昭和ライダーのバイクのベースマシンとして複数の作品で使用された名機があった。
扱い易さとアクション性に富んだバイク、それが―――
「スズキ・TM250」
仮面ライダー4作品でベースマシンとして愛され、かつての少年たちを興奮させたモトクロッサーだ。
今回は、この「スズキ・TM250」という仮面ライダー御用達のマシンとライダーマシンを特集するぞ!
日本の正義と平和のために戦います! by仮面ライダーV3
目次
「スズキ・TM250」って?
スズキの市販モトクロッサーの初代マシン。
主に海外への出荷していた為、日本での流通は少なかったらしい。
仮面ライダーの「新サイクロン」のベースマシンにもなった「スズキ・TS250 ハスラー」の派生として誕生したモトクロッサーマシン。
モトクロッサーとしては、世界の水準に今一つだったようだが、その軽量性と扱い易さが評価され、V3以後メインマシンのベースマシンに選ばれ続ける事となる。
俳優からの評価も高く、特撮時の粗い運転にも耐え、安定した足回りでライダーたちを支えた。
これまでのマシンに比べて軽量なコトもあり、アクションの幅も広がったという。
では、ここからはこのベースマシンを元に生み出されたライダーマシンの劇中での設定も合わせてまとめていこう。
すさまじい怪物マシンの数々に驚愕せよ!
仮面ライダーV3
ハリケーン
ライダー1号が設計し、2号が部品を集めて開発した1000馬力の怪物マシン。
最高時速600kmという限界を超えていそうなスペックを持つ。
動力は、原子力エンジンという物騒なモノで、ロケットブースターによる飛行も可能という至れり尽くせりっぷり。
航続時間も10時間という化物。
仮面ライダーX
クルーザー
神啓太郎教授が開発した海底開発用バイク。別名「白い弾丸」
海底でバイクを運用しようというぶっ飛んだ設定で作られており、1500馬力という出力過剰なマシン。
Xライダー同様に太陽光線と風力、そして水力から生み出されるプラズマエネルギーが動力源。
脳波による遠隔操作や、2機搭載されているターボプロペラによる多彩な地形対応は驚異的なものがある。
もちろん水中でも稼働可能。
仮面ライダーアマゾン
ジャングラー
科学的であった他のマシンとは違い、ジャングラーは古代インカ帝国の秘宝「太陽の石」を動力源としている。
800馬力と出力面では前2マシンに負けるが、永久に走行可能な点はオーバースペックだ。
高坂博士が持ち帰ったバゴーによる設計図をもとに、立花藤兵衛が製作した。
脳波による無人走行、ウィング展開による滑空、ウィンチによる多彩な地形対応と他に引けを取らないマシン。
仮面ライダーストロンガー
カブトロー
大気中の静電気を吸収して永久に走行可能な、電気エネルギーを動力源としたマシン。
ストロンガーの緊急用バッテリーとしても使用される。
1200馬力とハリケーンとクルーザーの間程の出力。
また、クルーザー同様に200mのジャンプが可能。
更に最高時速が通常は300kmだが、落雷時には1010kmにまで跳ね上がる超怪物マシン。
「スズキ・TM250」をベースマシンとする仮面ライダーのマシンは以上の4つ。
これ以降は、新たなベースマシンで作られていくコトととなるが、昭和ライダー4作品に渡って特撮の場で活躍したマシンがあった。
日本での流通がほとんどなかったにも関わらず、ここまで現場に愛されたマシンは他にない。
正に伝説のマシンといっても過言ではない名機だろう。
こうなってくると、平成ライダーたちの乗るマシンたちのベースマシンも気になるところだが、それはまた別の話。
アプリゲットが贈る「仮面ライダー特集」もご覧ください!
毎週日朝が楽しみな記者むらさきが「仮面ライダー」に語る「仮面ライダー特集」をご覧ください……。