バイコーン・ソウルイーター・スプリガン・ゲイザー。
いずれもFGOの第五特異点にて初登場する「DANGER」付のエネミーで、宝具の1発2発じゃ沈まない体力と特殊な戦術を持つ厄介な敵たちだ。
けれどもこいつらしかドロップしない霊基再臨素材があるので必然的に狩りをさせられた人もそこそこいるはず。
今回はそんな4匹のエネミーを紹介していこう。
バイコーン
バイコーンは第5特異点のカーニーのフリークエストに出現する黒い馬のエネミー。クラスは槍。
角でブッさしてくるクリティカルや、相手のクイック性能をダウンさせる「パニックステップ」を使ってくる。
こいつと相性のいい剣クラスの中で、クイック主体のサーヴァントは沖田とカエサルぐらいなのでパニックステップはそんなに脅威じゃないかも。
バトル開始から5ターン目に放ってくるチャージ攻撃の「ホーンダイブ」は敵単体に大ダメージ+スタン効果。
まともに食らったらまず死ぬし、回避してもスタン状態になるので面倒な特技だ。
ドロップは『戦馬の幼角』。メイヴとイスカンダルの最終再臨に必要。またジャンヌオルタのスキル強化に大量に必要だったりする。
ユニコーンとバイコーン
伝承におけるバイコーンは元々ユニコーンの亜種だとか原種だとか言われている生き物で、ユニコーンと対称的な性質を多く持っている。
語源はラテン語でユニコーンが「1つの角」、バイコーンが「双方向の角」という意味なのだとか。
ユニコーンが聖なる存在、一角獣、純潔の乙女が好きな幻獣で、
バイコーンが邪なる存在、二角獣、貞節な男が好き(食事的な意味で)な幻獣だ。
ソウルイーター
ソウルイーターは第五特異点のラボックのフリークエストに出現する。
ヘアリージャックやシーサーのようなモフ毛? を持つ四足の怪物。
爪や牙による攻撃のほかに、弱体耐性ダウン&宝具封印の「音絶つ咆哮」のスキルを使ってくる。
バトル開始から4ターン毎に撃ってくるチャージ攻撃は、単体大ダメージ+自分に回避効果の「形見えぬ爪」。モンハンのナルガクルガみたいな高速斬撃&隠密行動。
4ターン毎に回避状態になるのが非常に面倒。
折角こっちのNPゲージが溜まっても、宝具封印やら回避やらで宝具が撃てないターンが多いので間が悪いとトコトン面倒でいらつくエネミー。
ドロップの『黒獣脂』はアンリとハサ子とエジソンの再臨素材。
スプリガン
スプリガンはワシントンのフリークエストにて出現。石柱でぶん殴ってくる動く石像。
スキルの「守護者の闘気」はクリティカル威力UP&クリティカル発生UPのクリティカル特化バフ。
運が良ければバフばっかで攻撃してこない時も有るが、運が悪けりゃクリティカル連発で味方が複数沈む可能性も。
チャージ攻撃は5ターンに1度、単体大ダメージ+防御ダウンの「大蹂躙」
回避スキルで避けておきたいが、スキル温存してたらクリティカルで事故死なんてこともあり得るのが怖い。
ドロップは『精霊根』。アンリとラーマの再臨素材だが、アンリはスキル強化にも必要になる。
イングランドの妖精スプリガン
スプリガンはイングランドの伝承に存在する宝を守る妖精。ドワーフのように醜い風貌で、巨大で凶暴な存在なのだとか。
人間の赤子をすり替えたり(チェンジリング)、嵐を起こして作物を荒らすなどの悪さも行う。
妖精というと小さく羽が生えている可愛らしいイメージがあるけど、イギリスではレッドキャップやグレムリンなんかも妖精扱いなので…
ゲイザー
ゲイザーは第5特異点のアレクサンドリアのフリークエストに出現する、空飛ぶ目玉のモンスター。
特別攻撃力が高いというわけではないが、自身に必中を付与する「観察」をやってくるので回避スキルが無意味になることが多い。無敵なら問題なく無効化できるのだが。
チャージ攻撃は4ターンに1度、全体攻撃+やけど付与の「熱視線」。ダメージはそこそこだけど火傷付与と攻撃頻度が高いのが厄介。
ドロップは『血の涙石』。アンリとクー・フーリンオルタ、ジャンヌオルタ、エミヤ(殺)の再臨素材。またアンリのスキル強化にも使用する。
アンリ、レア素材使いまくりだな…
ビホルダー? ゲイザー?
「幾つもの触手を持ち、空中に浮かぶ巨大な一つ目のモンスター」という敵キャラは多くのRPGにて登場するメジャーどころの怪物だが、元ネタとなるような昔からの伝承や逸話が存在しないらしい。
いわばゲームのために最近作られたモンスターで、ミミックなどもこれに当てはまる。
この手の怪物の先駆けとなったのは世界初のRPGと呼ばれるTRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)』に登場したビホルダーという敵キャラクター。
出典:http://ur0.xyz/uf1y
デザインが秀逸だったせいか、その後のファンタジー系作品でみんなが使うようになり、初代『ファイナルファンタジー』(上図)なんかではそのままズバリなグラフィックと名前のモンスターが登場してたりする。
「これはマズイ」と思ったのかどうかは知らないが、その後『D&D』の発売元がモンスターグラフィックの著作権取締りに力を入れるようになり…
この手のモンスターを登場させる際はデザインを少し変えてビホルダーの名前を使わないようにしているとか。
ビホルダー(Beholder・見る者)は、フロータイボール(Floating Eye Ball・浮かぶ眼球)、ゲイザー(gazer・見つめる者)、鈴木土下座衛門などと名前を変え、ファンタジー世界の一モンスターとして登場し続けている。