日本では馴染みの無い英雄について学べるのは、FGOの魅力の1つ。
FGOを通じて、教養を深めた人も多いかと思われます。
「エイリーク・ブラッドアクス」も、おそらくその1人でしょう。
今回はそんな彼についてご紹介します。
「エイリーク・ブラッドアクス」ってなにもの?
日本における知名度はほとんどないと言っても良い「エイリーク・ブラッドアクス」。むしろ、彼の奥さんの方が有名かもしれないレベルです。それはとにかく、以下で伝承とFGOの両面からざっくりと見ていきましょう。
史実における「エイリーク・ブラッドアクス」
初代ノルウェー統一王「ハーラル1世」の嫡男として生を受けた「エイリーク・ブラッドアクス」。
12歳のころからヴァイキングとしての活動を始め、とある遠征においてはデンマーク王女の「グンヒルド」と出会い妻に迎えたとされています。
父の死後は後を継ぎノルウェー王の位を継承しましたが、彼が王位にあったのは僅か3年ほど。
その僅か3年の間に、4人の兄弟を殺し領地に圧政を敷くなど「血斧王」の悪名を轟かせました。
しかし、僅か3年で異母弟に王位を簒奪された後は、イングランドの地方領主の座に収まり、最期はヴァイキング活動の最中に戦死したと伝えられています。
死後は妻の「グンヒルド」によって彼を称賛する『エイリークの詩』が残されました。
FGOにおける「エイリーク・ブラッドアクス」
禍々しい巨斧と血走った瞳が恐ろしい、筋骨隆々の男性。
バーサーカーらしく意思の疎通ができませんが、妻の「グンヒルド」が介入したときだけは例外的に、意思の疎通が可能になります。
そのときの様子は、恐ろしい異名や外見とは裏腹に意外と理性的。
むしろ言葉のところどころに危ない言葉を織り交ぜる「グンヒルド」の方がおっかない印象です。
ストーリーでは第3章に登場。
しかし、首魁の黒髭からの扱いは散々でした。憐れ。
「エイリーク・ブラッドアクス」の性能
血斧王の悪名高い「エイリーク・ブラッドアクス」。その性能を見ていきましょう。
ステータス
クラス:バーサーカー レア:星2 所持カード:QABBB
HP (初期/最大):1444/7688
ATK(初期/最大):1166/6290
スキル
スキル1 「支援呪術」 CT:7
敵単体の攻撃力をダウン(2ターン)
スキル2 「戦闘続行」 CT:9
自身にガッツ状態を付与(1回)
スキル3 「血啜の獣斧」 CT:8
自身の弱体状態を解除 & 自身に最大HPが増える状態を付与(3ターン)
宝具
「血塗れの戴冠式(ブラッドバス・クラウン)」 属性:Buster
自身の攻撃力アップ大(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ> + 敵全体に強力な攻撃【Lv.1~】 + 自身のHP1000減少【デメリット】
雑感
星2レアのバーサーカー。
低レアリティゆえにステータスはお世辞にも高いと言えず、メインアタッカーを張らせるにはやや力足らず。
加えて、フォウくんをマックスまでつぎ込んでもHPが9000にも届かないので、耐久力もお察しレベルです。
スキルは、自身の耐久力の無さを補うものが主体。
ガッツを付与する「戦闘続行」に、弱体解除と事実上のHP回復スキル「血啜の獣斧」のおかげで、紙のような耐久をある程度カバー。実際はそれほどカバーできませんが、確実に1ターン延命できるのは大きいです。
奥さんの凄さが垣間見える「支援呪術」は、間接的ですが自身の耐久を上げ、なおかつ攻撃力を上げることができるエイリーク随一の有能スキルです。
強化クエストもありスキルの効果もアップするので、基本的にはこのスキルのみレベルを上げれば十分でしょう。
宝具は貴重な全体攻撃。ダメージ前に攻撃バフが入るため、「呪術支援」のデバフと組み合わせると星2とは思えない火力が出せます。
「エイリーク・ブラッドアクス」の運用案
下手な運用をすると奥さんに呪われてしまう「エイリーク」。そうならないためにも、おすすめの運用案をご紹介します。
運用案その① メインアタッカー
おっかない奥さんの顔を立てるための運用案。
「戦闘続行」のおかげで必ず1ターンは生き残るうえ、「呪術支援」で味方のサポートも(一応)可能です。
使えないことはありませんが、高レアアタッカーが他にいるなら無理して使うことも無いでしょう。
運用案その② 宝具による周回要因
もっともおすすめの運用案。
あらゆるクラスの弱点を突けるバーサーカーの全体宝具ゆえに敵のクラスを選ばずに活躍できる汎用性の高さが魅力です。
問題の火力も、宝具前に攻撃バフが入るためか雑魚散らしには十分でしょう。
加えて、宝具演出が短いため、ストレスが溜まらないのも周回では重要なポイント。
ただし、本人のNP効率は劣悪なので、それを補う手段は必須です。
まとめ
基本的には周回要因として便利な「エイリーク」。
とくに、種火周回では「アーラシュ」に匹敵する便利さです。
強さよりも効率を求める段階に入ったら、真っ先に育てるのをおすすめします。
存外に、息の長い活躍をしてくれますよ。