(引用元:http://pbs.twimg.com/media/BgXEgakCIAAJ0F1.jpg)
第一回は『BL』とは何か、腐女子のリアルをお聞きするべく、三名の腐女子諸氏に、『池袋BL学園』に御越しいただきました!
【腐女子座談会】腐女子に突撃取材!『BL』への目覚めとは?「第一回 腐女子とBLの目覚め」
自己紹介を終え、『BL』に目覚めたきっかけなどをお聞きしました。思った以上に覚醒の時期が早くてびっくりしました……。
そして腐女子の実態に迫る第2弾!『BL』の歩き方からリアルの恋愛事情まで!
第一回「腐女子とBLの目覚め」
第二回「腐女子と恋愛と」←本記事ココ
第三回「第三回「腐女子と展望と」
「腐女子と恋愛と」恋愛と『BL』は別腹!?
彼女達は男性同士の恋愛にハスハスしているわけですが、女子としての異性へ向ける視点はどうなっているのでしょう?
腐女子の恋愛感については、男性からしたら謎ですよね。『BL』が好きなのに異性にはちゃんと興味あるの?
まずは、各人の『BL』の歩き方を知り理解を深めて、男性との付き合い方を聞いてみました。
BLの歩き方
まずは『BL』の魅力について聞いてみました!人間歩み寄りが大事!『BL』に対しての想いを理解してみましょう!
(引用元:http://ecx.images-amazon.com/images/I/51rvEN8IhFL.jpg)
ーー『BL』の魅力ってなんでしょう?恋愛漫画や小説とはまた違う感覚なのですか?
松:
当たり前ですが『BL』って男の子と男の子の恋愛じゃないですか?やはり過程の違いですよね。
いず:
普通の恋愛ではありえない展開が面白いんですよ。
松:
ジュネ系でいえば「ホモの癖に幸せになれるなよ!」的な周囲の目があって、『普通じゃない』事を悩み、克服した末に結ばれるわけです。
「『BL』の面白みは葛藤!苦悩!軋轢!ホモ!」
ージュネ系ってなんですか?
松:
ジュネ系は、昔の『BL』の形といいますか、文学のようなドラマ性があるタイプですね。古いといえばそれまでですが。最近の『BL』と呼ばれるものはライトなものも多く、入門しやすいものといった印象です。
てし:
それ!ただ男の子同士のいちゃいちゃを観たい訳じゃないんですよね。まぁ日常でも高校生の男の子二人組をみてニヤけたりしますけど(笑)
いず:
親友同士のA×Bというカプリングがあったとして、攻め側は元々ゲイのA。で、受け側はノンケのB。親友同士だった二人ですが、AはBに密かに思いを寄せているわけです。もうその時点でドラマ性があるじゃないですか。
ーーああ!確かに男女だとよくある話なのに、物語の枠がもう一回り広がった感じがしますね!
いず:
そして、ふと揉めた時などの拍子にAがBにうっかり告白してしまうわけです。
てし:
それ!王道だけどそのくぁwせdrftgyふじこlp;
いず:
松さんがおっしゃったように、現実でも『BL』というジャンルは特殊に観られがちですもんね。
ーー確かに、恋愛漫画好きを公言しても何も思われないですもんね……。
「『BL』ジャンル?というかフェチですよフェチ」
(引用元:http://www.fujyoshi.jp/main/wp-content/uploads/2008/05/SNAG-005.jpg)
BLコミックの実態調査では学園ものが多いようですね。やはり『池袋BL学園』は正解でしたか!!
ーーちなみにジュネ系や801ってどう違うんですか?『BL』の中でもジャンル分けって結構あるんですか?
(引用元:http://ecx.images-amazon.com/images/I/616pZhb2tFL._AC_UL320_SR226,320_.jpg)
松:
ちなみに昔ジュネットという雑誌があって、その派生でジュネ系って言われてるんですよ。801は比較的二次制作の同人誌といった印象で使われることが多いんじゃないですかね?
ーーなるほど、801という言葉はよく聞きますが、いまいち意味はわかっていなかったんですよね。
松:
先ほどワードはでていましたが、ジュネ系、801、変わったところだとジャケ買い専門もジャンルになるのかな?
ーージャケ買いって、表紙だけで買うっていう意味ですよね?
