仮面ライダー、本郷猛は改造人間である!
そんな名調子で始まった「仮面ライダー」シリーズの始祖であり、今も語り継がれる伝説「仮面ライダー1号」。
映画でも人気の「1号ライダー」、「本郷猛」だが……
なぜ「1号」となったのか?
「2号」が誕生した本当の理由とは!?
実は、それには当時の撮影事情が深く関わっている。
今や定番となっている2号ライダーの誕生秘話に迫ってみるぞ!
一文字隼人だけが仮面ライダーではない。俺は本郷猛、仮面ライダー第1号だ! by本郷猛
当時の撮影事情
そして事故発生!
現在では、顔出しの俳優と、仮面ライダーとなった時のアクション俳優は別の人の場合が多い。
だが、初代「仮面ライダー」放映当時の1971年は、顔出しの俳優がそのまま着ぐるみを装着してアクションしていた。
その為、アクション俳優というのは、本当に体力勝負だったようだ。
本郷猛の俳優「藤岡弘」さんも当時から体当たりの演技で、迫力のあるバトルシーンにバイクでのライディングシーンも一人で行っていた。
そう、着ぐるみ状態でバイクに乗るというスタントもご本人が行っていたのだ。
そんな中、9話~10話のバイクシーンで転倒、全治6か月の負傷をしてしまう。
シリーズも盛り上がってきたところで、ただの代役というのは避けたいというコトで、当初は「本郷猛」は死亡して新たなヒーローを登場させる案が立ち上がった。
だが、「オールマイティなヒーローを殺してしまっては、子供たちの夢を壊すことになる」というコトで、「本郷猛」はショッカーの海外支部へ遠征する流れになる。
夢の競演!
子供たちを熱狂させたWライダー!
こうして、藤岡さんが治療している間、「佐々木剛」さん演じる「一文字隼人」が「仮面ライダー2号」として登場する流れとなった。
ちなみに、画像は「新2号」なので、手袋など細部のカラーリングに赤が使用され鮮烈なイメージになっている。
登場当初は見た目はほぼ一緒だった。
佐々木さんの演技は藤岡さんより力強いアクションが多く、これもまたファンが熱狂する要因となっていく。
後に技の1号、力の2号と呼ばれるようになる。
人気は一文字隼人の登場以降、爆発的に上昇していき、ついに第4クールに突入した時―――
夢のダブルライダー編が開幕!
日本を守っていた2号と、海外から帰国した1号の競演は、子供たちをより熱狂させた。
今の平成シリーズに見られる2号ライダーの原点はここにあった。
この後、「新仮面ライダー1号」となった本郷猛が復帰して、新たな戦いが始まる。
時は流れ、映画で評判の究極の1号。
当時のファンだけでなく、現在のライダーファンも藤岡さんのカッコよさ、新たな1号のマッシブな姿に感動を覚えている。
ライダーの復活というのは、今も昔もファンの心を熱くさせる!
撮影の体制は変わり、俳優の演技の枠も変わっても「仮面ライダー」たちヒーローの不屈の闘志は、これからも皆の心を熱くさせるだろう。
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毎週日朝が楽しみな記者むらさきが「仮面ライダー」に語る「仮面ライダー特集」をご覧ください……。