普通に使うだけだとステータスが低く使いにくい《ドリームピエロ》ですが、上手く使いこなすとこのカード1枚で相手のカードを何枚も好きなタイミングで破壊することができます。
《ドリームピエロ》ってどんなカード?
除去カードの少ないデュエルリンクスでは、高打点のモンスターを問答無用で破壊できる《ドリームピエロ》は、上手く使いこなせばかなり強力なカードになります。今回は、その活用法を紹介していきます。
《ドリームピエロ》のステータス
効果モンスター星3/地属性/戦士族/攻1200/守 900フィールド上に攻撃表示で存在するこのカードが表側守備表示になった時、相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して破壊する。
《ドリームピエロ》の解説
モンスターは通常召喚したターンは表示形式の変更が出来ないため、普通に使う分には1ターン待ってからでないと効果が使えず、低ステータスのために返しの相手ターンで戦闘破壊されてしまうことが、ほとんどですが、表示形式を変更するカードと組み合わせることによって、使い減りしない除去カードと化します。
攻撃を無効にするカードも、デュエルリンクス中にまだほとんど登場していないので、今後のカードプール増加によって、更に強くなる可能性を秘めたカードと言えるでしょう。
《ドリームピエロ》と相性の良いカードはこの3枚!
前述した通り、表示形式を変更するカードと相性が良い《ドリームピエロ》。その中でも特に相性が良いカードを紹介します。
《砂漠の光》ネオインパクト収録 R
相手のフィールドのカードに干渉しないため、本来であれば使いにくく、リバースモンスターを自分のターンに即発動するためくらいにしか使われない罠カードですが、《ドリームピエロ》との相性は抜群です。
《砂漠の光》の効果
通常罠
自分のフィールド上に存在するモンスターを全て表側守備表示にする。
【見出し4:砂漠の光の解説】
《ドリームピエロ》と《砂漠の光》のコンボは大きく2つのメリットがあります。
《砂漠の光》の解説
まずは、《砂漠の光》を先にセットしておけば、《ドリームピエロ》をドローしたら即座の効果を使うことが可能な点。劣勢時はこれによって盤面をひっくり返すことが可能です。
さらにもう1つが、《砂漠の光》がいつでも発動できるフリーチェーンである点です。相手のバトルフェイズ中に発動すれば、攻撃するはずだったモンスターを破壊してドリームピエロを守りつつ、次のターンのダイレクトアタックへ繋げることができます。
破壊したモンスターが下級をリリースして出した上級モンスターであれば、さらに相手の損失が大きくなるので、相手の出方をみてから出すことができるこのコンボが決まれば、勝負の流れを大きく自分へ引き寄せることが可能です。特に、《ドリームピエロ》を複数体フィールドに並べられた状態で、このカードを伏せていれば、《聖なるバリア-ミラーフォース-》を彷彿とさせるパワーカードと化します。
《アヌビスの呪い》リシドレベルアップLv.21で入手 R
リシドのレベルアップで手に入るため、1枚しか手に入りませんが、パックやトレーダーと違い、狙えば確実に入手できるカードです。
《アヌビスの呪い》の効果
通常罠
フィールド上に表側表示で存在する効果モンスターは全て守備表示になる。発動ターン、それらの効果モンスターの元々の守備力は0になり、表示形式の変更ができない。
《アヌビスの呪い》の解説
《アヌビスの呪い》の最大のメリットは、このカード1枚である程度機能する点にあります。前述の《砂漠の光》は他のカードとのシナジーが薄く、単体では、戦闘ダメージの軽減程度にしか使うことができませんが、このカードは、相手の攻撃してきたモンスターに対しても使用可能であるため、時間稼ぎになります。
また、守備力を0にする効果もあるため、自分のターンに使えば大型モンスターの戦闘破壊にも繋がります。
デメリットとして、通常モンスターに効果がない点が上がり、ダイナソー竜崎の恐竜デッキなど、通常モンスターが主力になっているデッキには使い辛いですが、元々の狙いである《ドリームピエロ》と組み合わせれば、どんなモンスターでも破壊できるため、《砂漠の光》と同じくフリーチェーンで打てるこのカードの使い勝手は抜群です。
《悪夢の迷宮》カードトレーダーで交換 N
カードトレーダーで交換できるカードの中でも、比較的、安いポイントで交換できるため、入手が容易なカードです。
《悪夢の迷宮》の効果
永続罠
各ターンのエンドフェイズ時、ターンプレイヤーのフィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの表示形式を変更する。
《悪夢の迷宮》の解説
このカードの利点は、何と言っても永続罠である点です。
ドリームピエロデッキの妨害が上手いこと噛み合って、何ターンも戦闘破壊されない状態が続くと、カード消費がない状態で、相手のモンスターを何体も破壊することができます。
さらに、相手ターンで召喚されたモンスターが、守備表示になった状態でこちらにターンが回ってくるため、こちらのモンスターが低ステータスでも戦闘破壊に繋げやすくなるため、こちらのペースへ持ち込むことが容易になります。
玄人好みのトリッキーな動きが魅力の《ドリームピエロ》
以上のように、かなりトリッキーな動きをする《ドリームピエロ》。《ビックシールド・ガードナー》など、守備表示にすることで真価を発揮するカードと一緒にデッキに組み込めば、玄人好みの通なデッキに仕上がります。