クー・フーリンの死のきっかけを作った女性。
そして、すーぱーけるとびっちとして人気の彼女―――
「女王メイヴ」
ケルト神話に語られ、現在もアイルランド国民の心に生き続けている妖精の女王(!?)でもある。
そんな彼女の原典、そしてクー・フーリンとの関係とは?
今回は僕らのビッチ「女王メイヴ」を特集だ!
うふふ!私どこまでも愛されてしまうのね! by女王メイヴ(レベルアップ時)
FGOの「女王メイヴ」
真名:メイヴ
身長:154cm / 体重:41kg
出典:ケルト神話
地域:アイルランド
属性:混沌・悪
性別:女性
CV:佐倉綾音 / イラスト:高山箕犀
「Fate/Grand Order」に「ライダー」クラスのサーヴァントとして召還された英霊。
人物
ただひたすらに清楚に淫蕩を好み、無垢に悪辣を成す。
それらはどちらも彼女の本当の姿であり、どちらも偽りではない。
しかし天真爛漫の微笑みもあってか、多くの者は「清楚で無垢」という印象で見ることが多い。
いい男と強い男、財も大好きで、自分の欲望に一切逆らうことなく、生前には数多くの男たちを恋人とした。
能力
戦士から取り込んだ遺伝情報を体内で複製し、名も無き兵士として製造する能力を持つ。
製造は人差し指の先を刃物で傷つけて血を地面に落とすことで行われる。
第五章では聖杯の力を一部利用していたとはいえ、生み出した兵士で一大軍団を形成し、エジソン達と渡り合っていた。
原典の「女王メイヴ」
ケルト神話の英雄クー・フーリンに執着する彼女は、何故そんなに彼に固執するのか?
それは、彼を誘惑した時、「何それ?お前何してんの?」的にそっけなくされ。
その上、戦争で捕縛された際には、「オレ、女斬らねぇし。帰ってくんね?」とつまみ出されている。
どっちの立場にしても、相容れない感じだったのかも知れない。
てか、ある意味、メイヴ様立場ないな……。
アルスター物語群
メイヴ関連
夫であるアリル・マク・マータと財産の多さを比べあい、それを発端としたクーリーの牛争いで、コナハト軍を幾度も苦しめ続けたクー・フーリンを憎み、彼がゲッシュ(禁忌)を破って死ぬきっかけを作った。
スライゴーを流れる河の水源は女王メイヴの聖泉とされ、水面は処女、母親、老女を映し、メイヴ女王の三面性である権威、悪、狂気を示すとも言われる。
また、メイヴの印「トリスケリオン(三脚巴)」の三相女神(三位一体の女神)を示す。
後に語られる伝承
後世では、妖精女王マブ(Mab)や妖精女王ティタニアと同一視され、シェイクスピアも「ロミオとジュリエット」の中で、「夜中に馬のたてがみを編みこむ者」とうたっている。
有名になったのは、このせいだろう。
元々の彼女は、夢魔のような存在とされていたらしい。
多くの夫たちに、自分の経血を配合した赤い蜂蜜酒を配って、支配権を分け与えたと伝承されている。
ちなみに、「マブ」は蜂蜜酒の意もある。
女王メイヴの墓
コノート州スライゴーの近郊、ノックナレイ山の山頂に、彼女のものとされる墳墓がある。
作られたとされる年代が、クー・フーリンの活躍したとされる時代と異なるコトから真偽は不明らしい。
だが、神話の時代を感じるには十分な雰囲気を見せる風景に、聖地巡礼できるのならしてみたいと思ってしまう程だ。
伝承で語られる彼女の真実は、この墳墓に眠っているのか?それとも別の何かが秘められているのか、空想するのは自由だからな。
ぼくらのすーぱーけるとびっち活躍中の
「Fate/Grand Order」で遊ぼう!
「Fate/Grand Order」は、アニメ化もされた伝奇ビジュアルノベル「Fate」シリーズの新たな物語を楽しめる英霊召喚RPGだ。
物語の舞台は西暦2015年。シバによって観測されていた未来領域が消失し、人類は2016年で絶滅する事が判明する。
未来を変えるべく、術者を霊子化させて2004年に現れた「観測できない領域」に送りこみ、事象に介入する事で時空の特異点を探し出し、これを解明――あるいは破壊する『グランドオーダー』が開始された。
プレイヤーは新人の「魔術師(マスター)」となり、神話や伝説上の英雄である「英霊(サーヴァント)」を率いて特異点の調査をはじめる。
バトルは2つのフェイズに分かれていて、タクティカルフェイズではサーヴァントスキルやマスタースキル、原作にも登場する「令呪」を使用してキャラの能力を向上させる。
次に発生するコマンドフェイズでは、キャラや色の違うコマンドを3つ選択してサーヴァントに攻撃行動をとらせて敵を倒す他、それらの行動によって「NP(ノーブルファンタズム)ゲージ」を溜めるとサーヴァント固有の必殺技「宝具」を使えるようになっている。
アプリゲットが贈る「Fate特集」もご覧ください!
TYPE-MOON作品・奈須きのこさんの大ファン!記者むらさきが、Fateシリーズを徹底紹介!「Fate特集シリーズ」をご覧ください……。