たとえ低レアであろうとも、何かしらの役割を担えるのがFGOの魅力。
星2バーサーカーの「カリギュラ」も、独特なスキル構成と宝具でオンリーワンの立ち位置を築いています。
今回は、そんな彼についてまとめました。
「カリギュラ」ってなにもの?
暴君としての知名度は、「ネロ」に一歩譲ってしまっている感のある「カリギュラ」。そんな彼の人となりを、史実とFGOの両面から見ていきましょう。
史実における「カリギュラ」
ローマ帝国の第3代皇帝にして、暴君。1世紀の人物。
第2代皇帝に疎まれていた両親とは逆に可愛がられ、彼の死後、わずか24歳で帝位を継ぎます。
「カリギュラ」の即位は民衆の熱意によって迎えられ、その期待に応えるように「カリギュラ」も名君として寛大な治世を敷きました。
ところが、即位後7カ月目にして、「カリギュラ」が重篤な病に倒れたのを契機にその治世は一転。
病を克服した「カリギュラ」は、忠実な部下を処刑したのを皮切りに、身内や政敵を次々に処刑するなど暴君へと変貌していきます。
暴虐と淫蕩の限りを尽くした彼の治世は、当然のように長くは続かず、即位4年後に暗殺と言う形で幕を閉じました。
ある歴史家が言うことには、彼は病を契機に「狂ってしまった」そうです。
FGOにおける「カリギュラ」
黄金の鎧と赤いマントを身に纏った男性。
黒い目の中で光る赤い瞳の妖しさからも分かる通り、高ランクの「狂化」に蝕まれ理性はなく、目についた敵全てに暴虐を加える暴君です。
ただし、溺愛している「ネロ」のみは例外。
彼女を前にすると、幸運判定次第では正気に戻ることすらあるとされています。
そのためか、「ネロ」が出てくれば「カリギュラ」もセットで(主にギャグ担当として)登場します。
ストーリーの第2部で登場したときは、例外的に終始シリアスでした。
「カリギュラ」の性能
「カリギュラ」の性能を見ていきましょう。
ステータス
クラス:バーサーカー レア:星2 所持カード:QABBB
HP (初期/最大):1374/7303
ATK(初期/最大):1211/6831
スキル
スキル1 「加虐体質」 CT:7
自身の攻撃力アップ(3ターン) & 自身の防御力ダウン(3ターン)
スキル2 「皇帝特権」 CT:7
自身にさまざまな効果をランダムで付与(3ターン)
スキル3 「在りし日の栄光」 CT:5
自身のバスターカード性能をアップ(1ターン) & 自身のHPが減少【デメリット】
宝具
「我が心を喰らえ、月の光(フルクティクルス・ディアーナ)」 属性: Arts
敵全体に高確率でスキル封印状態を付与【Lv.1~】(3ターン) & 敵全体に高確率で宝具封印状態を付与(3ターン)〈オーバーチャージで確率アップ〉
雑感
ステータスはATK寄りのバランス型。
カード構成はバーサーカーにお馴染みのB3枚型です。
高い「狂化」のおかげでBカードの性能が高い反面、AとQのカード性能は低め。
星出し性能もNP効率も劣悪です。
スキルはどれもデメリットやランダム要素のある自己強化。
安定感には難が残りますが、その分3種の攻撃バフが乗った通常攻撃の火力は、星2を逸脱した数値を叩き出します。
対する宝具はバーサーカーでは希少なダメージ皆無の妨害型。
とくに宝具封印効果は、宝具の封印のみならずターン経過によるゲージ上昇も止められるため、かなり強力です。
しかし、それでもやはり攻撃宝具が欲しかったです。
「カリギュラ」の運用案
かなり独特な性能をお持ちの「カリギュラ」。そんな彼を活かすための、おすすめの運用案をご紹介します。
運用案その① パーティーのアタッカー
強力な3種のバフを軸に、アタッカーとして運用する案。
高い「狂化」も相なって、その火力は折り紙付き。
スキルの回転が早いのもポイントです。
ただし、バーサーカー故の脆さに加え、スキルのデメリットで防御力とHPが下がるため、耐久力は紙以下。
長期戦は厳しいので短期戦を挑むか、割り切って鉄砲玉として使うのが良いでしょう。
概念礼装は、「リミテッド・ゼロ・オーバー」など自身の火力を底上げできるものがおすすめです。
運用案その② 宝具による妨害要員
宝具の強力な足止め効果に目を付けた運用案。
妨害が決まれば、長期に渡り敵の行動を妨害することが可能です。
とくにゲージの少ない弓や殺クラスとの対峙では、抜群の効果を発揮します。
おすすめの概念礼装は、劣悪なNP効率を補える「カレイドスコープ」や完凸「虚数魔術」などが鉄板。
次点に弱体成功率をあげられる「レコードホルダー」です。
まとめ:基本的には一発屋。短期の火力が欲しいなら育るのもアリ。
耐久力を切り捨て、完全に火力に特化した性能のサーヴァント。
火力を出すために宝具に頼らない点がユニークです。
NPにとらわれることなく、育成コストも低いため、鉄砲玉的なサーヴァントを欲している人にはおすすめ。