吐き気を催すような悪い逸話塗れの「ジル・ド・レェ」。
そんな「ジル・ド・レェ」が、生前もっとも輝いていた時代の姿がセイバーでの彼です。
今回は、百年戦争を勝利に導いたフランスの国民的英雄としての、「ジル・ド・レェ(剣)」をご紹介します。
目次
「ジル・ド・レェ(剣)」ってなにもの?
悪名高い「ジル・ド・レェ(剣)」の人となりを、史実とFGOの両面から見ていきましょう。
史実における「ジル・ド・レェ(剣)」
15世紀フランスのブルターニュ地方の大貴族にして軍人。
英仏間の百年戦争においては、救国の聖女「ジャンヌ・ダルク」と引き合わされ、これと共闘。
はじめは監視の役割を担っていましたが、次第に彼女に心酔していったとされています。
「ジャンヌ」と「ジル」が率いるフランス軍は連勝を重ね、ついには重要拠点オルレアンの解放に成功し、百年戦争を勝利に導きました。
この功績から、戦後「ジル」はフランス軍の元帥に列せられる栄誉を得ます。
一方で、この頃から「ジル」は狂気に蝕まれ、自身の広大な領地から年端もいかない少年を誘拐し、虐殺を繰り返すようになっていました。
約10年に渡り悪逆を繰り返したジルですが、最期はそれらの悪行が露呈。裁判の果てに処刑されます。
一説によると、「ジル」の後半生の凶行は、自身が神聖視していたジャンヌが異端として捕らえられ、挙句に火炙りとして処刑されたことで、精神を病んでしまったためとも言われています
FGOにおける「ジル・ド・レェ(剣)」
白銀の鎧に身を包んだ青年。
キャスターの「ジル」はかなり怪しい形ですが、セイバーの彼は顔色が青白いことを除けばかなりまとも。
口調も丁寧で紳士的です。
反面、後年の彼を思わせる描写も散見され、かなり怪しい一面も持ち合わせています。
ストーリーでは、記念すべき第1章に登場。
なんと、キャスターの彼と共演することになります。
「ジル・ド・レェ(剣)」の性能
「ジル・ド・レェ(剣)」の性能を見ていきましょう。
ステータス
クラス:セイバー レア:星3 所持カード:QAABB
HP (初期/最大):1899/10498
ATK(初期/最大):1228/6615
スキル
スキル1 「軍略」 CT:7
味方全体の宝具威力アップ(1ターン)
スキル2 「黄金律」 CT:8
自身のNP獲得量アップ(3ターン)
スキル3 「プレラーティの激励」 CT:7
自身のバスターカードの性能をアップ(5ターン)
宝具
「神聖たる旗に集いて吼えよ(セイント・ウォーオーダー)」 属性: Arts
自身の攻撃力大アップ【Lv.1~】(2ターン) & 防御力大ダウン(3ターン)【デメリット】 + スター獲得〈オーバーチャージで効果アップ〉
雑感
ステータスはHP特化の耐久型。
ATKは数値こそ低いですが、高ランクの「狂化」のため、実質的には数値以上の火力を出すことができます。
スキル3「プレラーティの激励」と組み合わせれば、火力は更に向上します。
しかも、このスキルはCT7ターンにして効果は5ターン持続。
スキルを最大まで上げると、CTが5ターンにまで短縮され常時バフをかけ続けることも可能になります。
スキル2「黄金律」でNP効率の悪さをカバーできるのもポイントです。
肝心の宝具はダメージなしの自己強化型。攻撃バフの倍率は優秀ですが、その分防御デバフも強烈な点は注意。
スキル1「軍略」の宝具威力バフが自身の宝具に載らない点も要注意です。
「ジル・ド・レェ(剣)」の運用案
「ジル・ド・レェ(剣)」を活かすための、おすすめの運用案をご紹介します。
運用案その① パーティーのメインアタッカー
高ランクの「狂化」と、「プレラーティの激励」で二重に底上げされたBカードで火力を出す運用案。
安定感はスキルレベルによって左右されるので、「プレラーティの激励」だけはスキルレベルを上げておきましょう。
概念礼装は、初期チャージと攻撃アップを兼ね揃えた「ゴールデン相撲」や「ハロウィン・プリンセス」がおすすめ。
「黄金律」のスキルレベルが高かったり、NPを稼ぐ術があったりすなら、「リミテッド/ゼロオーバー」も選択肢に入ります。
運用案その② クリティカルパーティーのアタッカー
上記に、クリティカルを加える運用案。
パートナーに星出し要因が必要になりますが、爆発力を得ることができます。
スター集中率に不安が残るので、概念礼装で補いたいところ。
「熱砂の語らい」を筆頭に、「封印指定執行者」や「ルームガーダー」などがおすすめです。
まとめ:通常攻撃特化型の星3セイバー。大器晩成型なので、初心者にはおすすめしません
通常攻撃でダメージを稼いでいく、珍しいタイプのサーヴァント。
ただし、火力は2枚のBカードに依存しているため安定感は高くありません。
また、相応にスキルレベル上げないと真価を発揮できないのもマイナスポイント。
運用には愛が必要です。