てし:
そうですよ、表紙で絵柄で判断しますね。博打要素高いですが、はずれも多いですが、アタリを引いた時の快感というか、開いてみるまでわからないっていう楽しみです。
いず:
あとはカップルの属性くらいじゃないですか?それは男性も変わらないと思います。ショタ×オジサンとか。シチュエーションですね。
ーーそのへんはフェチって感じなんですね。
松:
フェチですね、お気に入りのカップリングの形を成しているかどうかだと思いますよ。
(引用元:http://ecx.images-amazon.com/images/I/51q4zJNLcyL._SX348_BO1,204,203,200_.jpg)
ーー好みのカップリングってありますか?
てし:
絞りづらいですが、細めのきつね目鬼畜メガネが攻めっていうところがいい!けど実はそれが受けになるのが最高なんですけど!
ーーなんで受けが最高なのに攻めを前置くんですか(笑)
てし:
それがポイントなんですって!いつもは攻めなのに、だんだん変えられていくのが堪らない!
ーー受けはなんでもいいんですか?
てし:
受けの好みはあんまりないんですよー。
ーー攻めなのに受け……、奥が深いですね。
理解より容認!腐女子と恋愛するということ
(引用元:http://ecx.images-amazon.com/images/I/41y11%2BA-ZsL._AC_UL320_SR226,320_.jpg)
腐女子やオタク女子の恋愛として先駆けてブレイクしたのは『となりの801ちゃん』が面白いですよね。普段は普通のOLを装いその実、オタク趣味と『BL』にまみれた女子とオタク男性との恋愛模様を日記のようなエッセイを漫画にした名作です。
(*同人作家、小島アジコさんが、自身のブログ上で発表を始めたウェブコミック。オタク、腐女子知識のオンパレード)
腐女子の恋愛事情は!?男×男のカップリングを楽しむ趣向と恋愛対象としての異性は違うのでしょうか?
ーーこれは一番聞きたかったんですが、皆さん恋愛は普通にしてらっしゃいますよね?
一同:
もちろん。
ーー『BL』劇中の男性と、恋愛対象としての男性を同じ視点で観てしまったりはしないのですか?
てし:
全っ然!『BL』はファンタジーなんですよ。男性と男性の恋愛の物語を空想して楽しんでいるんですよ。
いず:
男性向けの成人向けの本って、行為に終始しているというか、行為部分に焦点が向く場合が多いじゃないですか?そうではなくて、過程を妄想して楽しむんですよ。別に身体的なカラミがなくてもいいんです。
てし:
私は初めのうちは「女性向けのそういう本ないの!?」という考えも多少入っていましたけど(笑)
(引用元:http://cdn2.mynvwm.com/wp-content/uploads/2015/02/mari05.jpg)
松:
中には行為を想像して楽しむ人もいますけど、なかなか現実では味わえないファンタジーを楽しんでいるはずですよ。私の元彼氏なんて、私が隠していた『BL』本を勝手に読んでたことありましたよ!
ーー気持ちはわからなくはないですね、私も読む事ありますが、読み物として普通に面白いんですよね。
松:
やはりばれるとまずい!と思って多感な男子学生並みに隠していたんですけどね……。そこで彼氏が言った言葉が「この続きないの!?」でしたからね!
ーーうは!腐男子誕生の瞬間ですね(笑)その後はどうなったんですか?
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松:
予想以上にハマってしまって、一人で即売会に行く様になっちゃいました……。別れた後にひとり訪れた即売会で顔を合わせた時には死にたくなりましたよ(苦笑)
てし:
私は隠しもしないですよ。趣味は自由!って感じなので。
いず:
私は彼氏いるんですが、放任ですね。こういう話を友達としていると死んだ様な目で見られますけど。お互いの趣味は受け入れていますが、理解とはまた違いますからね(笑)
ーー『BL』好きには失礼だとは思うんですが、バレて嫌な目に会ったりはしなかったですか?
松:
恋愛だけではないんですが、好き勝手趣味に生きていたんですが、恋愛やその他にも目を向けなきゃいけないと引退しようとしたことがあるんですよ……。同人趣味ってお金使っちゃうし。ですが、見事に返り咲いて現在に至ります。楽しいからいいんですけどね。
ーー私もオタクなもので、それはわかりますよ!学生時代にバレたら嫌われると思って引退しようとしましたが、無理でした。
てし:
オタクは趣味ではなく性質だってやつですね!辞めようとして辞められるものじゃないっていう。
いず:
私はハマったのが遅かったし、今の彼氏と付き合い始めた後だったのでそういう事はなかったですね。
松:
今は「わたしホモに生きる!」ってなりましたね!
(引用元:http://livedoor.blogimg.jp/fbicia1/imgs/1/e/1efac85a.jpg)
き、金言……?
怒濤の最終回「腐女子と展望と」へ続く!!!!