神原が「逸脱して」可愛らしいと評するほど。
暦たちの通う高校に転校してきた自称「忍野メメの姪」。
それが―――
「忍野扇」
あらかじめ言っておくと、今回はこの謎の存在「忍野扇」のネタバレ特集だ!
何も知らない状態でアニメを楽しみたい人は、注意!
私は何も知りませんよ。あなたが知っているんです、阿良々木先輩。 by忍野扇
「忍野扇」って?
「終物語」でのキーキャラクターであり、謎の存在「忍野扇」。
彼女(彼の場合もあり)は、暦たちの通っている私立直江津高校に転校してきた。
「忍野メメの姪」と自称するが、そんな存在はいないらしい。
容姿は、アニメでは瞳のハイライトを意図的に入れていないなど、特に不気味さが強調されている―――
だが、原作イラストはやや印象が違うように感じる。
たしかに神原が言うように「逸脱して」可愛らしいという表現がぴったりかもしれない。
暦の事を異常なまでに知っていて、決して助言以上の手助けもせず、暦自身に問いかけるような言葉を投げかける。
代々継いできた家業を、「嘘つきを罰する仕事」と呼ぶコトが正体へのヒントとなっている。
※この先、ネタバレ注意!
「忍野扇」の正体
「忍野扇」は怪異である。―――そしてスカートのガードは固い。
これは、アニメを観ていればわかるレベルの答えだ。
―――くっそ、ガード固いな。
アニメを楽しみにしたい人は、ここから先は本当に見ない方がいいかもしれない。
ううむ、見えるシーン皆無か―――ちっ……
※本当にネタバレはこの↓。
簡単に説明すると、阿良々木暦の自己批判精神から生み出された怪異。
彼女を怪異として退治する方法は、この「正体を暴く」コト。
暦だけが、彼女をどういった存在なのか、深く考えないでいる理由がコレ。
暦にとっては、最も身近な存在だが、最も正体を看破しにくい存在なのだ。
「忍野扇」の誕生経緯
きっかけは「くらやみ」だった。
「くらやみ」は、「間違ったコトを修正」する現象。
この件で、八九寺が消えるコトとなったが、暦は自分が消されなかったのは?という疑念を心の片隅に抱く。
これが「忍野扇」という「嘘つきを罰する仕事」の怪異への布石となってしまう。
もう一つのきっかけが、忍が初代怪異殺しを食べてしまったコト。
事前に神原が初代怪異殺しと戦い、「レイニーデヴィル」の力をエナジードレインされていた。
この「レイニーデヴィル」は、「忍野扇」同様に人によって生み出された怪異だったのだ。
生み出したのは神原の母。
そんな経緯のある「レイニーデヴィル」の力を取り込んだ初代怪異殺しを吸収した忍が、暦とリンクしたコトにより「忍野扇」が生まれるコトとなった。
暦と忍と神原の間に生まれた娘みたいな感じになっている。
つまり、忍野という性は、忍野メメからではなく直接の母体である忍野忍から。
扇という名は、神原のファン(扇)であるというプロフィールからのネーミングのようだ。
また、暦自身の解釈としては、自分もコンプレックスに思っている羽川翼への対抗意識から、「羽」のつく名前となったのでは?と感じたらしい。
更に言うと、この行動も―――
暦の深層心理が欲求しているような行動だった?
―――と、いうコトなんだろうか?
扇への決着がどうなるのかは、語らないでおこう。
アニメのみの人の為、結末だけは自分の目で確かめよう!と言っておく。(気になるなら原作を読むべし!)
これがアニメでどう描かれていくのか?次のTVシリーズはいつなのか?
気になるところだが、今回はここまでとしておこう。
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