今年で誕生から20年を迎えたポケットモンスター。
白黒画面のゲームボーイで遊んでいた初代のポケモンがもうすっかり懐かしい。
今のキッズたちがどれだけ初代を知っているか分からないが、一番最初に出たポケモンは「赤」と「緑」の二種類だった。
出典・・・https://natukashi.com/game/33
リザードンとフシギバナがパッケージに描かれており、青は入っていなかった。
ゲームを始めて最初に選ぶのは「ほのお」「くさ」「みず」の3タイプなのに。
なんで赤と緑が選ばれたのだろうか?
そんな疑問と共に、今回はポケモンの色について少し触れてみたいと思う。
カメックスはなぜ後から出たか
任天堂の人がカメックスを嫌いだったのかな?
とも一瞬思ったが、どうやらそうではないようだ。
いやまあ、考えてみれば当たり前なんだけど。
好き嫌いでラインナップから外されたらカメックスだって目からハイドロポンプ出すわ。
では一体どうしてかというと、これには諸説あるのだがまずひとつめ。
ポケモンの発売に際して、当時はまだどのくらい売れるのか分からなかった。
そんな状況で赤・緑・青の3本をリリースすることはややリスクが高かったのだろう。
そこで3つのうち2つをまず出すことにしたのだが、選ぶ基準が色のイメージだったそうだ。
3つのうち、寒色系であるという理由で青は候補から外されてしまった。
冷たい、暗いなどのイメージがあるからだろうか?
出典・・・http://arukuukura.blog.fc2.com/blog-entry-62.html
こうやって画像で比較してみると確かに、メインターゲットが子供であることも考えれば分からなくもない。
ふたつめは、任天堂の看板キャラ、マリオとルイージの色に合わせたという説だ。
言われてみると「任天堂といえばこの色!」みたいなイメージがある。
赤と緑でパッと思い浮かぶものなんて、任天堂かモスバーガーくらいのものだろう。
どちらが正しい説かはさておき、結果的に無事ポケモンはヒットし、後から青も発売されることになる。
よかったねカメックス。
外国だとまた違った結果に?
ところでこの初代ポケモン、実は日本とアメリカでは選ばれた色が違っていた、というのをご存じだろうか?
実はアメリカでは、「赤」「緑」ではなく「赤」「青」の二色が最初に発売されていたのだ!
出典・・・http://ga-m.com/n/pokemon-aka-midori-splatoon-fes/
フシギダネよりも早く、まさかのカメックス全米デビューである。
アメリカ人はカメが好きなのか?
タートルズとかいるもんな、なんかそんな気がする。
……と思ったが、これにはアメリカに対するちょっといい話が隠されていたようだ。
そのわけとは、アメリカの国旗にある。
出典・・・http://freesozai.jp/itemList.php?category=nation_flag&page=ntf_401&type=sozai
いわゆる星条旗というヤツだ。
これを見ればピンときた人も多いだろう。
そう、アメリカの国旗は赤と青のカラーなのだ!
アメリカでポケモンを発売するにあたり、「せっかくならアメリカンカラーで出そう」と任天堂側が取りはからった……という説がある。
そのお陰かどうかは分からないが、ポケモンは見事アメリカでも大ヒット、
現在はさらに広がり世界中で遊ばれる大人気ゲームとなっている。
もし仮にアメリカでも赤と緑で発売していたら、ここまでヒットしていなかったという可能性も……?
それは、誰にも分からない。
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