開発時にブラックホールエンジンが暴走した「バニシング・トルーパー」。
数々の系列ロボットが登場する人気のオリジナルリアルロボット。
それが―――
「ヒュッケバイン」
人気デザイナーの「カトキハジメ」氏のデザインした「リアルバニシングトルーパー」を大特集!
「ヒュッケバイン」
型式番号:PTX-08R(旧シリーズ)
RTX-008L / R(αシリーズ、OGシリーズ)
分類:試作型パーソナルトルーパー(ヒュッケバインシリーズ)
全高:19.8 m
重量:132.4 t(旧シリーズ)
60.4 t(αシリーズ、OGシリーズ)
動力:ブラックホールエンジン
フレーム:Hフレーム
基本OS:TC-OS
開発:マオ・インダストリー社
メカニックデザイン:カトキハジメ
ヒュッケバインは、『第4次スーパーロボット大戦』でリアルとボット系のオリジナルロボットとして登場したパーソナルトルーパー。
ゲシュペンストの後継機という扱いでスーパー系のグルンガストとは対になる関係で、旧シリーズでは破嵐財閥の投資で、テスラ・ライヒ研究所で完成させた機体。
αシリーズ・OGシリーズでは、マオ・インダストリー社製となっている。
また、実験中に暴走したコトから「バニシング・トルーパー」という不名誉な名称で呼ばれる。
この設定はαシリーズ・OGシリーズからのモノで、旧シリーズでは暴走した経緯などは無かった。
ブラックホールエンジンという物騒な動力源で、暴走の原因はコレで、基地1つを消滅させている。
厄介な動力を使いたがる科学者が多いのもロボットモノの特徴。
ヒュッケバイン問題
リアルバニシング・トルーパー
2006年秋頃よりヒュッケバインシリーズのメディア露出が、ゲーム画面以外で登場しなくなった。
このコトを指して「現実世界(リアル)でも消滅(バニシング)した」として「リアルバニシングトルーパー」と言われるようになる。
何故このような事態になったのか?
それは、端的に言えばデザインが「ガンダム」に似ているから。
デザインを担当された「カトキハジメ」氏は、ガンダムシリーズでもメカニックデザインをされているコトで有名なデザイナー。
まぁ、似ていてもそれはソレ。
問題になるより、カッコ良さから人気の高いロボットになっていった。
そして2006年、TVアニメ『スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ』が発表された。
もちろんヒュッケバインも登場すると思われたが、放送前の6月末ごろからとある掲示板サイトで、このアニメに関するスレッドが立ち上がり、その書き込みが話題となる。
ヒュッケバインはアニメに出られない。
サンライズから弾ダム似ているというクレームが来た。
などというモノ、また寺田プロデューサーが交渉したが、サンライズからは「今後、ガンダム出せなくなってもいいのか?」という脅しをかけられたという情報まであったようだ。
この投稿があった当初は、悪質なデマとされていたのだが、放映された第1話の内容がスレッド内の書き込みと同じ展開であったコトで、一気に湧き上がる。
実際にヒュッケバインは登場せず、スレッド内に書かれていた通りに一瞬だけ過去回想にそれらしい機体が描かれたのみだった。
製作スタッフからのリークか?とのうわさがあったが、現在でもその真偽は定かではない。
これ以降、ヒュッケバインシリーズはゲーム画面以外でのメディア露出はほぼ無い状態で、某スレッドの内容が真実だったと信じるしかないようだ。
本当に残念でしかない。
まぁ、これ以上に映像化が難しいメカも存在するので、これはこれで諦めるしかないのかも?