FGO最強のサーヴァントは誰でしょうか? 思い浮かべるサーヴァントは人それぞれ違い、答えは出ないでしょう。
しかし、逆に最弱のサーヴァントを問われたら、みなさんの意見は一致するはずです。すなわちサーヴァントアヴェンジャー「アンリマユ」。
公式に最弱と明言され、その弱さにジャンヌオルタを戦慄せしめたこのアンリマユを、どうにかして使ってみようと言う趣旨で話を進めていきます。
アンリマユって何者?
アンリマユは『Fate/hollow ataraxia』に登場したサーヴァント。夜の聖杯戦争に参加し、一連の事件の重要人物として活躍しました。
戦闘能力は皆無で、自他共に認める最弱のサーヴァント。
ゲーム内のプロフィールにおいても、「人類最古の善悪二元論といわれる拝火教。その拝火教に伝わる、悪魔王の名を冠したサーヴァント、彼が真実アンリマユなのかは召喚者が判断する他ない。人間を殺す事に特化した英霊だが、それ以上の事はできない。超人たちの戦いの場である聖杯戦争においては何の役にも立たない。名実ともに最弱のサーヴァント」と明言されてしまっています。
アンリマユの入手方法
アンリマユは性能面では最弱ですが、非常に入手困難なサーヴァント。聖晶石召喚では手に入らず、フレンドポイント召喚でのみ入手可能な、いわば隠しサーヴァントです。
しかも、排出率が極端に低いため、知らなければ永遠にお目にかかることは無いでしょう。その排出率は公表こそされていませんが、1パーセント以下なのは確実。参考に、筆者はアンリマユ1体を召喚するまで90万のフレンドポイントを消費しました。
アンリマユの性能
最弱と名高いアンリマユの基本ステータスを見ていきましょう。
アンリマユのステータス
クラス:アヴェンジャー レア:星0
MAXHP :7981
MAXATK :5683
アンリマユのスキル
・スキル1 「右歯噛咬」 CT:9
敵単体のクリティカル発生率をダウン(3ターン)
・スキル2 「左歯噛咬」 CT:8
敵単体のチャージを減らす&攻撃力をダウン(3ターン)
・スキル3 「死滅願望」 CT:10
自身に毎ターンQuick性能アップ効果を付与&5ターン後に戦闘不能
宝具
「偽り写し記す万象(ヴェルグ・アヴェスター)」 カード:Arts
自身に待機状態を付与(1ターン)[デメリット]&HPを回復&敵のターン終了後に、自身がそのターンに受けたダメージを、敵全体に倍加して返す
雑感
ステータスは意外に高く星2相当。アヴェンジャークラスのため、ほぼ全てのクラスに等倍以上の火力が出せるのも評価点でしょう。ただし、素の攻撃力が低いので、恩恵は薄いと言わざるを得ません。
スキルはサポート重視なのが特徴。「右歯噛咬」、「左歯噛咬」ともに優秀で、敵の攻撃力を大きく下げ、パーティの生存力を大きく向上させてくれます。長期戦に向いたスキルと言えますが、一方で「死滅願望」は明らかに短期戦向きの性能。このようにスキルバランスはちぐはぐで、使い勝手は微妙です。
そして、アンリマユ最大の問題が宝具。いわゆるカウンター宝具のため、運悪くアンリマユに攻撃が来なければダメージを返すことができません。また、敵ターン中にアンリマユが落ちてしまうと、宝具が中断されてしまうのもデメリット。
これだけ制限が厳しいのに、与えられるダメージは最大でも2万程度なのは涙を誘います。
アンリマユを無理やり使う
アンリマユをパーティに組み込み、無理やりにでも使う方法を考えてみました。
宝具を最大限に生かす
宝具使用ターン中に戦闘不能になってしまうと、宝具が不発になってしまうアンリマユですが、ガッツ状態を付与させることで、確実にダメージを返すことができます。
アンリマユ自体にガッツ獲得効果は無いので、礼装か味方サーヴァントのスキルで付与しましょう。礼装では「アルトリアの星」や「不夜の薔薇」、サーヴァントではロムレスや天の衣などが該当します。
また、星4レアのエミヤ(アサシン)と相性が抜群なのも特筆。彼のスキル「スケープゴート」で、アンリマユにダメージを集中させれば、宝具を最大限に生かすことが可能です。
「死滅願望」で疑似オーダーチェンジ
「死滅願望」は強力なQuickバフの代償に、5ターン後に戦闘不能になってしまうデメリットを有したスキル。このデメリットを逆手に取り、5ターン後の後衛との入れ替えを戦術に組み入れます。
宝具を使わないので礼装やパートナーに縛られることが無く、また優秀なデバフスキルで味方の生存力を上げることも可能。マスタースキルのオーダーチェンジも温存できます。このように使い勝手は悪くなく、実用性のある戦術と言えないこともないでしょう。
まとめ
文句なしにFGO最弱のアンリマユですが、決して使えないこともありません。ある意味、星5よりもレアなサーヴァントなので、運よく手に入れた方はぜひとも1度は使ってみましょう。
そこまでして使いたくない、と言うのは無しですよ。