水着イベ第2部『デスジェイル・サマーエスケイプ ~罪と絶望のメイヴ大監獄2017~』もたけなわ。
イベントをクリアし、報酬の「イシュタル(騎)」を仲間にした人も多いかと思われます。
が、イベント産の星4騎と言えば「坂田金時(騎)」や「サンタ・オルタ」など未だ一線級のサーヴァントばかり。
「イシュタル(騎)」は、はたしてその中に割って入ることができるのでしょうか?
今回は、そんな「イシュタル(騎)」の強さと、キャラクター的な魅力をご紹介いたします。
「イシュタル(騎)」ってなにもの?
今回のイベントでは主役(?)を担った「イシュタル(騎)」。伝承とFGOの両面から、その活躍と人となりを、ざっくりまとめました。
史実における「イシュタル(騎)」
メソポタニア神話に登場する愛と美の女神。
戦や豊穣、金星など多くの神性を司り、メソポタミアの多くの地で信奉されていました。
そのためか多くの神話や文献にその名を見つけられます。
なかでも有名なのが、『ギルガメッシュ叙事詩』における所業でしょう。
作中のイシュタルは、叙事詩の主人公「ギルガメッシュ」にまさかの一目惚れ。
思い余って求婚するも拒絶された彼女は、その腹いせに「グガランナ」と言う神獣を解き放ち、地上をめちゃくちゃに破壊してしまいます。
結局、「グガランナ」は「ギルガメッシュ」と「エルキドゥ」によって討伐されますが、神獣を殺したがために、とばっちりの神罰を受けて「エルキドゥ」は命を落とすことになってしまいました。
FGOにおける「イシュタル(騎)」
長い黒髪と、燃えるような赤い瞳が印象的な女性。
性格は伝承通り傲慢で我儘ではあるものの、情が深く面倒見の良い側面も目立ちます。
これは依り代となった「遠坂凛」の性格に引っ張られた影響なのだとか。
そのため、本来は犬猿の仲であるはずの「ギルガメッシュ」との関係もそこまで悪くありません。
ストーリーでは第7章で登場。
終盤でどうしようもないドジをしでかしていたことが判明しましたが、なんやかんや最期まで主人公と共に戦い、大きく株を上げました。
が、今回のイベントではそのドジを埋め合わせようとした結果、大きく株を下げることに。
「イシュタル(騎)」の性能
「金時(騎)」も「サンタ・オルタ」も優秀だったがために、最初からハードルが上がっている感のある「イシュタル(騎)」。さっそくその性能を見ていきましょう。
ステータス
クラス | ライダー |
---|---|
レアリティ | SR(★4) |
最大レベル | 80 |
HP(初期/最大) | 1710/10692 |
ATK(初期/最大) | 1600/9603 |
コマンドカード | Quick:2枚 Arts :2枚 Buster:1枚 |
クラススキル | 騎乗[EX] 自身のQuickカードの性能をアップ 単独行動[A] 自身のクリティカル威力をアップ 女神の神核[B][EX] 自身に与ダメージプラス状態を付与 &自身の弱体耐性をアップ |
スキル
続いてスキルを見ていきましょう。
輝ける水の衣
効果 | 味方全体のQuickカード性能をアップ(3ターン) &味方全体のBusterカード性能をアップ(3ターン) &味方全体のNP獲得量をアップ |
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チャージタイム | 7ターン |
アクセルターン
効果 | 自身に回避状態を付与(1回) &自身のクリティカル威力をアップ(1ターン) |
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チャージタイム | 6ターン |
サマー・ブレイカー!
効果 | 自身に無敵状態を付与(1回) &自身のクリティカル威力アップ(1ターン) &自身のスター発生率アップ(1ターン) &自身のNP獲得量アップ(1ターン) &自身の弱体耐性アップ(1ターン) &自身の回復量をアップ(1ターン) &1ターン後に自身にスタン状態を付与【デメリット】 |
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チャージタイム | 8ターン |
宝具:神峰天廻る明星の虹(アンガルタ・セブンカラーズ)
カード種別 | Quick |
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効果 | 自身のQuickカード性能をアップ(1ターン) +敵全体に強力な攻撃[Lv.1~] |
雑感
ステータスはATK重視の配分。
その数値は星4騎中第2位を誇りますが、一方のHPはワーストです。
とは言え、スキルに無敵付与と回避付与があるので、低HPもそれほど気になりません。
カード構成は、A2枚Q2枚のバランス型。
最高のクラススキル「騎乗EX」を有していますが、肝心のQカードの性能は低めでNP効率もスター発生率も低調です。
もっとも、Aカードの性能は良好なので、NP溜めに苦労することはほとんどないでしょう。
スキルは自己バフと全体バフの組み合わせで、やや変則的ではあるものの使い勝手は良好。
とくに「輝ける水の衣」は、3種の全体バフを兼ねた高性能スキル。
CT、倍率ともに悪くないので、最優先でレベルを上げていきましょう。
「アクセルターン」は、回避付与とクリティカル威力バフを兼ね備えた攻守両天秤のスキル。
使いどころの見極めに悩むところですが、幸いCTは短いので気軽に使って構いません。
最後の「サマー・ブレイカー!」は、あらゆる効果を詰め込んだ複合スキル。
1ターンのみ自身を超強化できますが、スタンのデメリットが強烈なので、使いどころは見極めましょう。
宝具は、Qの全体攻撃。ダメージ前にQバフがかかり、しかも「騎乗EX」持ちなので、全体宝具としては高いダメージを叩き出せます。
3体敵がいればそれなりにスターを生み出せるため、次ターンの追撃につなげることもできます。
「イシュタル(騎)」の運用案
「イシュタル(騎)」のおすすめの運用案をご紹介します。
運用案その① パーティーのメインアタッカー
豊富なバフスキルで自身を強化し、パーティーのメインアタッカーを担わす運用案。
ただし、本人の星出し性能がイマイチでありながら、バフがクリティカルに偏っているため、単騎で活躍できるタイプではありません。
星出し係とセットで運用しましょう。
概念礼装は主力のQカードかクリティカル威力を底上げできるものがおすすめ。
なかでも、Qカードとクリティカル威力を同時に底上げできる「ホーリーナイト・サイン」や「真夏のひと時」は、最適性と言っても良い相性を見せます。
スター集中スキルが無いのが気になるなら「熱砂の語らい」などもおすすめです。
運用案その② パーティーのサポーター
優秀なスキル「輝ける水の衣」に注目した運用案。
QカードまたはBカードを主力としたサーヴァントと高い親和性を誇ります。
本人の火力も悪くないので、雑魚散らしで足を引っ張らないのもポイントです。
一方、素のスター集中率が高すぎるため、アタッカーからスターを奪ってしまう点は要注意。
まとめ:アタッカーにもサポーターにもなれる汎用性が魅力!金時(騎)がいても腐りません!!
手持ちやパーティーに応じて、アタッカーにもサポーターにもなれる汎用性が魅力の「イシュタル(騎)」。
クリティカルアタッカーと言う独自の立ち位置を確立しており、宝具アタッカーの色の強い「坂田金時(騎)」や「サンタ・オルタ」と競合しないのもポイントです。