低レア=「雑魚」がまかり通るソシャゲ界にあって、低レアであってもそこそこ使えるのがFGOの良いところ。
「アーラシュ」や「アンデルセン」などはその筆頭格で、しばしば高レアリティのサーヴァントを差し置いてスタメン起用されることがあるほどです。
かれらに比べると注目度は落ちますが、「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」も実は使いでのある優秀なサポーター。
第一章ではワイバーンの前になす術もなかった彼ですが、あれが本領ではないのです。
今回は、それを証明すべく、「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」をまとめました。
「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」ってなにもの?
彼の作曲した音楽を知らなくとも、その名を聞いたことの無い人はいないであろう著名な音楽家。その人となりを、史実とFGOの両面からアプローチしてみましょう。
史実における「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」
中世ヨーロッパはオーストリアの人物。
幼くして天才少年として知られ、わずか5歳で初めての作曲を行ったと言われています。
また、このころ父と一緒に旅行したウィーンで後のフランス王妃「マリー・アントワネット」と出会い、求婚した逸話も残されています。
長じたモーツァルトは作曲家として大成。
『トルコ行進曲』や『ジュピター』、『フィガロの結婚』など現代でも演奏されるクラシックの名曲を数多く残しました。
音楽家としては文句なしに偉人な一方で、人間性には少々問題があったようで、それは下ネタ満載の手紙や下品な題名の曲などから伺い知れます。
FGOにおける「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」
怪しい黒服に身を包んだ青年。
音楽に対しては誰よりも真摯に向き合いながら、自分の欲望に忠実で空気を読まず、自由気ままと人間としては自他共に認めるクズ。
軽いノリの人物ですが、「マリー・アントワネット」が生前辿った経緯には思うところがあるようで、シリアスな顔を見せることも。
ストーリーでは記念すべき第1章にマリーと共に登場。
マリーが離脱した後もその最期まで主人公に手を貸してくれます。
ストーリーでは役に立ちましたが、ワイバーン相手の戦闘では無力でした。
「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」の性能
カルデアにやってきた「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」。 本業は音楽家ですが、果たして役に立つのでしょうか? その性能を見ていきましょう。
ステータス
クラス:キャスター レア:星1 所持カード:QAAAB
HP (初期/最大):1425/7129
ATK(初期/最大):944/5195
スキル
スキル1 「音楽神の加護(偽)」 CT:7
味方全体のアーツカード性能をアップ(1ターン)
スキル2 「芸術審美」 CT:7
敵単体【サーヴァント】の宝具威力ダウン(1ターン)
スキル3 「小さな夜の曲」 CT:8
スターを大量獲得
宝具
「死神のための葬送曲(レクイエム・フォー・デス)」 属性:Arts
敵全体にランダムで攻撃力ダウン【Lv.1~】&防御力ダウン【Lv.1~】&呪い付与(各3ターン)〈オーバーチャージで各効果アップ〉
雑感
星1レアのキャスター。
レアリティ相応のステータスは酷いと言うしかないほど低性能ですが、スキルだけは星5にも匹敵すると言う1つ上のレアリティの「アンデルセン」と「シェイクスピア」と同系統のサーヴァントです。
スキル1「音楽神の加護(偽)」は、希少な全体Artsバフスキル。全体ではあるものの、持続が短いせいか倍率は高め。同様のArtsカードバフスキル持ちの中でも、最高峰です。
強化クエストをクリアすることで得られる「小さな夜の曲」の効果も秀逸。本来強スキルのはずの「直感」があの体たらくなので嫌な予感のするスター獲得効果ですが、「小さな夜の曲」の効果は例外です。スキルレベル1で20個、スキルレベル最大では何と50個ものスターを獲得できます。
宝具もダメージ無の全体デバフと完全なサポート特化。効果が発動するか否かが確率判定なのが玉に瑕ですが、宝具レベルを最大まで上げるとそれなりに信頼できる確率で入るようになります。
「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」の運用案
「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」の運用案をご紹介します。
運用案その① Artsパーティーのサポーター
真っ先におすすめする運用案。
耐久特化の印象のあるArtsパにおいては、貴重な火力バフ要因として重宝します。
ただし、スキルと宝具以外はあまり役に立たない点は注意。素殴り性能などは悲惨の一言です。
Artsパーティーの特性上、耐久面とNP効率はカバーできるため、概念礼装の選択の幅は広め。
なかでも、弱体化確率を底上げできる「レコードホルダー」は、アマデウスの宝具の安定感をグッと向上させられるのでおすすめです。
運用案その② ボス戦用のブースター
基本は控えにおいて置き、ボス戦と同時にマスタースキル「オーダーチェンジ」で前線に引っ張り出し、スキルを使う運用方。
アマデウスの泣き所とも言うべき低ステータスを補いつつ、強みのスキルを万全に発揮させることができます。
先のイベント報酬礼装「ゴールデン捕鯉図」とセットで使えば、「小さな夜の曲」のスキルレベルをほとんど上げる必要も無くなり、非常にお手軽です。
まとめ
とにかくスキルが強力なサーヴァント。
とくに「小さな夜の曲」のスター獲得量は破格としか言いようがありません。
汎用性も驚くほど高いので、このスキルだけを目当てに育てるのも十分にありです。
本来は時期尚早な強ボスも、クリティカルの爆発力であっさり突破できてしまうかもしれませんよ。