FGOにおいて高レアリティのサーヴァントは、基本的に強く使い勝手の良い性能です。
では、無料で入手できる☆3以下のサーヴァントが無用なのかと言えばそうではありません。そもそも高レアサーヴァントは簡単に入手できないため、入手するまでは繋ぎ役として有用です。
また、一部のサーヴァントは汎用性に劣るものの一点に特化していたり、コストパフォーマンスが優れていたりと戦力が整ってきても育成するメリットがあります。
この記事では、恒常かつ無料で入手できる最高レアリティである☆3サーヴァント、ランサークラスについて紹介したいと思います。
クー・フーリン
HP:9593/ATK:7239
Quick2/Arts1/Buster2
生存力に特化したスキルが魅力的
『Stay Night』から登場の元祖ランサー。今作では4種類ものクー・フーリンが登場しますが、このクー・フーリンの魅力は何と言っても生存力に特化したスキル構成です。
3回の回避を付与する”矢避けの加護”、ガッツを付与する”戦闘続行”、HP&弱体回復の”仕切り直し”と全てが生存に関係するスキルとなっています。
とくに、”矢避けの加護”は攻撃されない限りスタックを消費しないため、どんな状況で使っても無駄にならず、彼の生存力に大きく貢献しています。
宝具『刺し穿つ死棘の槍』は、敵単体に超強力な攻撃&即死の効果。残念ながら即死率は高くありませんが、防御ダウンの効果もあるため即死抜きでも強力な宝具です。
とにかく死にづらく前線に立ち続けられるため、迷ったなら彼と言えるほどに優秀なランサーです。
クー・フーリン(プロト)
HP:10098/ATK:7082
Quick2/Arts1/Buster2
生存力を落とし火力に振ったアニキ
こちらのクー・フーリンは『Proto type』での姿となります。ファンからは『プニキ』と呼ばれることも。
本家クー・フーリンと比べると、スキルが攻撃的なものに変化しています。
“矢避けの加護”はそのままに、クリティカル威力&弱体耐性アップの”ルーン魔術”と猛獣特攻を付与する”獣殺し”を手に入れました。
クリティカルと特攻スキルを手に入れたことで、生存力は落ちたものの火力は大きく向上しました。”獣殺し”は強化クエストをクリアすることでスター集中度アップが追加されるため、さらに火力に磨きがかかります。
宝具『穿ちの朱槍』は『刺し穿つ死棘の槍』とほぼ同効果。即死は期待できませんが、優秀な宝具です。
総じて火力面では本家を上回ります。生存力が過剰すぎると感じたなら、こちらのクー・フーリンがおすすめです。
ロムルス
HP:9883/ATK:7239
Quick2/Arts1/Buster2
色物っぽいが性能は堅実
ローマ。Y。
色物な戦闘ポーズに度肝を抜かれますが、スキル性能は堅実で耐久に優れたものが揃っています。
中でも”皇帝特権 EX”は、確率で攻撃&防御バフを付与し確定でHPを回復するスキル。攻防バフは確率のため安定感に欠けますが、効果は高いため恩恵が大きいです。
確定で発動するHP回復も、最大で3400と高く回復スキルとしても優秀です。
強化クエストクリアで獲得するスキル”七つの丘”は、味方単体にガッツ&Buster強化を付与する効果。
自身の全体攻撃宝具『すべては我が槍に通ずる』の強化に使うも良し、味方を守るために使うも良しの使い勝手の良いスキルです。
ディルムッド
HP:10098/ATK:6877
Quick2/Arts2/Buster1
強化解除効果の宝具が優秀
『Zero』で登場したランサーで、『ランサーは不幸』を印象づけた一人…かも。
Busterが1枚という珍しいカード構成で、火力は出せませんが味方をサポートする器用な性能を持ちます。
[女性]の敵全体に攻撃ダウンを付与する”愛の黒子”、スター発生率をアップさせる”騎士の武略”とサポート向きのスキルに加えて”心眼(真)”を持ち、耐久も十分。
最大の特徴は、敵単体に超強力な攻撃&強化解除&呪いの効果を持つ宝具『破魔の紅薔薇、必滅の黄薔薇』。効果の高い防御バフを付与するオリオンなど、強化解除が有効な場面はかなり多いです。
注意点として強化解除はダメージ判定後に行われるため、回避・無敵の敵にダメージを与えることは出来ません(宝具後の攻撃は有効です)。
大抵のことは出来ますが、自身はバフを持たずATKも低いため、器用貧乏にならないように礼装や味方でフォローしてやるとさらに活躍できるでしょう。
ヘクトール
HP:10020/ATK:6928
Quick2/Arts1/Buster2
優秀な遅延スキルを持つ渋いオジサン
☆3ランサーではトップのHPとブービーのATKという極端なステータスのランサーです。
注目スキルは、敵単体に中確率でスタン&チャージ減少を付与する”友誼の証明”。それぞれの効果で成否判定するため、遅延としてはかなり優秀です。
宝具『不毀の極槍』は敵全体に強力な攻撃&防御ダウン。汎用性の高い追加効果に加えて、宝具強化が実装済み&”軍略”を持つため、なかなか強力な宝具と言えます。
クー・フーリンらとは宝具の攻撃範囲で差別化されているため、彼らとヘクトールの両方を育てても損はしません。
ジャガーマン
HP:9593/ATK:7022
Quick2/Arts1/Buster2
性能は高いが入手時期が最大の問題
『Stay Night』からのマスターには馴染み深い疑似サーヴァント。7章クリアで確定で入手できます。
特徴は、Buster強化&回避(2回)&精神異常耐性&スター大量獲得と4つの効果が盛られたスキル”ジャガー・パンチ”。CT12と非常に長いのが難点ですが、それ以外はとても優秀なスキルです。
他にも攻撃バフの”ジャガー・キック”、森林フィールドでは効果が追加される”ジャガー・アイ”とスキルがかなり充実しています。
宝具『逃れ得ぬ死の鉤爪』も必中を付与した上での単体攻撃でかなりのアーチャーに刺さる性能…と性能は優秀ですが、無視できない問題を抱えています。
それは、7章クリア後のストーリーガチャに追加されるサーヴァントということ。ピックアップされない限りは、7章をクリアしないと入手できません。また、再臨素材に必要な『原初の産毛』は7章から入手可能というのも痛い点。
そのため『性能的には文句なしなのに初心者は育てられない』という残念なことに。ただし、育成さえできれば強力であるため、イベントとガチャの時期が噛み合ったなら育成してみてください。