Fateシリーズへの参戦は遅かったにも関わらず、そのキュートなルックスと強烈なキャラクターから一気に人気を定着させた「エリザベート・バートリー」。
FGOにおいても人気は高く、性懲りもなくさまざまな場所に顔を出しています。味方サーヴァントとして現界しているのは事実上4クラスですが、その出たがりな性格から将来的には全クラス制覇してしまうのではないか、と言う声も。
ここでは、そんなエリザベートについて見ていきましょう。
エリザベート・バートリーとは何者?
エリザベート・バートリーとはどのような英霊なのでしょうか? 簡単にご説明いたします。
史実においてのエリザベート・バートリー
ギャグキャラクターの印象の強いエリザベートですが、史実の彼女にその要素は欠片もなく、冷酷非道な人物として知られています。
その残虐性から、ついたあだ名が「血の伯爵夫人」。また吸血鬼「カーミラ」のモデルの1人とも言われています。
Fateにおけるエリザベート・バートリー
PSP向けゲーム「Fate/EXTRA CCC」に赤ランサーとして登場。悪逆非道を行う前の姿での現界のでしたが、将来の姿を予期させる残虐性は垣間見えました。
とは言え、物語終盤で改心し、自分の罪を見つめ直すように。FGOに登場するのは、この改心したエリザベートを基本としています。
FGOにおけるエリザベート・バートリー
FGOでの初登場は第1章。主人公と行動を共にし、将来の自分と対峙し乗り越える活躍を見せます。2章では一転してサブキャラクターに落ち、少しだけ登場してすぐ退場。
5章においては、主人公のアメリカ横断ツアーに同行、終盤まで人理崩壊を防ぐべく戦い抜きました。
一方、秋のハロウィンイベントでは、2度に渡り配布キャラクターとして登場。コミカルな立ち回りで大活躍を見せてくれます。
3人のエリザベートとカーミラ
現在、FGOに登場するエリザベートシリーズは4人。それぞれの特徴を簡単にご紹介します。
エリザベート・バートリー
クラス:ランサー レア:星4
FGO稼働当初から活躍する、ランサークラスのサーヴァント。
ステータスは万能型で、防御無視の全体宝具持ち。「戦闘続行」のガッツ効果で長く戦場に留まりつつ、味方全体の攻撃力を上げる「カリスマ」と敵単体の守備力を下げる「拷問技術」で味方をサポートするのが主な役割です。
一見すると使い勝手がよさそうですが、宝具の火力、スキルの倍率とも低いため、器用貧乏に感じてしまうことも。
2016年10月に追加された強化クエストをクリアすると、「カリスマ」が「嗜虐のカリスマ」に強化されます。カリスマの攻撃力アップ効果が底上げされ、かつ味方女性の攻撃力アップ効果が追加。
範囲が広く倍率も高いため、サポート性能が格段に上がりました。
エリザベート・バートリー(ハロウィン)
クラス:キャスター レア:星4
2015年のハロウィンイベントで配布サーヴァントとして登場した、ハロウィン衣装を身に纏ったエリザベート。
ステータス、スキル共に高水準でまとまっており、現在でも第一線で活躍できるポテンシャルを秘めています。
とくにスキルは高性能。その効果から、クリティカルアタッカーと組み合わせると抜群のサポート能力を発揮します。
「無辜の怪物」は3ターンの間スターを獲得しつつ、HPを回復する強力なスキル。発動した瞬間にスターを獲得できないのがネックですが、「出演続行」で即効性をカバーできます。不安な宝具火力も「魔力放出(かぼちゃ)」でカバーできます。
エリザベート・バートリー(ブレイブ)
クラス:セイバー レア:星4
2016年のハロウィンイベントで配布された、初のセイバー。レトロRPGに登場するようなビキニアーマーがセクシー(?)です。
ステータスは高性能で。スキルも自身に無敵状態とNP獲得量をアップさせる「勇者大原則」、Busterカード性能と防御力をあげる「魔力放出(勇気)」ともに優秀。
しかし、特筆すべきは何と言っても「真紅の勇者伝説」でしょう。
その効果はNP100を代償に、「自身のBusterアップ(3ターン)」「味方全体無敵付与(1ターン)」「味方全体HP回復」「 味方全体攻撃力アップ(1ターン)」「スター大量獲得」のいずれかをランダムで付与すると言うもの。
いずれも宝具に匹敵するほど強力です。ただし、ランダム発動のため安定性はありません。
カーミラ
クラス:アサシン レア:星4
残虐行為を繰り返したエリザベートの末路。
完全な怪物に成り下がってしまった姿には、かつてのエリザベートの面影はありません。長身でグラマーなスタイルにも、かつての面影はありません。
ステータスは攻撃寄り。スキルは敵のチャージ減少と自身のNPをチャージする「吸血」と敵単体の防御を下げる「拷問技術」が優秀。アサシンにしてはスター獲得量が多くないのがネックですが、強化クエストをクリアすることで覚える「鮮血の湯呑み」でカバー可能。
総じて綺麗にまとまった優秀なサーヴァントと言えるでしょう。
まとめ
コミカルなキャラクターからネタのように扱われがちですが、本人の性能はいずれも高いので、現環境でも十分に活躍が期待できます。
ネタキャラと見下さずに、ぜひとも育ててみてください。そうすればあなたもエリザベートの人気の秘密に気づくかもしれませんよ。