初期からのサーヴァントでありながら、『アガルタの女』に登場したと言うことで、第2弾ピックアップに選出された「シュヴァリエ・デオン」。
シナリオでは麗しのメイド服を着こなして見せた彼女(彼)ですが、今回のピックアップは残念ながら正装姿です。
立ち絵が勿体ないので、「アストルフォ」ともどもマイルームくらいでは着替えてもらいたいものです。
それはともかく、今回はそんな「シュヴァリエ・デオン」をご紹介します。
「シュヴァリエ・デオン」ってなにもの?
フランス革命期を題材にした大ヒットした漫画の主役のモデルとも言われる「シュヴァリエ・デオン」。以下ではその人となりを、史実とFGOの両面からまとめました。
史実における「シュヴァリエ・デオン」
18世紀から19世紀にかけて、フランス国王が設立したとされる諜報機関に属し、外交官として、またはスパイとして活躍したフランスの騎士(シュヴァリエ)。
史実では女装の騎士だった説が有力視されていますが、男装の騎士説も根強い性別不詳の人物。
現に、ロシアでは女官として皇帝に仕えたり、マリー・アントワネットからドレスを贈られたりなどの逸話も残されています。
現代でも論争の続くその性別は、当時も興味の対象だったようで、イギリスでは賭けの対象にされていたそうです
FGOにおける「シュヴァリエ・デオン」
青を基調の貴族服と羽帽子が印象的な騎士。
論争のある性別はあえて決着をつけず、スキル「自己暗示」によって自由に性別を変更できる設定になっています。
『アガルタの女』ではとあるカルデア職員の陰謀(?)により、似た者同士の「アストルフォ」と共に内密でレイシフトし、主人公と共に戦うことになります。
シナリオの途中でメイド服に着替えたり、胸のふくらみがピックアップされたりと、多彩な活躍を見せました。
「シュヴァリエ・デオン」の性能
性別不明なことから男女問わずに人気の「シュヴァリエ・デオン」。その性能を見ていきましょう。
ステータス
クラス:セイバー レア:星4 所持カード:QAABB
HP (初期/最大):2121/13256
ATK(初期/最大):1460/8765
スキル
スキル1 「心眼(真)」 CT:8
自身に回避状態を付与(1ターン)&自身の防御力をアップ(3ターン)
スキル2 「自己暗示」 CT:7
自身の弱体状態を解除&弱体耐性を大アップ(3ターン)
スキル3 「麗しの風貌」 CT:7
自身にターゲット集中状態を付与(3ターン)&HP大回復
宝具
「百合の花咲く豪華絢爛(フルール・ド・リス)」 属性:Arts
敵全体に確率で魅了状態を付与(1ターン)〈オーバーチャージで確率アップ〉&攻撃力をダウン(2ターン)【Lv.1~】&防御力をダウン(2ターン)【Lv.1~】
雑感
星4セイバー最高クラスのHPと、最低クラスのATKを誇る耐久型のセイバー。
スキルも全てが耐久型で、自分のみならずパーティーの生存にも一役買います。
なかでもターゲット集中の「麗しの風貌」と、回避及び防御バフの「心眼(真)」の組み合わせが強力。
これにより、パーティーを守る盾として獅子奮迅の活躍を見せます。
一方、ATKが低いうえに、攻撃系のスキルは無し。
宝具もダメージ無のサポート型なので、攻撃はほとんど期待できません。
「シュヴァリエ・デオン」の運用案
「シュヴァリエ・デオン」のおすすめの運用案をご紹介します。
運用案その① メインアタッカーの盾
「心眼(真)」と「麗しの風貌」の強力コンボを軸にした運用案。
とくに高火力紙耐久のバーサーカーのお守りに最適です。
同系統のサーヴァントには、「ゲオルギウス」や「レオニダス」がいますが、彼らに比べると素のステータスで大幅に上回っています。
概念礼装は、ガッツ付与で継戦能力を高めつつ、クリティカル事故の保険にもなる「白薔薇の姫」や「不夜の薔薇」がおすすめ。
防御をあげる「鋼の鍛錬」や「アゾット剣」も選択肢です。
回復効果を底上げできる礼装も候補ですが、上記に比べると優先度は低め。
運用案その② Artsパーティーの盾兼サポーター
盾だけに終始させるのは勿体ないので、サポーターとしても活路を見出す運用案。
味方をサポートできる手段が宝具だけのため、必然的に宝具を高回転できるArtsパでしか使えません。
とにかく宝具を打つことが前提なので、概念礼装はNP効率をあげられるものがおすすめ。
毎ターンNPをチャージできる「プリズマコスモス」や、NP獲得量を上げる「ハロウィン・プチデビル」、「蒼玉の魔法少女」などが候補でしょう。
まとめ
盾サーヴァントとしては最上位レアリティの「シュヴァリエ・デオン」。
低レアの盾に比べると素のステータスで勝っているので、活躍の幅は広いです。
一方、タゲ集中スキルが開放されるのが第3再臨以降なのが玉に瑕。
典型的な大器晩成タイプなので、気長に育ててあげましょう。