世代を問わず楽しめるゲーム、麻雀。
ちょっと前は怖いイメージがあったかもしれないけど、
最近は若い人向けの漫画やアニメも出てきて、敷居もぐっと下がった印象がある。
実際に「○○って漫画を読んで麻雀を始めた!」って人も結構多いはず。
「咲」なんかは特に、若い男性たちの麻雀人口増加に貢献したに違いない。
出典・・・http://macotz.seesaa.net/category/6643153-1.html
が、そんな人たちが実際に麻雀を打ち始めて、「あれ?」って思うことが出てくる。
「これ、やってみると漫画みたいにいかないな」ってことだ。
自分で打ち始めて初めて、アレは漫画だから成り立つんだと思い知らされるのだ。
そこで、「麻雀漫画で見かけたけど実際打ってるとありえないシチュエーション」にどんなものがあるか、紹介していきたいと思う。
その1、「咲-Saki-」
最初は先ほども名前が挙がった「咲」。
まずお伝えしたいのは、これはいわゆる「超能力系漫画」だということだ。
かわいい女の子がきゃっきゃと麻雀打つ漫画かと思ってた人も多いだろうけど、とんでもない。カテゴリーで言えば完全にテニプリとかそっち系だ。
紹介していきたい、とか言っておきながらアレだけど、ありえないシチュエーションが多すぎて何からピックアップすればいいんだろう状態である。
が、まあとりあえず基本中の基本ということで、主人公の咲ちゃんについて触れておこうと思う。
出典・・・http://simopon.blog129.fc2.com/blog-entry-157.html
咲ちゃん。かわいい。
この画像だけ見ると、「いたって普通じゃないか!」と思うだろう。嶺上開花でツモっただけじゃないかと。
しかしこの咲ちゃん、恐るべき特殊能力を持ってる。
カンすれば、ほぼ100パーセント嶺上開花が成立する凄まじい子なのだ。
うん、何言ってるか分かんないと思うけど、これはまだ序の口なのでしっかりついてきてほしい。
ちなみに、通常の嶺上開花の確率はこちらです。
嶺上開花の出現率は0.28%、搶槓の出現率は0.05%と、搶槓の方が出現率は低いというデータもあるので、確率だけで言ったら、嶺上開花を狙うのもありかもしれませんが、嶺上開花でアガっても1翻のみという事をお忘れなく。
出典・・・http://majandofu.com/out-with-replacement-tile
何十倍だよ!
余談だけど、咲を見て麻雀始めたって人がカンしまくって中級者以上の人に呆れられてしまう、がここ数年の麻雀あるあるだと思ってます。
その2、「無敵の人」
お次は、割と最近マガジンで連載がはじまり先日単行本第一巻が発売されたばかりの、「無敵の人」。
あの「ライアーゲーム」などでお馴染みの甲斐谷忍先生の作品です。
主人公のMことミズキくんは、ネット麻雀の頂点に立つ少年。設定が現代っぽくていいですね。
「相手の癖を見抜く」ことに優れていてネット麻雀では無敵の存在らしいけど、どのくらい無敵なのかというと……。
出典・・・http://blog.livedoor.jp/inoken_the_world/archives/52191583.html
無敵すぎるだろ!
麻雀やってる人なら分かると思うんですけど、自分ではどうしようもない運の部分があるので、
300戦以上打って連対率100はありえません。
極端な話、北家スタート時に東一局で親が南家から役満あがったりしたら自動的に3着だからね。
実際、漫画の中でも「ありえねーだろ」って言われまくってイカサマ・不正を疑われ、それを晴らすため戦う的なストーリーなんだけど、
そりゃ疑うよ。対戦相手、どれだけツモ弱いんだよ。
でもあの甲斐谷先生のことなので、何かしら「おおっ」となるどんでん返しがあるんじゃないかと僕は期待しています。
その3、「天牌」
天牌といえば、週刊漫画ゴラクで長期連載している人気麻雀漫画。
そこそこリアルっぽい描写もその人気のひとつなんだけど、ちょいちょい不可思議な現象が起こってる。
あとは、謎の理論が展開されることが多々ある。そのうちひとつがこれ。
出典・・・http://kyam.exblog.jp/17444560
違わねえよ!
