900万ダウンロード記念キャンペーンの一環として開催された記念ピックアップ召喚。
その目玉は何と言っても豊穣の女神「イシュタル」でしょう。
去年の年末以来の登場に、胸が高鳴っている人も多いはず。
今回はおさらいの意もこめて、イシュタルについてざっくりとまとめました。
あの年末を味わった人もそうでない人も、今回のピックアップ召喚を回すか否かの参考にしてください。
「イシュタル」ってなにもの?
日本でも割かし知名度のある女神なので、名前だけは知っている人も多いかと思われます。ここではもう少し詳しくイシュタルをご紹介しましょう。
史実におけるイシュタル
古代メソポタミア神話に登場する女神の1人。
愛の女神であり、美の女神であり、戦の女神であり、金星の女神であり、豊穣の女神でもありと、とにかく多数の神性を司っており、シュメールにおいては神にも匹敵する信仰と権限を得たとされています。
人類最古の叙事詩『ギルガメッシュ叙事詩』にも登場。
そこでは、何とギルガメッシュに一目惚れし、女神でありながら求婚を迫ると言うフリーダムな役どころです。
しかも、あえなく振られてしまうと、今度はその腹いせとばかりにギルガメッシュ王の治めるウルクに天の牡牛(グガランナ)を放つと言うやりたい放題ぶり。
それが、エンキドゥの死の遠因になるのだから、ギルガメッシュからすればまさに悪魔にしか見えなかったことでしょう。
FGOにおけるイシュタル
Fateを代表とするヒロイン「遠坂 凛」を依り代に限界した疑似サーヴァント。
外見だけではなく内面も大分凛に引っ張られたようで、女神でありながらも人間味溢れ、我儘でもどこか憎めない性格に落ち着いています。
そのためか、生前の因縁もあって本来犬猿の仲であるはずのギルガメッシュとの関係も意外と良好です。
ストーリーにおいては第7章に登場。
三女神同盟の一柱でしたが、やはりと言うべきか最初に仲間になり、共に戦うことになります。
そして、これもやはりと言うべきでしょう、作中最大のうっかりをしでかしてくれます。
イシュタルの性能
FGOにおけるイシュタルの性能をざっくりと見ていきましょう。
ステータス
クラス:アーチャー レア:星5 所持カード:QAABB
HP (初期/最大):2048/13965
ATK(初期/最大):1893/12252
スキル
スキル1 「美の顕現」 CT:7
味方全体の攻撃力をアップ(3ターン)&味方全体のクリティカル威力をアップ(3ターン)
スキル2 「輝ける大王冠」 CT:8
自身にさまざな効果をランダムで付与
スキル3 「魔力放出」 CT:5
自身に1ターン後に攻撃力をアップする状態を付与(1ターン)
宝具
「山脈震撼す明星の薪(アンガルタ・キガルシュ)」 属性:Buster
自身のBusterカードの性能をアップ(1ターン)〈オーバーチャージで効果アップ〉+敵全体に強力な攻撃【Lv.1~】
雑感
性格を反映してか、アタッカータイプのアーチャー。
非常によくまとまっており、使いやすいサーヴァントです。
スキルはどれも強力ですが、「魔力放出」だけは効果が発動するまでラグがあると言う特殊なスキルなので使用タイミングには注意が必要。
やや使い辛いですが、その代わりバフ倍率も回転も良好です。
スキル2の「輝ける大王冠」のランダムで付与される効果は、 無敵と無敵貫通の2つ。NPは確定で獲得できます。
スキルレベルを10まで上げれば一気に50回収できるので、優先して上げていきましょう。
イシュタルの運用案
どのように運用しても一定以上の活躍を期待できるイシュタルですが、それでも敢えて運用案を提案します。
クリパのアタッカー兼サポーター
イシュタルのスキル「美の顕現」のクリティカルバフに焦点を当てた運用案。
全てのスキルの性能を使いきれるので、もっともイシュタルの性能を引き出せる運用方と言えるでしょう。
ただし、イシュタル本人のスター生成能力は並のため、スター供給係を別途用意する必要がある点は注意。
また、スター集中スキルも持っておらず、アタッカーとして起用するなら「封印指定執行者」や「熱砂の語らい」などのスター集中度アップスキル持ちの礼装でフォローしたいところです。
宝具の一発屋
同じアーチャーの「アーラシュ」のような運用方。
NP獲得スキルに加え攻撃バフスキルも併せ持っているため適性が高く、使いやすいです。
が、せっかくの継戦能力が完全に無駄になってしまうのが勿体ないところ。
また、宝具演出が長めなので、速さが求められる周回要因としては微妙な点もネックでしょう。
まとめ
性能的に見ると、イシュタルはあらゆる局面で使っていける万能型のアタッカー。
スキルもどれも優秀なので、今後も腐ることは無いでしょう。
年末に引けなかった人や、今月「ギルガメッシュ」を引けなかった人は安心して狙いに行って良いと思います。