.php?ヴラド三世(狂)
「バーサーカー」として召喚された影響により、史実の記憶と「吸血鬼ドラキュラ」としての記憶が混在している。
その為、「ランサー」の時ような気品はない。
吸血鬼として振る舞ってはいるが、「バーサーカー」として召喚したコトに怒りを感じているようだ。
画像出典：http://grand_order.wicurio.com/index.php?ヴラド三世(狂)
バーサーカー疑惑まであるランサー
画像出典：http://fategrandorder.info/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC/%E3%83%B4%E3%83%A9%E3%83%89%E4%B8%89%E4%B8%96/iu1023%E3%80%90fatego%E3%80%91%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E5%AE%9F%E8%A3%85.html
真名：ヴラド三世
誕生日：11月10日
血液型：不明
身長：191cm
体重：90kg
属性：秩序・善
性別：男性
イメージカラー：赤茶
特技：焦土作戦
好きなもの：鉄の規律、信仰
嫌いなもの：不道徳、不覚悟
天敵：エルドラゴ
CV：江川央生
ムーンセルの聖杯戦争において、ランルーくんによって召喚された「ランサー」クラスのサーヴァント。
深すぎる信仰心の為、人格が変調している。
自身の価値観で行動し、信仰に純粋にして忠実な為、他人の思考が介在する余地がない。
この為、ほぼ会話は成立せず、バーサーカー疑惑まで浮かぶ。
「ランサー」としては敏捷性が極端に低い。
それに対し、極度に高い耐久力の上、スキル「戦闘続行」を持つ為、かなりの強敵。
史実の「ヴラド三世」
画像出典：https://ja.wikipedia.org/wiki/https://ja.wikipedia.org/wiki/ヴラド・ツェペシュ
ヴラド3世、ヴラド・ドラキュリア（ドラキュラ公）、 またはヴラド・ツェペシュ（串刺し公）は、15世紀のワラキア公国の君主。
日本語では、串刺し公を意味する「ツェペシュ」を使い、ヴラド・ツェペシュと表記されることが多い。
本人は、竜の息子（小竜公）を意味する「ドラキュラ（ドラキュリア）」を好んで使用していた。
ヴラドは、串刺し刑を用いるコトで有名。
串刺し刑の図
画像出典：https://ja.wikipedia.org/wiki/https://ja.wikipedia.org/wiki/ヴラド・ツェペシュ
本来串刺しは身分の低い者に対する刑罰だったが、貴族などの粛清にも用いた。
敵であるオスマン帝国に対して使われたコトは有名だが、実は自国民への戒めとしても使用していたのだ。
そりゃあ、そんなの見せられたら恐ろしくもなる。
敵とみなしたオスマン帝国軍には、容赦なく使用して見せつけるコトで恐怖を植え付けていく。
彼を串刺し公と呼んだのは、やはり敵国のオスマン帝国の兵士たちだった。
ドラキュラ
本来、ドラキュラとは、ドラクルつまり竜公という意味の父・ヴラド二世の異名から取られたドラクルの子「ドラキュラ（小竜子、竜の子）」という意味だった。
しかし、聖書におけるサタンは、蛇や竜で描かれるコトが多く、竜＝悪魔ととられた。
そういった意味合いと、残忍な行為を重ね合わされてドラキュラ＝悪魔の子と言う意味を上書きされていく。
このイメージが、そのまま「吸血鬼ドラキュラ」へとつながっていく。
特に後の創作物からの印象は根強く、後年に彼の肖像画は悪魔の象徴のような扱いを受ける。
ここでもプロパガンダ的なモノが影響し、次第に伝承か真実かわからないエピソードが出回ってしまう。
残虐行為？救国の英雄？
貴族の粛清。
流行り病抑止の為の村の焼き払い。
敵兵への容赦の無い対応。
これらの行為は、国内外での印象がかなり違ってくる。
国外、ひいては敵国からしたら、これはただの残虐行為にもとらえられるだろう。
冷徹な異常者として伝えているのは、実際に敵国側だけなのだ。
国内での評判は、むしろ逆でこれらの行為は自国を守る為、必要な行為であったとされている。
むしろ治安は良かったらしいし、領民からは信頼されていたようだ。
あらゆる意味で敵からは悪魔と呼ばれ、守るべき民からは英雄として映っていた。
それが、ヴラド三世という君主の正体。
彼はやはり、紛れもない英雄なんだろう。
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