http://fatego-fan.com/post-118/
モンスターストライク、パズル&ドラゴンズ、白猫プロジェクトなどは、数多くのスマホゲームに中でも大きなプレイヤー母数を持つ大人気タイトルですが、これらのゲーム人気に相反してユーザ間でささやかれるのがガチャの闇です。
一部報道でもあったように、巨額をつぎ込んでもほしいキャラクターが手に入らないという実態については、行政介入が起こるほど問題視されています。
超レアキャラが1%の確率で出るよと謳われていても、あくまで確率上の話。理論上は、どれだけ引いても当たらないことも可能性として0ではありません。
このあたりは皮肉にもギャンブルと似た部分であり、「絶対」という言葉が使いづらいわけですが、それでも「実際いくらまでかければ、ほしいキャラがゲットできるの?」というのは気になるところですよね。
編集部で計算してみた
今回、「白猫プロジェクト」「パズル&ドラゴンズ」「Fate / Grand Order」の3つの大人気スマホゲームにて、「レアリティ最上級の中の特定のキャラ1体が必ず貰える」であろうガチャ回数、必要金額を試算してみました。
ただ前述したように、”絶対”ということはないため、今回の試算では「必ず貰える”であろう確率”」で適正値を求めてみます。
◆試算式
1-(ほしいキャラが出ない確率)^ガチャ回数≧0.999
になるときのガチャ回数の最小値を求める。◆本試算に関する前提条件
・レアリティ最上級の特定キャラ1体が必ず貰える=100人がガチャを引いて全員がレアリティ最上級の特定キャラ1体をゲットできる
・100人がガチャを引いて全員がレアリティ最上級の特定キャラ1体をゲットできる≒100人がガチャ引いて、全員が99.9%の確率でレアリティ最上級の特定キャラ1体がもらえる
・各ゲームにおいて、レアリティ最上級のキャラクターの出現確率がいずれも一律。
・キャラ数、各確率は2016/4/7時点の情報をもとにしたものである。
では順に試算を始めてみましょう。
白猫プロジェクト
白猫プロジェクトでは、★4がガチャで排出される最高ランクです。
そしてそのキャラガチャも2種類存在します。
★4キャラが16種類いる、フォースターイベント用の通常キャラガチャと、★4キャラが8種類の特別イベント用キャラガチャですね。
まずそれぞれで試算してみます。
★4が8種類のイベント用キャラガチャ
例えば、ただいまの茶熊2016イベントのキャラ「ツキミ」をどうしてもゲットしたいとします。
★4確率は公表されていませんが、ネット上での情報を参考に10%と仮定します。
となるとツキミの出現確率は10%/8種類=1.25%であると予想されます。
ガチャ一回600円/回とし、計算式に当てはめると、、
必要ガチャ回数 392回
必要ジュエル数 9,800個
最大投資想定金額 235,200円
ちなみにこれが最高値です。(ジュエル5個:120円ずつ購入した場合)
¥235,200までかければ、ほぼ間違いなくツキミはゲットできるという想定値ですね。
当然ジュエルを360個:5400円で購入していれば、ガチャ一回分の金額は375円までさがるので、想定金額は147,000円となります。
★4が16種類の通常キャラガチャ
すでに終わってしまった配布キャラなのですが、評価の高いノアを例にとってみます。
★4確率は10%なので、ノアの出現確率は10%/16種類=0.625%
ふむ。。1%を切ると、一気に無理ゲー感が漂いますね。。
計算式に当てはめると、、
必要ガチャ回数 1102回
必要ジュエル数 27,550個
最大投資想定金額 661,200円
8種の時よりも倍以上にハードルがあがりましたw
パズル&ドラゴンズ
パズドラも、現在時点ではガチャで排出される各キャラの確率は公表されていないので、推測で設定します。
対象にはパズドラ学園ガチャ第3弾「図書室の管理神・カーリー」を設定します。
http://app.famitsu.com/wp-content/uploads/2016/04/415.jpg
ガチャ一回600円/回、カーリーの出現確率を1%とすると
必要ガチャ回数 459回
必要魔法石数 2,295個
最大投資想定金額 275,400円
なるほど。。。先日の某ゲームの70万投下してもほしいキャラが出ないという報道に比べると、優しいようにも見えてしまう不思議。。。
だんだん金額に対する感度がおかしくなってきました。
Fate / Grand Order
FGOの場合は、サイト内でガチャの各レアリティ別に出現率を提示しています。
★5サーヴァントの出現確率は1%、★5対象のキャラは13種いるので、1種あたりの出現確率は0.077%です。
おおお。。。10,000人が1回ガチャ引いて、ジャンヌ・ダルクを引けるユーザが7~8人程度の確率ですね。
ではそのジャンヌ・ダルク狙いで挑んだとすると、
http://fatemaster.net/archives/1039510689.html
ガチャ一回480円/回、
必要ガチャ回数 8,968回
必要聖晶石数 35,872個
最大投資想定金額 4,304,640円
ぬぅぅぅぅぅぅ!闇が深い!
なんとも絶望しか感じえない数字ですね。。。。
一点狙いは高リスクだが、ゲットしたときは大切にしたい
結果、どのゲームでもキャラの一点狙いは最悪の場合、結構な金額になることがわかりました。
ただ今回の結果は「最大いくらかければほしいキャラクターが確実に手に入るか」という疑問に対する、一種の参考値です。
運が悪いと、このキャラをゲットするのにこれだけかかるよ!ということ。当然、ガチャ一発で引き当てることもあるので、あくまでも確率論での内容であることをご承知ください。
なのでこの試算結果は、実際のガチャに関与するものでも、保証をするものでもありません。
そして運よくほしい超レアキャラをゲットした方は、ぜひそのキャラクターを大切につかってくださいね!