えッホントかよ、じゃないよもはや超能力だろこれ。
そりゃ同卓してる人たちもひくよ。完全にひいてるよこの表情。
このように、パッと見リアル闘牌かと思わせておいてたまに超理論で僕たちを惹きつけてくれます。
ただ、恥ずかしながらこれ見た当初は白を見極めようと挑戦したよね……かめはめ波とかと一緒で誰でも一回はやっちゃうよね……。
その4、「兎」
逆に潔く「能力麻雀」を主張して能力者同士の麻雀を描いているのが、高校生代打ち集団たちが主役の漫画「兎」。
「危険牌察知能力」を持つ主人公を筆頭に、「ドラが必ず乗る」「すべての局で役満手が入る」など特徴的なキャラが多い。
そして能力漫画の常として、インフレ現象というものがあるけどこの漫画も例外ではなく……。
最終的には「運気を支配する力」とか「相対的に運が弱いものの配牌を悪化させる」など、どんどんエスカレートしていくのです。
その中で登場したのが敵キャラのヴィヴィアン。
出典・・・http://blog.goo.ne.jp/katsu666/e/5fe5ba46e37d83414b73bae0122e1762
今までのは多少つっこみどころが分かりやすかったけど、もうこのへんまで来ると何を言ってるのか分かんないよね。僕も最初そうだった。
これを説明すると、「カウントダウン」というスキルをこの子は持っていて、
局が始まる前に特定の数字を宣言することで、その巡目までにあがることができるという力です。
予言者かよ!
これつまり、山にある牌とか相手の手牌とか全部透けて見えてるの前提で言ってるからね!
言われた方もどうすりゃいいんだよって話です。フリーで急に「3」とか言い出す人いたら「え、いやここ点5ですよ」とかしか返せないからね。
ちなみにこれに対して主人公は「ショートカット」っていう技で対抗するんですけど、ちょっともう理解を超えているので説明はできません。
麻雀は感覚で楽しむんだということを改めて教えてくれる楽しい作品です。
その5、「ムダヅモ無き改革」
ありえないだろ系で、この作品をスルーするわけにはいかないなと思いまして。最後は「ムダヅモ無き改革」。
多数の政治家が登場し、国同士、時には時空を超えた外敵と戦うお話なんですけど……。
まず言っておかなければいけないのは、ありえないことしか起こりません。基本。
その上で、こちらをご覧ください。
出典・・・http://plan999999.blog61.fc2.com/blog-entry-149.html
もはやツッコミ待ちだろ!
ごく当たり前みたいに「白を作った」とか言ってるけど、それ麻雀牌つくってる職人さんとかのやることだからね。
マナー違反とか反則とかそういう次元じゃない。既に。
ちなみにこの技は「轟盲牌(ごうもうぱい)」といい、
主人公のジュンイチロー氏はこの技をフルに使って手牌すべてを白にして白一色であがったこともあります。
もう僕もだいぶ頭おかしくなってますね。普通に「すべてを白にして」とか言ってるからね。
ここまで吹っ切れていると、逆に面白いのです。他にもありえないあがりがたくさんなので気になった方はぜひ読んでみてください。
そんな麻雀大好きな筆者がよく遊んでいる麻雀ゲームはこちら!
麻雀 天極牌 by Hangame
サシウマ戦や勝ち抜き戦、友達対戦やサバイバル戦など多彩なゲームモードがあるのも特徴。
レーティングシステムで成績を管理できたり、プレイ中手に入る称号を集めたりとやり込み要素も盛りだくさんだ。
さらに、初心者でも安心できる機能も搭載。
たとえば待ち牌システムは、テンパイした時に何であがれるかを表示してくれるのであがり逃しを防ぐことができる。
さらに、ツモ切りしかしないCPUも用意されているので、じっくりひとり打ちの練習も行えるのが良い。
「役を覚えきれていなくて……」という人のため、対局中でも役の確認ができるようになっているので、
役を覚えている途中の人が勉強するのにもちょうどいい。
ある程度打ち慣れた人なら、打牌速度をあげるなどの調整もできるし、
「極印」という一定の成績を残した者だけに与えられる特殊な称号を狙うなどの楽しみ方もある。
ちなみに、対局中は好きな音楽を再生しながらプレイもできるので移動中なんかに音楽を聞きながら麻雀を、
なんて遊び方も可能だ。もちろんアプリ内のミュージックも緊張感のあるBGMでこのままでも楽しめることは間違いない。
初心者から上級者まで、すべての麻雀好きにおすすめできるアプリである。