「荊軻」春秋戦国時代において最も歴史を動かした可能性が大きかった刺客を大特集！暗殺を実行する。速やかにな【Fate：キャラ特集】

剣術と書物、友との語らい、何より酒を愛した風流の人。

策を用い王の暗殺を謀った。

それが―――

「荊軻」

春秋戦国時代において最も歴史を動かした可能性が大きかった刺客を大特集！

暗殺を実行する。速やかにな　by荊軻

FGOでの「荊軻」

真名：荊軻（けいか）
身長：159cm
体重：48kg
出典：史実
地域：中国
属性：混沌・善
カテゴリ：人
性別：女性
CV：田中敦子
設定作成：東出祐一郎
キャラクターデザイン：高橋慶太郎

『Fate/Grand Order』に登場する「アサシン」クラスのサーヴァント。

本編の第2章では、AD.60年のローマにはぐれサーヴァントとして召喚されローマ帝国の将になっている。

剣術と書物、友との語らい、何より酒を愛した風流の人。

マスターとも友人関係のように接する。

アサシンとして召喚されているが、生前は「義」の為に強大な敵に立ち向かい、暗殺までも行おうとした人物。

決して生業として暗殺をしていたのではない。

史実では男性として語り継がれているが、サーヴァントとしては東洋の美女。

男性口調だが、酒が入ると素に戻ってしまう。酔いが回ると普段の凛々しさからはかけはなれた、陽気でだらしない姿を見せる。

史実・伝承での「荊軻」

荊軻は、三国志以前の春秋戦国時代に生きた刺客とされる人物。

燕の太子である丹は、人質となっていた秦から逃げ帰り、荊軻へ秦王政の暗殺を命じる。

当時、秦は圧倒的に強勢となっており、燕も滅ぼされる危機を感じていたのだった。

それだけでなく、少なからず丹自身の政に対する遺恨もあったとされる。

荊軻は、用心深い秦王に謁見するための策を考えた。

土地を差し出す策、元秦の将軍であった樊於期の首を差し出す策。

丹は前者のみでいいと推すが、荊軻は油断を誘うならば・・・と双方を合わせて推す。

この事を聞いた樊於期は、自らの首を差し出したのだった。

そして、万全を期すため、匕首に毒で焼きを入れた。これを死刑囚で試し、確実に殺せることを確認した。

荊軻が出発する際、丹は秦舞陽という壮士を相棒によこした。

彼がチンピラ同然の役立たずだと見抜いた荊軻は、旧友とともに旅立とうとしたが、丹の命により仕方なく秦舞陽を連れて秦へと向かうこととなった。

荊軻たちは、計画通りに領地の譲渡の証（地図）と、樊於期の首を差し出す。

政は彼らをもてなし接見した。この時、秦舞陽は空気に呑まれて恐怖に震え始めてしまった。

このことを流石に不振に思われ始めてしまう。

苦々しく思いながらも荊軻は、助け舟をだす。

「こいつ、田舎者なんで天子様を前にして変に委縮しちゃってるんですよ・・・気にしないでやってください」

とごまかしの愛想笑い。

その場はなんとかなったが、荊軻は秦舞陽を連れてきたことを後悔した。

どうにか荊軻は地図を政に献上すると、そばに控えた。

政が地図を開き始めると、荊軻は素早く接近し地図の中に潜ませた匕首で刺そうと政の袖をつかんだ。

―――が、袖がちぎれ、政は大きく身を仰け反らせると匕首から逃れた。

幾度か斬り込むが、政が長剣を抜くと形勢は逆転。

最終的に足を斬られた荊軻は、身動きが出来なくなり、政に切り刻まれたという。

この様子を秦舞陽は、震えながら見ていた。

相棒が彼でなく、荊軻の旧友であったなら、歴史は大きく変わっていたかもしれない。

後に政は、秦の始皇帝となる。

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