4/24に新しくカードトレーダーのラインナップに追加された4種類のカード。
今回はこれらのカードのメリットやデメリット、コンボ例などについて解説をしていこうと思う。
正義の味方カイバーマン(UR)
☆3/光属性/戦士族/A200/D700
・このカードをリリースして発動できる(起動効果)。
・手札から「青眼の白龍」1体を特殊召喚。
10万ゴールド、UR宝玉×2、光の石×60
考察
このカード1枚で即座に特殊召喚につなげることができる。
しかし、手札からでしか青眼の白龍を特殊召喚することができない。
類似効果として「ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-」+「ドラゴンを呼ぶ笛」が存在する。
あちらはキーカードが複数枚必要ではあるが、効果の対象にならない効果付与と複数体のドラゴン族を並べることができる。
「白龍の騎士」と比べるとあちらも複数枚必要ではあるが、効果範囲がデッキにも及ぶため見劣りがち。
これらの類似カードと差をつけるのであればキーカードの少なさでお手軽に手札の青眼の白龍を特殊召喚できる点に着目したい。
グラヴィティ・ベヒモス(SR)
☆6/闇属性/獣族/A2300/D2000
・お互いのフィールド上にカードが存在しない場合、このカードはリリースなしで召喚できる(召喚ルール効果)。
この効果は先行1ターン目には使用できない。
・1ターンに1度、フィールド上のフィールド魔法を全て破壊できる(起動効果)。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
4万ゴールド、SR宝玉×4、闇の石×40
考察
リリース無しで召喚できる効果はお互いのフィールドにカードが無く、しかも先行1ターン目に使えないため、条件がかなり厳しい。
全体除去を使い、そのあと召喚するのが現実だが、狙って使うには分が悪い。
フィールド魔法を破壊する効果もリリース無しで召喚できる効果と噛み合っていない。
リリース無しで召喚した場合、すでにフィールド魔法は無いうえにこのカードがフィールドに存在しておきながらわざわざ再度フィールド魔法を発動してくるだろうか。
普通にアドバンス召喚するなら他のカードを採用したい。
また、フィールド魔法を破壊するために採用するのであれば、他に使いやすい除去カードを採用していった方が無難だと思われる。
ライフ・コーディネイター(R)
☆2/風属性/サイキック族/A800/D400
・ダメージを与える効果を持つモンスターの効果、魔法、罠を相手が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる(誘発即時効果)。
・その発動を無効にし破壊する。
1万3千ゴールド、R宝玉×36、風の石×22
考察
今現在先行から積極的に効果ダメージで決着をつけてくるスタンバイバーンデッキへの唯一の対抗策として挙げられる。
そのデッキ対策のためだけにランク戦で採用するのは枠が勿体無いかもしれない。
ダメージステップ中にも発動することができる。
ちなみに相手が相手自身にダメージを与える効果でも発動を防ぐことはできる。
すでに表側表示になっているカードを防ぐことはできないので注意。
幻惑の巻物(R)
装備魔法
・属性を1つ宣言してこのカードを発動。
・装備モンスターの属性は宣言した属性になる。
?ゴールド、R宝玉×?、魔の石×?
考察
このカード単体ではとてもアドバンテージを稼ぐことが難しい。
属性を変えることで効果が発揮するカードと合わせて使いたい。
または属性を変えることで弱体化させることができる場合、このカードを相手モンスターに装備させて弱体化させるといったこともできる。
他のカードと組み合わせること前提であるため、とてもコンボ向きのカードである。
コンボ例
「幻惑の巻物」+「霊使いシリーズ」
霊使いモンスターが奪取するのに対応する属性が相手にいない場合、このカードを相手モンスターに装備して属性を対応した属性に変更させる。
これにより、相手モンスターをノーコストで奪取することができる。
全体的な考察:今回は局所的に使えるカードが多い
今回追加された4種類のカードは汎用性が高いというよりかは局所的に使えるカードばかりな印象である。
正義の味方カイバーマンは「青眼の白龍デッキ」にしかほぼほぼ採用されない。
グラヴィティ・ベヒモスはそれを生かした専用デッキ構築でないと活かしきれないと思う。
ライフ・コーディネイターは対「スタンバイバーンデッキ」への対抗策として使われることが今現在ほとんどであると思うので狙って使いにいくカードとは言い難い。
幻惑の巻物はこのカードと相性の良いカード組み合わせが採用するうえでアドバンテージが割りに合わない場合も。
その中で今回の目玉カードは「ライフ・コーディネイター」である。
先行で決着がついてしまう恐れがあったスタンバイバーンデッキにようやく対策ができた。
環境次第ではライフ・コーディネイターの採用率次第でスタンバイバーンデッキの勝率も変わってくるだろう。
次点でカイバーマンといったところだろうか。
今後の青眼の白龍デッキが楽しみである。