いかりや長介な人形の三蔵だろうと、モンキーマジックな女性俳優の三蔵だろうと、妖怪に拳銃をぶっ放す金髪イケメンな三蔵だろうと受け入れられてきたんだから…
いまさら敵を素手でブッ飛ばす女性の三蔵が出てきても全く問題ないんだろうな…
…どうも、最近むしろ原作通りの男の坊主な三蔵法師に違和感を感じるようになってきたFGOプレイヤーです。
今回もFGO期間限定イベント「星の三蔵ちゃん、天竺に行く」をやっていきたいと思います。今回は第一巻を。
第一巻 「韃靼国 旅の道連れ」
韃靼国(だったんこく)はタタールのことらしい。
ぐだ子をお供に旅を続ける三蔵法師御一行。三蔵ちゃんはおぼろげながらも一緒に旅をした3人の仲間について思い出していく。
そこで何故穂群原学園三人娘が出てくるのか、なぜぐだ子がそいつらを知っているのかはスルーするとして…
原作『西遊記』において沙悟浄が河童なのは日本だけのオリジナル。なので上の選択肢を選んでも三蔵ちゃんは河童にしっくりこないっぽい。
「天竺を目指す旅」であるにもかかわらず3人の弟子がいないという状況に不安と疑問を抱く三蔵ちゃん。
「新しい弟子の自分がなんとかするよ」と励ますぐだ子の言葉に一瞬舞い上がるけど、やっぱりもう一人ぐらい弟子が必要だと考える三蔵ちゃん。
そう、たとえば猪八戒とか。彼は原作ならば中央チベットの商家の入り婿として働いているハズだが…?
お前かよ猪八戒。つーかなんで猪八戒ポジションまで岩に封印されてんだ。
違う意味での豚に目覚めかけてるダビデはほっといて…
さらにもう一人、これまた岩に封印されていた沙悟浄ポジション・李書文先生を救出、これで西遊記の3人の弟子が揃ったわけだ。
割と素直に沙悟浄のポジションを受け入れた書文先生。
「師の為なら幾人とて敵の素首ねじ切って首級を捧げる次第」とガチもガチです。
ここらへんは原作通りに殺生を嫌う三蔵ちゃん。こういう性格なので原作の孫悟空とは対立することが多かった。師匠を守るために戦っているのに…みたいな感じで。
まあ、物語後半の孫悟空は師匠の見ていない所で小細工を行って、師匠のあずかり知らぬ間に師匠に迫る脅威を排除するようなしたたかな行動もとれるようになるのだけど。
と、それはともかく三蔵ちゃんからのオーダーは、たとえ敵に襲われることになってもなるべく追い散らす方向で、とあくまで不殺生を貫く。
まあ、ココの三蔵ちゃんは直接自分が戦っているので原作ほど理不尽じゃない?気がします。
てなわけで雑魚の獣人を適当にぶった切って追い払って戦闘終了。
三蔵法師の3人の弟子が揃ったのなら今度は馬だ。三蔵法師の馬は玉龍、あるいは白龍といって、
普段は三蔵の馬として三蔵を乗せて歩き、3人の弟子が戦えない状態のときに三蔵を守る最後の砦的な存在なのだが…。
うん、白くないね。
うん、馬じゃないね。
うん、守るどころか最前線を単騎で蹂躙しそうだね。
最初は怖がって乗りたがらない三蔵ちゃんだが、白龍が何やら持っていることに気づく。
失われた…? 経典はインドにあるんじゃなかったの?
まあ兎にも角にも経典を律儀に守ってくれていた白龍を仲間と認め乗馬、というか肩車します。
…ラニさんで慣れている思うので、乗り心地はそこそこいいと思いますよ?
…肩車しながらほぼ中国横断とかかなりきつそうだけど。乗る方も。
とにかく、旅のメンバーが全員そろい、旅の目標もより明確になったわけだ。いよいよもって旅の始まりだ。
なか゛いたひ゛か゛ はし゛まる..