【ガルパン：履修！戦車道！】第15回 戦車のパーツ「装甲」について　戦車は厚く！女の子は薄く！？防御力特集！

戦車は攻撃力と共に防御力も重要、「装甲」の厚さで勝負が決まるコトもある。

甲冑などと同様の意味合いだが、実は全体が分厚い装甲に覆われているわけではない事を知っているだろうか？

「ガールズ＆パンツァー」でも、砲弾が弾かれる場合もあれば、一撃で決着してしまう場合もある。

第15回となる今回は、「装甲」とは？どこが硬くて、どこが柔らかい？とか、まとめてみよう！

つまり、戦車は厚く！女の子は薄く！？防御力特集！

履修！戦車道！パンツァー・フォー！

戦車の「装甲」

戦車は、外部からの攻撃に対して内部の乗員や機動部分を守る必要がある。

低姿勢の設計で被弾そのものを避けたり、隠密性を向上させる方向の防御性能に対し、装甲は対弾防御性能ということになる。

機動力も確保しつつ防御力も得る為、戦車の装甲は砲塔の前面部分や、車体の前面部分が最も厚くなっている。

前面＞側面＞後面＞上面＞底面の順番に防御力は弱くなっていく。

つまり、対戦車戦を行う場合、常に正面を向いて戦うのが最も攻防のバランスがいい戦い方になる。

現在の主力戦車の場合、正面装甲が対抗する主力戦車の火砲に耐えうることが前提となるが、競争を続けている限り矛盾の関係にあり、やや火力が上回る場合の方が多くなっている。

装甲の形状も対弾性能を考えて設計されており、戦車を見るとわかると思うが正面装甲は一定の傾斜を持っている。

これは、着弾角度を考慮し、装甲面で砲弾を受け流す意味合いがある。

特に近年では、側面を携帯式の対戦車兵器で攻撃される事例が増え、これに対抗する為に側面装甲の追加が実装されることが多い。

初の主力戦車と言われるセンチュリオンは、最初から履帯側面を覆う装甲面が用意されているのがわかると思う。

また、戦車の天敵が攻撃ヘリであるとされるのは、装甲の薄い上面を狙われる可能性が高いことも一因である。

ガルパンの劇中でも、装甲の硬さに関しては考慮された戦闘になっていて、大抵の正面攻撃は弾かれてしまうコトが多い。

その反面、側面、背面への攻撃や、性能差の大きい戦車同士の戦いにおいても、砲塔と本体の接合面への攻撃で敵を倒したり、底面を狙う攻撃などで対処している。

やはり、ガルパンは戦車の事を熟知した上で作られた映像なんだとわかる。

装甲の発展

第一次世界大戦時、登場した戦車の装甲は、まだ溶接技術が発展していなかった為、リベットやボルトで貼り合わせる構造だった。

その為、装甲面が衝撃で変形した時にリベットが飛散してしまい、搭乗員や随伴の歩兵が殺傷してしまう事故が多発してしまった。

早急に溶接技術が必要となり、圧延鋼や鋳造鋼を溶接組みする製法で装甲が作られていくようになる。

第二次世界大戦中は、曲面装甲や傾斜装甲などが発展していく。

開戦初期のソ連製戦車はそれをいち早く取り入れており、ドイツ側の攻撃を寄せ付けなかった程だ。

各国で避弾経始を意識した戦車設計が行われていった。

また、このころには側面への追加装甲や、着弾時に装甲表面で破裂する構造の追加装甲、リアクティブアーマーなどが開発されていき、防御力は向上していくこととなる。

現代では、傾斜装甲や装甲自体での防御力で防ぎきれない攻撃も増えたため、ステルス性や回避性能を保ちつつ高い防御性能が求められるようになってきた。

今後はより低姿勢で角ばった車体装甲のものが開発されている。

このように戦車の装甲は、発展し続けていてより防御力の高い装備が研究されているようだ。

だが、女の子たちの防御力は、このくらいがいいのかなぁ？ｗ

いや、ずいぶんと薄い装甲だ！けしからんｗ

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