コーラス・ワールドワイドは1月7日(水)、英国のインディペンデントアニメーションスタジオ、Rumpus Animation(ランパス・アニメーション)と提携し、同社初のゲームとなる「バートラム・フィドルの冒険:エピソード1」の国内およびアジア地域におけるパブリッシングを行うことを発表した。
「バートラム・フィドルの冒険:エピソード1」iOS版2月下旬配信予定
「バートラム・フィドルの冒険」は、ヴィクトリア朝時代のロンドンを舞台に、冒険家のバートラム・フィドルとその従者のギャヴィンが「ジェフ・ザ・マーダラー」と呼ばれる連続殺人犯を追うミステリーアドベンチャーゲームの第1弾だ。
本作は英国流ダークユーモアと、産業革命時代を連想させる暗い雰囲気を持った独特な世界観、アニメーションスタジオならではと言えるユニークなキャラクターが特徴。
ゲーム中の会話はフルボイス(英語音声・各国語字幕)で提供され、従来のモバイル用アドベンチャーゲームでは体験できないゴージャスなプレイ感と、英国のコメディファンにはたまらない会話の応酬と仕込みの数々がプレイヤーを待ち受けるということだ。
ゲームは日本語、英語、中国語(簡体・繁体)の各国語版で提供され、日本および中国、台湾、韓国、香港のApp Storeにて配信されるとのことで、プラットフォームはiOSとなる。
価格は500円で、配信時期は2015年2月下旬が予定されている。
「バートラム・フィドルの冒険:エピソード1」トレーラー
ランパス・アニメーションとは
ランパス・アニメーションは英国ブリストルに拠点を置く、CGアニメーションスタジオで本作「バートラム・フィドル」で初めてゲーム制作を手がけた。
ディレクター兼イラストレーターのセブ・バーネットは、今回の発表にあたり以下のコメントを出している。
私たちがコーラスの代表、金親晋太郎に出会ったのはヘルシンキのゲームイベントでした。
あっという間に仲良くなりました。
彼はとてもオープン・フレンドリーな人で、彼の助力もあって、私たちは「バートラム・フィドル」の米国および英国のローンチにおいて、AppStoreのフロントページフィーチャーをもらい、欧米のゲームファンから好評を得ることができるきっかけをつくることができました。
2014年秋のの東京ゲームショウのインディーゲームコーナーでは、コーラスとはたまたま隣同士のスタンドに並びました。
そこで私たちがわかったのは、コーラスのような真のインディーゲームサポーターであるパートナーと結ぶことが私たちのような小さなスタジオにとって重要かということです。
ユニークなタイトルラインナップを擁するコーラスと一緒に私たちの「バートラム・フィドル」を日本のゲームファンに提供できることは何よりの喜びです。
「バートラム・フィドルの冒険」はエピソード形式で構成されています。
本作(エピーソード1)リリース後、順次新エピソードを提供していく予定です。
本作の概要
「バートラム・フィドルの冒険は」は、ポイントクリック・アドベンチャーと呼ばれるアドベンチャーゲーム。
プレイヤーは画面にあるオブジェクトをタップして手がかりを得つつ、ストーリーを進めていく。
主人公バートラム・フィドルと従者ギャヴィンは、あるきっかけからロンドン中の話題になっている連続殺人犯「ジェフ・ザ・マーダラー」を捕まえるため、行方を追うことになる。
シャーロック・ホームズ&ワトソンコンビをはじめとするクセのある様々な登場人物や、過程で得られるアイテムなどからヒントを得て捜査を進めるという内容だ。
ゲーム中の会話やユーモア表現は英国独特の言い回しが多用されており、ゲームファンだけでなく、例えば「モンティ・パイソン」が大好きな人も楽しめるように、現在複数名の翻訳者がオリジナルの面白さを損なわないよう、翻訳作業を行っているということだ。
ゲーム詳細
タイトル名:バートラム・フィドルの冒険 エピソード1
ジャンル:ポイントクリック アドベンチャー
プラットフォーム:iOS
価格:500円
対応言語:日本語 / 中国語(繁体・簡体)/ 英語
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(c) 2014 Rumpus Animation