5/12から発売した「LAND OF THE TITANS(ランドオブザタイタンズ)」。
地属性を主にテーマとしたMINIBOXである。
今回はこのパックに収録されているSR枠のカード8種類のうち4種類の使い方などについて解説していこうと思う。
桜姫タレイア
☆8/水属性/植物族/A2800/D1200
・このカードの攻撃力は、自分フィールド上の植物族モンスターの数×100上昇する(永続効果)。
・このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、このカード以外のお互いのフィールド上の植物族モンスターはカードの効果では破壊されない(永続効果)。
考察
一つ目の効果である自身の攻撃力強化でこのカードの攻撃力は実質2900となる。
デュエルリンクスは各プレイヤーのモンスターゾーンは最大3体なのでこの効果による最大強化値は3100となる。
仮にこのカードが3体並べばそれぞれ攻撃力が900上昇するので3700になる。
二つ目のこのカード以外に効果破壊耐性を付与する。
なので例えば同パックに収録されている「狂植物の氾濫」による自壊デメリットを無効化することができる。
このカードを2体フィールドに並べればこのカード自身も破壊耐性が付与されることになる。
お互いの植物族モンスターに効果破壊耐性を付与するため、ミラーマッチでは相手の手助けをしかねないので注意。
メガロック・ドラゴン
☆7/地属性/岩石族/A?/D?
・このカードは通常召喚できない。
・自分の墓地の岩石族モンスターを任意の数だけ除外した場合のみ特殊召喚できる。
・このカードの元々の攻撃力、守備力は、特殊召喚時に除外した岩石族モンスターの数×700になる(ルール効果)。
考察
岩石族デッキのフィニッシャー的存在。
特殊召喚するために墓地の岩石族を除外するも好きな枚数を除外することができるため使い勝手が良い。
1体だけ除外してリリース要員として活用するのもあり。
3体除外することで下級モンスターを殴り倒せる数値になる。
5体除外すれば攻撃力3500ととても高い数値に化ける。
このカードは攻撃力、守備力と両方の数値を上げるため、表示形式を変更するカードにも強い。
ステータス表記が0ではなく?であるため、サーチが難しいカードではある。
墓地が肥えているほど高い攻撃力にすることができるため、後半向けのモンスターといえよう。
剣聖-ネイキッド・ギア・フリード
☆7/光属性/戦士族/A2600/D2200
・このカードは通常召喚できない。
・このカードは「拘束解除」の効果でのみ特殊召喚することができる。
・このカードが装備カードを装備したとき、相手フィールド上モンスター1体を破壊する(誘発効果)。
考察
活用するのに安定性の低いカードである。
このカードを特殊召喚するのにこのカード含め3枚のカードが必要であるため、安定性がかなり落ちる。
また、破壊効果を活かすのであればさらに装備カードもなければ活かせないので安定して運用するのは難しいといえる。
装備罠カードも装備カードなため、破壊効果を適用することができる。
なので相手ターン中に装備罠カードを発動させて返り討ちにするといった動きもできる。
安定性こそ低いものの、フル活用することができれば相手に大ダメージを与えることができるモンスターでもある。
砂塵の騎士
☆4/地属性/戦士族/A1400/D1200
・リバース
・デッキから地属性モンスター1体を墓地へ送る(誘発効果)。
考察
地属性をデッキから直接墓地に送れるため墓地肥し要員として使える。
しかし、リバース効果であるため、発動までの遅さが気になるところではある。
ただデッキから落とすだけでなく、せっかくなら意味のあるモンスターを墓地送りにしたいところ。
このカードで墓地に送っておきたいモンスターは現時点ではこれらになる。
墓地から除外することでリリース軽減することができる「アマリリース」。
獣族が効果破壊された時に墓地からも特殊召喚できる「森の番人グリーン・バブーン」。
墓地に送られたとき1000LP回復する「髑髏顔 天道虫」。
手札交換カードの「フラボット」などである。
今後カードプール増加次第で強くなるカードといえる。
全体的な考察:専用デッキ向けのラインナップ
今回解説した4種類のカードはいずれも専用デッキ向けである。
「桜姫タレイア」は植物族デッキ向けである。
「メガロック・ドラゴン」は岩石族デッキ向けである。
「剣聖-ネイキッド・ギア・フリード」は安定して活用するなら専用の構築になる。
「砂塵の騎士」は地属性を含んだ墓地を肥やすことで意味のあるデッキでの採用になる。
なので汎用性こそ低いものの専用デッキで構築すれば活かせるカード群である。
特にメガロック・ドラゴンはリリース要員からフィニッシャーと幅広く活用することができるためおすすめである。
最近入手できた磁石の戦士デッキとメガロック・ドラゴンを合わせてみるのも良いかもしれない。