イラストレーター、ワダアルコさんとは?
イラスト製作、キャラクターデザインなどで活動をされている女性イラストレーター「ワダアルコ」さん。
Fate/EXTRAのキャラクターデザインなどを手がけられていて、繊細なライン、独特の塗り、魅力的な世界観の絵に惚れてしまった人は数知れず。
ひとえにイラストと言っても、カードデザインや挿絵、同人誌など色んな方面でご活躍されています。
今回はそんなワダアルコさんの絵を眺めながら、来歴や作品どんな風に関わられているのかを習ってみましょう。
まずは軽いプロフィールから。
ワダアルコさんのプロフィールについて
ワダ アルコは、日本の女性イラストレーター。元々ゲーム会社に勤務していた。
その後イラスト専門誌や同人誌などで活動している。
▲出典:https://ja.wikipedia
――ゲーム会社ではどんな仕事を担当していたのでしょうか。
背景デザインを担当していました。それまではほとんど背景を描いた経験もなく、オーダーに応えて絵を描くこともなかったため新鮮で楽しかったです。いろいろな経験をさせていただき感謝しています。
入社後家庭の事情により3年ほどで辞めることになりましたが、再び絵を描く時間を取れるようになったため、以後はフリーランスとして絵の仕事に携わっています。
▲出典:http://tablet.wacom.co.jp/
大学を出た後、3年間ゲーム会社に努められていたそうです。その後フリーランスに、現在もご活躍されています。
もともと子どものときから絵を描くのが好きでいろいろなキャラクターを模写していました。
中学に上がり『Final Fantasy』シリーズや『幻想水滸伝』シリーズなど好きなゲームのイラストを描くようになりました。
作家ではいのまたむつみさんや高河ゆんさんの影響を強く受けています。高校では美術部で水彩や油彩の描き方を学びました。
▲出典:http://tablet.wacom.co.jp/
いのまたむつみさんの女性的なタッチと似ている部分があるかもしれませんね。
在学中は自分のサイトでイラストを発表しながら定期的に同人誌を製作していました。
絵を描くことは仕事以前に大切な趣味で、中でも同人活動は一番自由に絵を描ける場だと思っています。
日記のように自然に描き続けているものなので、練習や勉強も兼ねて毎回そのとき描きたいものを好きなように描いています。
一冊の本としての仕上がりを見るのが何より楽しいので、仕事の合間の作業にはなりますが、装丁や印刷も含め今後もできるだけ凝ったものを作っていきたいです。
▲出典:http://tablet.wacom.co.jp/
同人活動も楽しんで活動されているようです。ファンとしては嬉しい限りですね。
次に、主に携わられた代表的な作品の一部をご紹介。
ワダアルコさんが携わった主な作品
Fate/EXTRA
やはりこちらが有名でしょうか。TYPE-MOONの化物コンテンツとして知られるFateの人作品でキャラクターデザイン、イラストを勤められました。
2009年にゲーム『Fate/EXTRA』のキャラクターデザインを担当しました。開発ディレクターから声をかけていただき、もともと『Fate』シリーズのファンだったので二つ返事でお請けしました。
キャラクターデザイン担当とはいえ私がデザインさせていただいたキャラクターが半分、『Fate』シリーズの生みの親である武内崇さんにキャラクター原案をいただいたものが半分でしたので、気分的に楽だったうえとても勉強になりました。
デザインはもちろんそれ以外も武内さんや奈須きのこさん、スタッフの皆様に学ばせていただいたものがたくさんあり、このゲームに関わらせていただいたことをとても幸せに思っています。
▲出典:http://tablet.wacom.co.jp/
社長こと武内崇が原案を出されて、ワダアルコさんが仕上げたのですね。この作品は派生も多く、今でも愛され続けるキャラ達となっています。
レディジュエルペット
TVアニメ『レディジュエルペット』では、主人公の女の子4人組のキャラクター原案と衣装のバリエーションの原案を担当しました。イラストレーターは本質的にデザイナーではありませんので、個人的にはイラストレーターに求められる原案というのはプロデザイナーとしての技術ではなく、その人の手癖に基づいたカラーだと思っています。
自分が描いた絵をキャラクターデザイナーの方にアニメ向けにアレンジしていただくというのは初めての経験だったのでとても新鮮でした。かなり先行でキャラクターを描かせていただいたため、そのころはまだどんな内容になるか決まっていませんでした。
キャラクターがアニメの中でどう動くかは放映までわからなかったのですが、とてもかわいくリファインしていただけてうれしかったです。
▲出典:http://tablet.wacom.co.jp/
アニメでのキャラクター原案も担当されています。アニメ内容が分からずデザインされるって、とても大変そうですね…。
最強魔法少女あきら
集英社の「ウルトラジャンプエッグ」にて漫画を連載されていたこともありました!
