なかなかに優秀なサーヴァントの揃った星3セイバー。
その中でも、「ガイウス・ユリウス・カエサル」と「ベディヴィエール」は性能的に一歩抜けています。
今回はそんな2人の中から「ベディヴィエール」をご紹介します。
「ベディヴィエール」ってなにもの?
「ランスロット」や「ガウェイン」などの高名な円卓の騎士に比べると、知名度ではどうしても一歩劣る「ベディヴィエール」。その差を埋めるべく、彼の人となりを、伝承とFGOの両面から見ていきましょう。
伝承における「ベディヴィエール」
イングランドに伝わる『アーサー王伝説』に登場する円卓の騎士の1人。「ベディヴィア」とも。
「ケイ卿」や「ガウェイン卿」と並んで、古くから伝説に登場する最古参の騎士でもあります。
一般的に隻腕の騎士とされていますが、戦場では他の3人の騎士より強大と評された槍の名手でした。
円卓の騎士を崩壊せしめたカムランの戦いすらも生き残り、致命傷を負った「アーサー王」の命を受け、聖剣エクスカリバーを湖の妖精に返還。
その後は隠者として余生を過ごしたとされています。
FGOにおける「ベディヴィエール」
白銀の鎧を身に着けた、中世的な雰囲気の青年。
ともすれば幼くすら見える顔立ちですが、身長は187センチとかなりの長身だったりします。
やや天然のきらいがあるものの、その性質は穏やかで優しく、常識的。
問題児だらけの円卓の騎士の中では、聖人と言って良いほどの良識人です。
一方で、実力の面では他の騎士に一歩劣るようで、引け目を感じている描写も見受けられます。
ストーリーでは第6章に登場。
名実ともに第2の主人公として、獅子王との決戦に挑みます。
そして最後にはプレゼントボックスに贈られてきました。
「ベディヴィエール」の性能
「ベディヴィエール」の性能を見ていきましょう。
ステータス
クラス:セイバー レア:星3 所持カード:QQABB
HP (初期/最大):1727/9595
ATK(初期/最大):1416/7627
スキル
スキル1 「軍略」 CT:7
味方全体の宝具威力アップ(1ターン)
スキル2 「沈着冷静」 CT:8
自身のNPを増やす & 自身の精神異常弱体耐性をアップ(3ターン)
スキル3 「守護の誓約」 CT:7
味方全体の防御力をアップ(1ターン) & 味方全体の弱体耐性をアップ(1ターン)
宝具
「剣を摂れ、銀色の腕(スイッチオン・アガートラム)」 属性: Buster
自身のバスターカード性能をアップ(1ターン)〈オーバーチャージで効果アップ〉 & 敵単体に超強力な攻撃【Lv.1~】
雑感
星3セイバーの中では最高のATKを誇るサーヴァント。
一方、スキルは攻防バランス型の構成です。
そのなかでも、全体防御バフである「守護の誓約」が特筆。効果が1ターンしか持続せず、ダメージカットもありませんが、全体防御バフスキル持ちは希少なため重宝します。
唯一の攻撃バフ「軍略」は、自身の宝具とコンボするのが吉。
宝具のBカードバフと合わさって、かなりの打点を叩き出せます。
Aカードは一枚のみですが、高ランクの「騎乗」が乗ったQカードと、初期レベルからNP30回収できる「冷静沈着」のおかげでNP効率自体が良好なのもポイントです。
「ベディヴィエール」の運用案
「ベディヴィエール」を活かすための、おすすめの運用案をご紹介します。
運用案その① パーティーのメインアタッカー
高いATKに目を付け、アタッカーとして運用する案。
なかでも、スキル「軍略」とBカードバフが乗った宝具の火力は、星3セイバーでは圧倒的。
ただし、入手機会が限られているため、宝具レベルを上げづらいのが玉に瑕です。
高性能のQカードとスキル「冷静沈着」のおかげでNP効率は悪くないため、選べる概念礼装の幅は広め。
なかでもおすすめは、「リミテッド/ゼロオーバー」に代表されるBカード性能アップ持ちの概念礼装。
初期チャージとBカード性能アップが合わさった「王の相伴」、攻撃アップの「ゴールデン相撲」なども候補です。
運用案その② パーティーのサポーター
アタッカーとしての運用に限界が見えてきたときの運用案。
攻防バフスキルを兼ね揃えており、幅広く味方をサポート可能です。
また、状況に応じて、アタッカーに転身できる汎用性の広さもポイント。
概念礼装は、定番の「王の相伴」や「ゴールデン相撲」などがおすすめです。
まとめ:優秀な星3セイバー。入手難度が高い点だけが残念!!
アタッカーにもサポーターにも成れる汎用性の高さが魅力の星3セイバー。
やや防御寄りのスキル構成ですが、NP回収スキルから宝具へ繋げられる瞬発力の高さは、星3セイバー随一です。
性能的には同じ星3の「カエサル」と似通っていますが、上述の特性を生かせば差別化は十分可能。
ただし、入手が難しく、なかなか宝具レベルが上がらない点だけは要注意です。