5/2に新しくカードトレーダーのラインナップに追加された4種類のカード。
今回はこれらのカードのメリットやデメリット、コンボ例などについて解説をしていこうと思う。
磁石の戦士δ(UR)
☆4/地属性/岩石族/A1600/D1400
・「磁石の戦士δ」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①このカードが召喚、特殊召喚に成功した場合に発動できる(誘発効果)。
デッキから☆4以下の「マグネット・ウォリアー」1体を墓地に送る。
②このカードが墓地へ送られた場合、「磁石の戦士δ」以外の☆4以下の「マグネット・ウォリアー」3体を自分の墓地から除外して発動できる(誘発効果)。
手札、デッキから「磁石の戦士マグネット・バルキリオン」1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
11万ゴールド、UR宝玉×3、地の石×65
考察
まず、召喚、特殊召喚に成功したとき、デッキから「マグネット・ウォリアー」限定ではあるが墓地肥しができる。
二つ目の「磁石の戦士マグネット・バルキリオン」を特殊召喚する効果と噛み合っている。
この墓地肥しの効果は「磁石の戦士δ」を墓地に送ることもできる。
なので、磁石の戦士マグネット・バルキリオンを特殊召喚したい場合、墓地が十分肥えていれば、磁石の戦士δの効果で磁石の戦士δを墓地に送り、送られた磁石の戦士δの効果でマグネット・バルキリオンを特殊召喚すると良いだろう。
除外して特殊召喚する効果だが、同じ種類の磁石の戦士3体を除外でも特殊召喚することが可能である。
二つ目の効果はコストとして墓地に送ってもタイミングを逃すことなく効果を発動することができる。
融合呪印生物-地(SR)
☆3/地属性/岩石族/A1000/D1600
・このカードは、融合モンスターカードにカード名が記載された融合素材モンスター1体の代わりにできる(ルール効果)。
その際、他の融合素材モンスターは正規のものでなければならない。
・地属性の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスター1組(このカードをそのうちの1体とする)を自分フィールドからリリースして発動できる(起動効果)。
そのリリースしたモンスターを融合素材とする地属性の融合モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。
?ゴールド、SR宝玉×?、地の石×?
考察
一つ目の効果の融合素材の1体の代わりになる効果は融合主体のデッキには採用しやすい。
この融合素材の代わりになるのは地属性以外でも構わない。
二つ目の地属性融合モンスターを特殊召喚する効果だが現時点では特殊召喚できる種類の少なさが目立つ。
地属性の融合モンスターは今現在4種類しか実装されておらず、「マスター・オブ・OZ」や「ドラゴン・ウォリアー」で使えるといったところだろうか。
このカードともう一方の融合素材をリリースするだけで特殊召喚できるのは強いといえるだろう。
しかし、フィールド限定なため、「二重召喚」でも使用しない限り、 1ターンは守らなければならない。
守り切ればアドバンス召喚するより早いテンポで大型モンスターを出せるのは強みである。
ミンゲイドラゴン(SR)
☆2/地属性/ドラゴン族/A400/D200
・ドラゴン族をアドバンス召喚する場合、このカードは2体分のリリースにできる。
・自分のスタンバイフェイズ時にこのカードが墓地に存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、このカードを攻撃表示で特殊召喚できる。
この効果は自分の墓地にドラゴン族以外のモンスターが存在する場合には発動できない。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。
4万ゴールド、SR宝玉×5、地の石×50
考察
ドラゴン族専用のダブルコストモンスターである。
このカードの強力なところはやはり、自己蘇生効果を持っているところにある。
制限こそあるものの、ノーコストで墓地から特殊召喚できる効果は強力である。
自己蘇生してそのまま最上級ドラゴン族モンスターにつなげることができる。
自分の墓地にドラゴン族のみと自分フィールドにモンスターが存在しないことが条件なため、専用デッキを構築すれば比較的容易に発動することができる。
採用する最上級ドラゴン族モンスターの枚数に応じて、こカードの採用枚数を調整すると良いだろう。
ミラージュ・ドラゴン(R)
☆4/光属性/ドラゴン族/A1600/D600
・このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手はバトルフェイズに罠カードを発動できない(永続効果)。
1万5千ゴールド、R宝玉×30、光の石×25
考察
相手はお互いのバトルフェイズ中に罠カードの発動を封じる効果である。
このカードが存在すれば、相手からの「銀幕の鏡壁」や「イタクァの暴風」などバトルフェイズでの発動率が高いカードを封じることができる。
なのでこのカードがフィールドにいるだけでかなり攻めやすくなる。
警戒すべきカードが速攻魔法やモンスター効果のみなため対策もしやすくなると思う。
あくまで発動を封じる効果であるため、事前に発動している永続罠には無力なため注意である。
生きたトラップ・ジャマーともいうべきモンスターである。
全体的な考察:デッキに採用されやすいカードたち
収録された磁石の戦士δは磁石の戦士デッキに採用の余地がある。
ミンゲイドラゴンはドラゴン族デッキに採用の余地がある。
融合呪印生物も融合デッキに使いやすく採用されやすい。
ミラージュ・ドラゴンも罠封じなため、汎用性の高いモンスターである。
そのため、今回の4種類はとても使いやすいラインナップであったといえよう。