全10話で、単行本も一巻分だけ出てます。
内容は、ふっつーの男子高校生が謎のぬいぐるみからチカラを授かり、かわいい魔法少女に性転換してしまう!って感じです。
メタネタてんこもり、カオスで面白い雰囲気となっております。
こちらは一話が公式サイトで無料配信されていますので、ゼヒご覧になってください。
いやはや、色んなカタチで作品を作られていますね。漫画については知らなかったって人も多いのではないでしょうか。
最後にアプリゲット恒例、ワダアルコさんのイラストが見れるスマホアプリゲームをご紹介しちゃいます。
ワダアルコさんが関わっているスマホアプリまとめ
チェインクロニクル(チェンクロ)
「チェインクロニクル」は、義勇軍を結成して世界を脅かす「黒の軍勢」と戦う戦略シミュレーションRPGだ。
個人的には評価点★5を付けたいくらいの大作!
暗黒の魔物たちで構成された「黒の軍勢」と、その魔物を喚び出すことができる魔導書を持つ記憶喪失のヒロイン。
義勇軍のリーダーである主人公が密接に絡み、大局へと向かう作りこまれたシナリオ。
軍に参加する仲間キャラの人となりや想い知ることができる200以上のサブクエスト(全編会話パートあり)が用意されており、世界観を補完している。
さらに、サブクエストの大半の報酬は課金通貨である「精霊石」。
ガチャを引いてレア以上のキャラを頻繁に入手できる。
戦闘では、各キャラごとに固有のグラフィックやボイスが収録されていて、ユニットを頻繁に動かしながら戦う戦略性とアクション性が兼ね備えられた、まさに穴がない王道RPGとなっている。
ワダアルコさんは多くのキャライラストを製作
軽く数えただけでも10人以上!キャラ性能も結構優遇!
純粋にゲームとしても面白いのでオススメです!
Fate/Grand Order(FateGo)
「Fate/Grand Order」は、アニメ化もされた伝奇ビジュアルノベル「Fate」シリーズの新たな物語を楽しめる英霊召喚RPGだ。
物語の舞台は西暦2015年。シバによって観測されていた未来領域が消失し、人類は2016年で絶滅する事が判明する。
未来を変えるべく、術者を霊子化させて2004年に現れた「観測できない領域」に送りこみ、事象に介入する事で時空の特異点を探し出し、これを解明――あるいは破壊する『グランドオーダー』が開始された。
プレイヤーは新人の「魔術師(マスター)」となり、神話や伝説上の英雄である「英霊(サーヴァント)」を率いて特異点の調査をはじめる。
バトルは2つのフェイズに分かれていて、タクティカルフェイズではサーヴァントスキルやマスタースキル、原作にも登場する「令呪」を使用してキャラの能力を向上させる。
次に発生するコマンドフェイズでは、キャラや色の違うコマンドを3つ選択してサーヴァントに攻撃行動をとらせて敵を倒す他、それらの行動によって「NP(ノーブルファンタズム)ゲージ」を溜めるとサーヴァント固有の必殺技「宝具」を使えるようになっている。
ワダアルコさんは多くのキャライラストを製作
カードファイト!! ヴァンガード 惑星大戦
「カードファイト!! ヴァンガード 惑星大戦」は実際のカードゲームやアニメで人気の「カードファイト!! ヴァンガード」の設定を使い、電脳空間の世界でのカードバトルをアプリにしたカードRPGゲームだ。「カードファイト!!ヴァンガード」をご存知だろうか?
カードゲームを中心としたマンガ、アニメ、ゲームなどを展開するメディアミックス作品。今の20台後半の方には「遊戯王みたいなコンテンツ」といえば伝わるだろう。
その世界観を使って、元のカードゲームを発行している会社が直接手がけてカードRPGに仕上げたのがこの惑星大戦だ。
魔法も機械も発達した世界で、6種類の勢力に分かれて戦う。
カードバトルはオリジナルのヴァンガードのルールは使わず、これまでの特にカードバトルRPGを踏襲したようなフルオートのバトルとなっている。
カードの絵柄はさすがもともとトレーディングカードを発行している会社だけあって、大きな画面で絵柄のみをフルスクリーンにしても滑らかに見えるくらいにハイクオリティだ。
ワダアルコさんは人魚アイドル「バミューダ△」のPR♥ISM-Pというユニットキャラを製作
アプリじゃない方のTCGヴァンガードも面白いのでオススメ!
ソード オブ ナイツ
実はメインデザインとして関わられたこんなアプリがあったのですが、リリース後半年でサービス終了となっています。残念。
ワダアルコさん特集、いかがだったでしょうか?
ちなみにまだまだイラストが見たいって方は、画集はないけど「Fate/EXTRA material」という書籍で設定資料とかまで広く公開されています。
今後もアプリゲットは色んな角度から記事を書いていきますので、楽しみにしていてくださいね!